2012年10月31日水曜日

10/30


先日、モンゴル旅行に行ってから、向こうの人が妙に甘いジュースや、炭酸ばっかり飲むので自分も影響されてしまって最近そんなものばかり飲んでいましたが、さすがにあったかい飲み物の欲しい季節です。

ホットワインが何だかいいですね。

悪酔いしないし、じんわりと体の中があったまる気がします。


不詳、私も、30歳になりました。

何人かの方から、お祝いのメールをいただきましたが、本当に心が温まる思いです。

この場を借りて御礼を申し上げます。


よく大台などと言いますが、前に、10進法で数えるから繰り上がって台ができるので、時計は12進法なんだし、新しい数え方を作ればいいんじゃないの?と笑い話をしたことがあります。

いち、に、さん・・・はち、きゅう、にゅう、ぽにょ、ぽれ、とか。

僕、にじゅうぽにょ歳です。永遠に30にならない。

もともとそんなに気にしていませんが、自分なりに節目を作ることは大切ですね。


音楽のほうは、新しい経験をもとに、今まで挑戦できなかったことにいろいろと手を出していきたいと思ったりもしています。

これからもがんばります。

2012年10月28日日曜日

10/28

降って湧いた連休も今日で終わり、また明日からがんばります。

夜のちょっとした仕事の帰り、あ、今日は昼間買った豚バラ肉を料理して食べるのだ、と思ったら妙に気持ちが明るくなりました。

食べ物のことを考えて、すんなり食べたい物が浮かんだ時の幸せ。

食卓や、外食ならそこに向かうまでの道のりが、何だか希望に満ちているような気がします。

決して値段の高いものは要りません。


しばらく仕事とライブに追われていて、ゆっくり自分のことを考える暇がありませんでした。

もちろん自分はライブが好きですが、いろいろと曲や言葉を考えたり、心から演奏したいと思える曲を練習している時間のほうが好きです。

きらびやかなステージではなくて、日常生活の中にこそクリエイティブな瞬間は有るべきだと思います。僕が言えることではないですね。


しとしと雨は不思議と心がなごみます。うちの福祉施設の障害を持ったメンバーが、同じようなことを言っていました。

いつか同じ安らぎを心にとらえることができるでしょうか。


Bugge Wesseltoft - Dreaming
http://www.youtube.com/watch?v=PMuKm1HKe-w

10/27



季節外れの朝顔が咲いていました。深い秋のミストーンですね。


新しい曲がだんだんと形になってきました。

実は今回は、バンドメンバーを集めるところから始めたいと思っています。知り合いなどに声をかけたりはしますが。

自分の心の中にある面白い音を実現させたいと、慾をかいてしまいます。


あ…、あの、とりあえず、女性ボーカルが2人必要なのです。ちょっと変わった音楽に興味のある方、一緒にやりませんか~。

急募 経験者求資格不要社保無賞与有(雀涙)女性が活躍する職場です(?)

いやいや男性でも可です。

現在がんばってデモ音源を制作中なので、興味のある方はぜひ声をおかけください。

2012年10月27日土曜日

10/26

今日明日と、神奈川県の葉山に演奏に行くことになっていましたが、ちょっとした都合により無しになってしまいました。

なので急に連休ができてしまったのです。

やっと、頭の中にぐるぐる回っていた音を形にすることができる、かもしれません。


最近、新しい福祉の仕事を始めたと前に書きました。それは、お年寄りの家に貸しているベッドや車いすなどの福祉用具の点検に行って、最近どうですか~?とやるような仕事なのです。

そんな中で、素敵なおじいちゃん、おばあちゃんに出会ったりするとうれしくなりますが、そういえば自分はおじいちゃんというものをほとんど知らなかったということに気がつきました。

