バイクで走っていると、金木犀の香りが本当に気持ちがいい。
そのまま走りながら空気になりたいと思う時があります。
3日間のライブ週間が終わりました。
自分言うのもなんですが、3日ともこまかい演奏の反省点は別として、とても「いい時間」だったと思います。
来て下さったお客さんも、そんな風に感じて下さっていれば嬉しいのですが。
■Peekaboo!ライブ
絵本の店Peekaboo!(ぴいかぁぶう)さんとも段々いいお付き合いになってきました。
絵本の店なのですが、お客さんは何故か年輩の方が多い。
朗読の会や、お芝居などを定期的に行っていて、いろいろな世代の方に開かれている、とても気持ちのいい場所です。
みんなで一緒に歌える曲も混ぜながら、ゆっくりと演奏することが出来ました。
意外なお客さんも来てくれた。ウレシイ。
今回はソロでしたが、次回12/13は、朗読の方と半分ずつライブをしようということになりました。興味のある方は是非!
■UHU「銀の演奏会」
強い音、やさしい音、シンプルな音、複雑な音、いろいろな音が含まれていた今回の銀の演奏会だったように思います。
出演の黒木翔太さん、ノーザンスターさん、バンド「Sofa」さん、ありがとうございました。
それぞれの演奏を聴いていると、みんな何を思って生活をし、日ごろどんな事を考えているのかよくわかります。
前向きな事も、後ろ向きな事も、その全部の生活や日ごろの出来事が、とても尊く思えます。
演奏や歌、バンドの上手い下手はもちろん大切ですが、僕は、その向こう側にあるその人の思いや、心の形をステージに置いていってほしい。
そして出演者もみんなお客さんになって、それを見守り、かみしめたい。
UHUはそんなライブハウスだと思います。
かく言うわたくしの演奏は、ちょっと疲れが出たのか、ミストーンが重なってしまった…。
お客様…、申し訳なし。
しかし2曲披露した最近のノーザンスターとのデュオは、かなりまとまってきて、気持ちが合ってきました。
■カクタスハウス
大学の同級生でもあるベーシスト「Chuji」に誘ってもらって、デュオライブが実現しました。考えてみれば、出会ってから14、5年。2人だけでライブを企画するのは初めてであった。
それぞれのソロと、もう半分は、オリジナル曲とすこしのカバー曲を持ち寄ってデュオで演奏しました。
そして、お客さんの中に結婚したばかりのカップルがいらっしゃったので、お祝いの演奏を1曲。
Chujiは、その性格にいまだにつかみどころがない。
しょうもないことを言ってふざけているかと思うと、急にくそまじめに宗教や面白い思想の話をしたりする。
しかし彼はやはり上手い。それに何だかどうも、すこし以前と変わってきたようなのです。
今回の演奏では、不思議な化学反応が起きました。
帰りに食事をしたラーメン屋でぽろっと言った、「インド行ってこようかな。」
ど、ど、どうした??行って来い、行って来い!
若干、取りとめのない話になりました。
この3日間、久しぶりに来てくれた方や、お付き合いはあるけど初めて聴いてくれた方もいました。
とてもうれしい出会いもあった。
10月は、北陸ツアーや、ダンス公演も待っています。すこし休んで、またぶつかっていきたいと思います。
皆さまありがとうございました。
さてひとつ、この3日間で印象に残った曲。
Chujiのベースソロ。ループやエフェクターを駆使したアバンギャルドな演奏が一体どこへ行くのかと、若干の不安を持って聴いていると、急に宮沢賢治の「星めぐりの歌」が聞こえてきました。
ベースで弾く星めぐりの歌は、どっしりしていて、深い安堵感がやってきました。
なるほど、最後にしてやられた、という感じです。
宮沢賢治 星めぐりの歌
https://www.youtube.com/watch?v=q0gQSKKjh9M