2010年8月30日月曜日

8/30

作曲がのってきましたので、なかなか面白い曲ができています。

最近、いろいろなモチーフを元に曲を作っていますが、
「林道」の曲を仕上げました。あとは、
 ■egretta alba(ダイサギ)
 ■螺鈿
 ■夕暮れ~夜
が目標としては残っています。

制作途中で方向が逸れれば、それはそれでよし。
でも画材を意識して、その輪郭、意義を曲に投影する練習です。


今日は、三島の「クレマチスの丘」にある、「ビュフェ美術館」に行きました。
直線と虚無、実存と表現。
新具象派といわれる、存在の画家だそうです。

多くは暗く、切なさを感じます。いくつか風景画などは好きなものがありました。

彼のインタビュー集には、
ピカソに関してのコメントを求められ、ピカソの作品のある部分に対して、
「あんなもの作るぐらいなら、釣りにでも行ってたほうがましだったのに。」
という発言があり、笑ってしまいましたが、

なるほど多くの芸術家が、その域を脱していない作品を「発表」していることに、
身につまされる思いがしました。

みんな釣りにでも行きましょうか。。

2010年8月29日日曜日

8/29

かねてから「武満徹」の、「小さな空」という曲を歌いたかったのですが、
初めてコピーしてみました。

つのだたかしのリュートの伴奏のバージョンを、ギターにちょっといただきました。
いかん、歌いながら泣いてしまうので、しばらくライブでは出来ません(笑)


日本語は、日本語らしく歌われるべきだと思います。

「夏の思い出」などの作曲家の中田喜直は、
なるべく日本語のイントネーションからメロディーがかけ離れないように作曲したそうです。
(関西では、違うメロディーになったりして。)

言葉を途中でぶちぶち切ってしまうのも、それが効果的でなければ、よくないと思います。

「つぼみを あげよう にわのはー   なみずき」

ある歌手が、はなみずきの「は」と「な」の間でおもいっきり息継ぎをしてましたが、
普通にしゃべる時はそうはしないですね。

それに「たちつてと」の発声が「つぁ」「つぃ」「とぅ」「つぇ」「つぉ」みたいになる歌手は心から…、
いや、言い過ぎました。

考察

最近は、日の落ちるのも段々と早くなりました。
月がとても綺麗でしたよ。

真綿を薄く張ったような雲に、山吹色の月です(若干、古臭い形容ですが…)。

いや、なぜそういう言葉を使うかというと、最近の流行り歌の歌詞の問題について、
バイクにのりながら考えていたのです。

活字離れや、パソコンや携帯の普及などによる、語彙力の低下が流行り歌にかなり影響すると、
教育に対して無責任にも、そういう思いに達しました。

丸谷才一がすでに30年前に、日本語教育について、かなりの批判を下していましたが、
僕らの(自分も含めて)絶対的な言葉の知識量は、昔に比べて確実に減ってきていると思います。

おらがうっちんだら みちばちゃいけろ
とおるひとごち はなあぐる
はなはなんのはな つんつんつばき
みずはてんから もらいみず

と言っても何の事だかわからない。
言葉の中に情緒を感じ得なくなれば、「自分は弱い」とか、
「君のことが好きだよ」とか、他人の日記みたいなことに共感するしかなくなる。

古い歌には流行り歌とはいえ、もうちょっと情緒的な言葉が、使われていたと思いますが、
自分も勉強不足と思いあわてて、詩集などをひも解いたりしている今日この頃です。

 「みちばたの 名も知らぬ花が…」と歌う前に、
花の名前ぐらい調べなよ、と思うのですが僕だけですかね?


夕方になると
白いかもめの群が
隅田川の方を指して渡つてゆく
空の澄んだ日は
くっきりと浮彫りにされて
優しいつばさの音まで
はたはたときこえて来る
毎日のやうに規則正しく
夕方になるとそれが見られる
いつも一日の仕事が終わって
庭で休むとき
はたはたと渡つてゆくのを見る


これは室生犀星です(^^;)
恥ずかしながら、自分もミュージシャンとしての義務を果たしたく焦っています…。

2010年8月28日土曜日

8/28

昨日は、UHUにて、埼玉よりミュージシャン「ヤマザキヤマト」さんをお迎えしてのライブでした。

出演は
1.黒木翔太      古いブルースや、カントリーの弾き語り。意表を突く選曲です。  
2.おざわりお     ピアノ弾き語り、オリジナル。素敵なかわいらしい詩の魅力がありました。
3.丸山研二郎    自分はどう聴こえてるのかわかりません(^^;)
4.ヤマザキヤマト  世にも珍しいパーカッション叩き語り。癒しのパワーを深く感じます。
5.青田ケンイチ   言わずもがな。。

一人ひとりは上手でも、
同じようなアプローチのミュージシャンが何人も出てくると仕方なく、飽きてしまったりします。
ここまで個性派がそろうのは珍しいんじゃないでしょうか?