母方は僕が生まれてすぐ、父方も僕が小学校低学年のころに亡くなってしまったので、まったくおじいちゃんと話をしたり触れ合ったりした記憶がないのです。

その分、おばあちゃん子でした。

そういうことって、自分の性格や物の考え方について、意外と影響を及ぼしているかも知れない、と思ったりするのです。

なので、仕事中もおばあちゃんとは気構えせずに話せるのですが、おじいちゃんとはどうも感覚がつかめずにいます。

こちらの勝手な感覚の問題ですけど。


仕事中、車でラジオを聴いていたら、ラヴェルがマラルメの詩に曲をつけたという音源がかかっていました。とてもきれいに聞こえたので、探してみました。

Maurice Ravel - Trois Poèmes de Stéphane Mallarmé

2012年10月25日木曜日

10/24

ブラジルには、「ムジカ・インファンチル」というジャンルの音楽があるということを知りました。

直訳すると「無垢なる音楽」とでもいいましょうか。

簡単にいえば、子供向けの音楽なのですが、それは大人の勝手な先入観で作った子供じみた音楽ではなくて、大人も子供も一緒に聴いて楽しめるものなのだそうです。


最近の子供向けの音楽はどうも(?)マークがついてしまうようなものが多いような気がします。

考えると、自分の場合、父親が聴いていた交響曲とか、抒情歌とか、変に、子供のためにと意図されていなかったもののほうが、明らかに自分の心の素養になったと意識できることがあります。

ただ覚えやすいだけの駄文を学ぶよりも、意味は分からなくても美しい日本語で書かれたものに触れるほうが、ずっと役に立つ、と何とかという文豪は書いていましたが、音楽にも同じことがいえるかもしれません。


大人になると、知識的な理解度は増して、より深いものを求めるようになりますが、根本的な「感じる力」と、その「感じた内容」は子供も大人も変わらないと思うのです。


YOUTUBEで「MÚSICA INFANTIL」と検索しても大したものは出てきませんでした。

もちろんそれは同じように「JAZZ」とか「ROCK」と検索してみればわかることです。


僕はエグベルト・ジスモンチのアルバムにそういうコンセプトのものがあって、素晴らしいと思ったのですが、それはどうも出てきませんでした。またジスモンチか、と思わないでください。

Egberto Gismonti -  Hino do Carmo
http://www.youtube.com/watch?v=IMxKFYkfXSk&feature=related

2012年10月24日水曜日

10/23

このところ仕事でバタバタしていて、肝心な音楽のことをしている暇がなかなかありません。

まあ、これは自業自得なのです。


疲れた時に聴く曲、というと何だろうな、とふと考えました。

こういう場合に聴いてもらいたい、という風に考えて曲を作るのはあまり好きではありませんが、聴く立場になると、やはり必然的に用途を選んでしまうものです。

疲れにもいろいろありますね。仕事の疲れ、恋の疲れ、人間関係の疲れ。静かに慰めてほしい時、力強く鼓舞してほしい時、気分転換したい時。


Bugge Wesseltoft - Yellow is the colour
http://www.youtube.com/watch?v=LydYEu1frR8

Enrico Rava y Dino Saluzzi, Le But Du Souffle
http://www.youtube.com/watch?v=wU1LTAi2S2c

月のあかり・下田逸郎
http://www.youtube.com/watch?v=IL6I7V9Tonc

早起き名人会 10回 三遊亭金馬 「佃島」 ゲスト・圓楽師匠
http://www.youtube.com/watch?v=OqC47VHN9fY


音楽じゃないのもまじってますが。

最後は「無音」が一番です。

2012年10月22日月曜日

10/20、21


そろそろ金木犀の香りもしなくなり、どんどん深い秋になっていきます。

ライブハウス「騒弦」にて、会津里花さん企画のライブに出演させていただきました。次の日には、浜松市は、浜北駅となりの「おとぎ草子」さんにて、The Fawnでの演奏でした。

いつもとは少し違った客層の中で、久しぶりに新鮮な感じがした2つのライブです。

騒弦では、熊本からきたシンガー「川瀬桂」さんと、リカさんの「The Rose」などを演奏しました。少しだけ深い演奏ができたような気がします。


僕は、小ぢんまりとした街が好きです。

浜北駅の隣にある「なゆた浜北」というビルの中におとぎ草子さんはあります。それは、生涯学習センターや図書館を併設した小さなショッピングモールで、夕方などは近所の人の憩いの場になっているようです。

外のベンチに座ってぼーっとしていると妙に落ち着きました。

また、違う街に素敵な人たちが集まっています。The Fawnを気にいって下さり、ライブに誘ってくださった「ルゥ&よっぴー」さんに感謝します。

ただ、今回のFawnの演奏は少し反省点が多かった。

細かい部分のツメの甘さが目立ってしまいました。少し細かいアレンジへの気配りの必要性を感じます。

2012年10月20日土曜日

10/19

またUHUに「近藤智洋」さんがやってきて、前座をやらせていただきました。

音楽の仲間、と僕が言うには恐れ多いが、あちらはきっと僕のことをそう思ってくれているだろう、と思います。

素敵な交流をさせていただいているミュージシャンです。

今回の近藤さんは、アーム付きの「テレキャスター(エレキギター)」を持って、トレモロなどのエフェクターをかけて弾き語りをしていました。

全体が幻想的な雰囲気になってとてもよかったのです。


今度は僕も東京のほうに出向いて行きたいものです。


最近、ぽそぽそと新しい歌の言葉を書いています。そうすると、どうもブログの話が思いつきません。

言葉をイメージするということはどこか頭でつながっているんだなと思いました。

2012年10月19日金曜日

10/18

夕方、仕事から帰ってきてライブに行く前、あんまり疲れたので30分ほど寝ました。

しばらくうとうとしてふと起きると、もう暗くなっていて、まるで自分がどこかさびしい外宇宙に放り出されて、彷徨っているような気がして、言い知れぬ孤独感を感じました。

よく、昼寝をしたりすると、自分がどこの時間軸にいるのか分からなくなって、休みなのに仕事に行かなきゃ、と思ってとび起きようとしてしまったりすることがありますが、僕は、とにかく生まれてこの方、すっきりときれいに目覚めたことがありません。

寝て起きた瞬間の、はてしない空洞な感じは、何とも表現しきれません。


きっと生まれるのも死ぬのもへたくそなのですね。

妙にまじめなことを書いてしまった。


明日も早い…。がんばって寝よう。Zzz


今日は、風太さんの企画のライブにちょこっと出演しました。

自分も少しいい演奏ができ、対バンのみなさんも素晴らしい演奏でした。

昼間の仕事も充実していて、いい日だったのです。

2012年10月17日水曜日

10/16

久しぶりに夜、時間があったので、お風呂に行きました。

ゆっくりサウナに入ってリフレッシュできました。


秋の風はふっと心に何かをしのびよせます。


今日の一曲。

Bugge Wesseltoft & Dhafer Youssef
http://www.youtube.com/watch?v=cKoJuiAQ83Q&feature=related