みんなそれぞれ個性があり、それに技量も伯仲し、
最後まで飽きずに楽しめたイベントだったと思います。

来てくれたみなさん。
ありがとうございました。
多謝。

2010年8月27日金曜日

8/27

うちの裏の「チュピチュピの森」の林道がコンクリート舗装されてしまいます。
なんだかとてもかなしい。

予算拡充のためでしょうか。
農家のトラックすら通らないような道を舗装して何になるというのでしょう。

実家の裏の道もそうでした。

民家すら一軒もなく、人も犬の散歩でしか通らないような道なのに、
せっかく素敵だった土手や、カエルやイタチたちが生活していた川のほとりが、
草ひとつないコンクリートにかわってしまいました。

僕の大好きだった、2本の栴檀の木も、その際、車が通るのに枝がじゃまだからという理由で、
全部根こそぎ抜かれてしまったのです。
そこで生活をしていたので一番わかります。車なんてうちの車以外通りません。

8/26

今日は「マキタさんとミッちゃんトコ」で演奏でした。
お客さんはみんな、よかったよと言って帰ってくれましたよ。

しかしライブには、楽しかったなーというライブと、
ちょっと調子悪かったな、というライブとありますが、
どっちともいえるライブでした。

○お客さんの聴きたいものを、提供する。
○自分の好きな曲を、聴き手の共感できる技術、タイミングで演奏する。

なかなか難しく、相反するけれども、並行して体得しなければならないことだと思いました。

演奏中に落語の、
「芸人に上手いも下手もなかりけり、行く先々の水に合わねば」
という歌をふっと思い出しました。


今日は平日で、街はひっそりしており、帰り道、静かな通りをとぼとぼ歩いていると、
やさしいような照れくさいような、誇らしいような、不思議な感覚にとらわれました。

うちに帰ると、昨日シャボテン公園で買ってきた、新しいサボテンたちが、
すっかり植木鉢に植わっており、出迎えてくれました。

おかげさまで今日も、いい演奏ができたようです。

2010年8月26日木曜日

8/25

今日は、少し特別な日でしたので、ちょっと遠出をし、伊豆へツーリングに行きました。
途中で「シャボテン公園」に立ち寄りましたよ。

ただの観光地と侮るなかれ。その博物性に感動をおぼえます。
世界中から集められたサボテンは、多様で、デザインも興味深く、素敵なものばかりでした。

目玉は樹齢(?)160年の「金鯱(キンシャチ)」という巨大なサボテン。写真一番上。
強烈なデザインですね。(写真のものは50年ぐらいだそうですが…)

植物とはいえ何となく愛嬌があり、それぞれに性格があるような気がして、
かわいく思えます。
もちろん、サボテンだけじゃなく、どんな植物もかわいいです。

僕らの隣にいた若いおねえさんが、いろんなサボテンや動物を見て、
グロテスクなものには、しょっちゅう「うわ、気持ち悪!」と連発していましたが。
自分が見ず知らずの人にいきなりそう言われたらどう思うんですかね。。

言葉はわからなくても、気持ちは伝わるものです。
僕はかわいいと思っていたのだけど…。

「観るものは観られるもの」だと教えてあげたくなりました(^3^)

そういえば、世にも珍しいサボテンを見つけましたよ。
何でも静岡原産でギターを弾きながら歌うサボテンとか?
 どうでもいいですか。


2010年8月24日火曜日

castanopsis

曲を仕上げました。

「castanopsis」というタイトルで、
いろいろ移り変わる風景の中に木が立っている、というようなイメージの曲です。

最近、どんどん新しいメロディーが出てきます。
聴く人がどう思うかは別として、
今までの自分の曲にはなかった、新しい面を発見しています。


ひとつ新しい活動をすることになったことが、張り合いになっています。
“静かなギター”荒井豊さんとのギターデュオです。
ジャズ、インプロビゼーション、新しく懐かしい空間音楽(←これは、クリシェですね。)
素敵なバンドになればなーと期待します。。