2012年10月16日火曜日

10/15

仕事を終えて、夜、近所の某公園のベンチで、オカリナ吹き長谷川さんと練習をしました。

いろんなところを蚊に刺されましたが、とてもいい練習でした。


合間に、もともとギタリストでもあり、サックスでもビ・バップ、モード・ジャズなどを吹いていたという長谷川さんは、いろいろとジャズの理論、方法論を教えてくれました。

というよりも、どうやって感覚的な発想から、「自分なりの」理論を導き出すかということ、といったほうが正確かもしれません。

難しい技術の必要な音楽の世界では、多くの人が、大切な感性よりも先に理屈にとらわれて、パズルのように音の組み立て方の様式を提示するだけになってしまいます。

僕たち弾き語りの世界では、逆に発散するばかりで、練習や勉強をしない人が多いような気がします。

僕はどちらもへたくそですが、自分に足りないものが今までよりもよく見えました。

結局のところ自由に発想すればいいんだ、ということなのですが、それが無知な自由ではいけないのです。

何だか具体性を欠く話です。つまりそれが自分の欠点ですね。


秋の薄くて高い雲が、暗くなっても夜空にぼんやりと張り付いて、ところどころ星々をすかしていました。その下をたくさんの鳥の群れが渡って行きました。

一年のうちで、いちばん空がきれいな季節です。ところがよく考えると一年中、今がいちばんきれいだと思っているのです。

まあ、良いも悪いもそんなことかもしれません。

2012年10月14日日曜日

10/12、13

今回の、UHUでのイベント「七間町夜の森」は、今までの中でも特に良かったような気がします。

少しだけ、また演奏の中で新しい気持ちになれました。


今さらやっと、という感じもしますが、知らないお客さんにも堂々と、自分はこういうことをやっています、と素直に表現できるようになってきました。

もちろんその内容がいいかどうかは別の話ですが。

ただ、今までよりは素直に、まっすぐに練習ができるようになったのです。



翌日、僕の勤めている福祉施設で、新しいNPO法人を立ち上げるためにずっと準備をしてきた、設立総会が行われました。

僕の役目は、申請書類を作ることと、総会の司会をすることと、会議議案の説明と、後でみんなで交流会をするときの、余興演奏をすることでした。

なんと、いつものライブより出ずっぱりなのでした。

しかし、これも役得というか、あまり普段体験することのない仕事を1から覚えることができていい経験になりました。


その帰り、車で、CDをかけて聴いていると、ああ音楽が聴けるっていいな、となぜか真剣に思いました。

今週は急がしかった…。また来週も忙しいのです…。少しだけ休ませてくれないかな。だめですよね。


最近よく聞いている音をいくつか。

Egberto Gismonti - A Fala Da Paixao

Hermeto Pascoal  - Renan

John Dowland - Pavan Lachrimae Antiquae

2012年10月13日土曜日

10/9、11


今年も、寸又峡演奏会が終了しました。

もうこのホテル「翠紅苑」さんとお付き合いを初めて、8年目になります。

こういった余興演奏で、こんなに長く続けることができる場所は他にはめったにないと思います。ありがたいことです。


静岡から車で山道を2時間も走ると、どんどん秋が深くなって、その雰囲気だけが濃縮されていく感じがして、ある種つながりのない別の時空に来たような気がする時もあります。

いろいろな場合はありますが、そんなところでゆっくりしようという方がお客さんでいらっしゃるので、僕たち演者も、お客さんも、一つのきちんとした目的を持って、その空間を一緒に作り上げることができる、いい音楽ライブに大体いつもなるのです。


今回は、

1、津軽あいや節
2、津軽よされ節
3、Over the Rainbow
4、主よ、人の望みの喜びよ
5、尺八独奏
6、見上げてごらん夜の星を
7、私の青空
8、津軽じょんから節

アンコール、島唄

という演目でした。


お客さんも、こんな山奥でこのようないいコンサートが聴けるとは思わなかった、などと言ってくださいました。もちろん、僕たちとしては反省点は多々あります。来年はもっといいライブができるように、1年間精進します。



ライブをして、お膳をいただき、温泉に入る。

お風呂で、八大師匠と喧々諤々、民謡の話をし、23:30ごろ帰路に尽きます。今回は山道で、鹿2頭と、タヌキ4匹を見ました。タヌキがかわいかった。

峠の休憩所で一服すると、師匠がおもむろに、積んできた天体望遠鏡を設置しだして、星の観察をはじめました。

東の空に、木星が輝いていて、それを望遠鏡でとらえると、4つの衛星がきれいに見えました。深夜の演奏の疲れに、素敵な贈り物でした。

師匠は、なんとかそれを携帯のカメラにおさめようと悪戦苦闘していましたが、結局うまくいかなかったようです。

自分の目で観るのが一番いいですね。

2012年10月11日木曜日

10/10

今回の伊太利亭は若い女性のお客さんが多かったです。

何となくかしこまってしまいますね。「んんっ(咳払い)、それでは演奏してもよろしいでしょうか。」なんて。

でも、みなさんゆっくり聴いてくださっていい時間になったと思います。

ゲストは、渡辺真由子さん。僕たちのいつものトリオのピアニストです。まゆちゃんの音が優しい空間を作りました。


マスターのコラムは、「はさがけ(はざかけ)」というものについての考察でした。

はさがけとは、稲刈りの時、最近はコンバインであっという間に稲とモミとに分けてしまうので、だんだんと見なくなった、田んぼに木のやぐらを組んで稲を干す作業のことで、大変情緒ある秋の風景の一つです。

地方によって形が違うようで、うちの実家のほうは結構高いやぐらでした。子供のころ農家の人のいない間に乗って遊んだことがあります。

最近の人は、自分で物事を作らなくなって、自分では何にも出来ないのに、「検索」などによって簡単に得た知識で何でも出来るような気になっている、というマスターのそんな意見です。

考えてみれば、食べ物を専門家が大量にこしらえて売ってくれるようになりましたが、だからと言ってそれを享受している人がその分楽になったかというと、むしろ、その逆のような気もします。


もちろんこれは音楽にも言えることで、利便性だけに偏った機械でこじつけられたり、情緒のないその場限りの価値観で編まれた音楽によって、人が本当に健康になるかというと、どこかそうではないように思うのです。