夕方はもう秋の風でした。
かなたの打ち上げ花火が、何となく名残惜しそうにしてました。


今日の夕飯に、近所の蕎麦屋で晩酌をしましたよ。

蕎麦屋でのむというのも、なかなかオツですね。
生意気にも、なんだか大人になったような…。

まだまだ修行が足りません。

8/24

久々に作曲三昧の日々をおくっています。
あたらしい試みに、目標を立てました。

1 暁光Ⅱ                    
2 朝の光に      
3 螺鈿(仮)
4 White
5 タイトル未定1
6 castanopsis
7 Egretta alba
8   五月雨と緋色の山
9 残照~夜

タイトルから先に決めるというやり方は
初めてですが、
やってみると意外に面白いです。

あとは設計図を描いてみます。
こういうことをやると音楽そのものから、
思考が離れていきます。

でも、だんだん補助輪が取れていく過程も
いいものです。

今日は、「castanopsis」を完成させます。

2010年8月23日月曜日

8/23

今日は猛暑でした。

しかし二十四節気では「処暑」といって暑さの収まる季節なのだそうです。
なるほど、もう夜になると虫が鳴いて涼しさが傍だってきます。

春が夏になり、秋になり、冬になったり。
朝が昼になり夕になり夜になったり。
そういうことはとても素敵だと思います。

今新しい楽曲集の構想を練っていますが、そんな移り変わっていく季節の様と、
そこに佇んでいる木をモチーフにしてみます。

その手法としてギター、2本による対旋律を考えているのですが、
僕は弦楽器しか弾けないので、ピアノが弾けたらな~と思いました。

8/22

昨日の話。

久々にたのしい演奏を聴きました。

UHUでチケットのモギリのアルバイトをしてきましたが、
東京からとても素敵なバンドが来ていました。

おそらくスタジオミュージシャンの3ピースバンドという感じですが、
皆、すご腕にも関わらず、テクニックのひけらかしもなく、
それをお客さんを楽しませるということに、効果的に使っていました。

しかし、あのビジュアル系バンドのようななりで、グラムロックのような演奏で、
カントリーのような、スパニッシュのような速弾きテクのギターに、
アニメソングのようなオリジナルに、ジュリーや、尾崎紀世彦のカバーに、
劇団タッチのMCはなんだったのでしょう。


1時間半ぐらいやったけど、全然飽きませんでした。
それにアンコール2回というUHUではめったにない珍事(?)。

自分はお客さんを笑わせたり、踊らせたり、という楽しい演奏はできないけど、
見習わなきゃいけない部分がたくさんありました。

「あーいい時間をすごした。」と実際思ったわけですから(^^)

2010年8月22日日曜日

8/21

大気が曇ってすこし湿っており、昼間の暑さのわりに、すずやかな夜です。
こおろぎが歌っています。

もう秋になろうとしています。


今日は、「フォークテラス海風」でライブでした。
何かが少しよくなったような、手ごたえを感じました (自己満足でないことを祈ります)。
正直楽しくうれしい演奏だったのです。

実は今日のライブは、ほとんどカバーの演奏でした。
先述のEgberto gismonti の「Palhaço」という曲をはじめてライブにかけました。


僕が前に共演したあるギタリストは、
かつては作ってはいたけれど、今はオリジナルを全くやらないという人でしたが、
人の曲でも、自分の曲のように好きなものを、そのように演奏するんだと言っていました。
 なんて素敵なんだろうと感動しました。そして実際彼の演奏はすばらしい。

変な例だけれど、スポーツの試合で、個人の記録よりもチームの勝利が大事。
という言葉をよく聞きますが、人の曲だからとか、自分の曲だからとか、
何の思いを伝えたいとかそういうことを言う前に、ライブ全体を考えて、「今日来てよかったな。」
とお客さんに少しでも思ってもらえるような演奏をするのが、一番大切だなと思いました。

カバーをやるから偉いなんていうつもりはこれっぽっちもないけれど、
僕にとっては自分の思いだけ押しつけるということが最も辛いのです。

もちろん自分の曲の表現、アイデアの探求もしたいですが。
僕はそれだけじゃなくて、技術的に至らなくても、やっぱり音楽ぜんたいを愛している。
と思ったのであります(^^)

だって素敵な曲が世界にはいっぱいあるじゃないですか♪