不勉強な僕たちが少ない知識で勝手に作り上げた道徳を、それがまったく正しいとでも言うように、音楽に乗せて垂れ流すことによって、たくさんの人を逆に迷わせているのではないだろうか、という風にも考えたりします。

毎回、いろいろなことを教えられる、伊太利亭の演奏会であります。


体育の日が10月10日ではなくなって久しいです。

最近、祭日を土日とくっつけて3連休にしたりすることがありますが、僕はあんまり好きではないなあと思っています。

何となく「目先」だけな感じがしませんか。

2012年10月9日火曜日

10/9

また秋の風物詩、とこちらで勝手にそう思っている、寸又峡温泉ホテル「翠紅苑」での演奏会が始まります。

今回も三味線の「福居八大」師匠とともに行ってきます。


寸又峡は静岡の僕の家(駿河区)から、車で2時間弱ぐらい、山道を運転してたどり着く、幽谷です。

そういえば高校生の時、兄と、いい温泉があると聞いたからちょっと行ってみよう、と言って2人で温泉に入りに行った記憶があります。

まさか、そこで演奏をすることになるとは思ってもいませんでした。


今日と、11日の2日間、よる20時半より、40分ほどのロビーコンサートです。観覧無料。そのかわり日帰り温泉、宿泊などサービスご利用のこと。

なかなか遠いですが。情報だけ。



その間に挟まって、ライブが2本あります。


■10/10(水)
静岡紺屋町 『リアルフードレストラン 伊太利亭』
「リアルフードプロジェクト~音楽を感じよう~VOL.16」

出演 渡辺真由子、丸山研二郎 
19:30~21:00 ¥2500(食事付)

http://www.italytei.jp/


■10/12(金)
静岡七間町 『LIVEHOUSE UHU』
イベント「七間町夜の森・マルケンナイト」

出演 ザ・シンケン、aki、ナカムラタツキ、石田チビオヤジ、丸山研二郎
open18:00  start 19:00 前売¥2000 当日¥2300

http://livehouse-uhu.com/


こちらのほうももちろん力入っています。
ぜひぜひ遊びに来てください。

2012年10月8日月曜日

10/8


きれいな秋晴れが涼しい一日でした。

時間のたつのは早いものです。

3月に演奏させていただいた、磐田市の家具店「折々」さんでの次のライブは12月で…、ということだったので、ずいぶん先だな~と思っていたら、もう打ち合わせに行く頃になってしまいました。

さわやかな茶畑の中にある、とても雰囲気のいいショールームで、ずっと楽しみにしていたイベントです。

今回は荒井さん、まゆちゃんと3人で少し豪華に演奏してみたいと思います。もう少ししたら告知をあげたいと思います。


帰りに買い物をして、うちの奥さんが前から気になっていたという、藤枝の喫茶店「苑(その)」に寄りました。

ところが残念なことに、オーナーご夫婦がもういいお歳になって大変だというので、最近は喫茶は午前中だけの営業で、午後は豆売りだけにしたのだそうです。

仕方がないので帰ろうとすると、いや、一杯だけでよかったら飲んで行ってください、と時間外にも関わらずやさしく珈琲を出してくださいました。

ご夫婦の、とても気さくなお話しぶりと真心に、僕たちはすっかりファンになってしまったのです。

かつてはジャズ喫茶で、ライブもやっていたということ。木の内装がレトロで、外とは違った時間が流れているように感じました。入口の上に、僕の好きなマイルス・デイビスの「リラクシン」の絵が張ってありました。

また伺いたいと思います。朝だけやっている喫茶店も、意外と何だか風情があっていいなあと思うのです。

営業時間は10:00~13:00、水・木・日曜定休だそうです。


Miles Davis - Relaxin'
http://www.youtube.com/watch?v=6vNreXKw2Qw

10/5、6


しかし、よく考えてみれば自分も不思議な活動を始めたものです。

ギターを演奏して、それをお客さんに聴かせていろいろなところを回っているのですから。


今回は埼玉にて、パーカッション奏者「ヤマザキヤマト」さんとの共演で、西川口「如何屋(どうや)」、狭山市「fellows」の2か所で演奏しました。

縁というのは不思議なもので、ヤマトさんと僕の兄に偶然共通の友人が何人かいて、間接的につながっているというではありませんか。

なので西川口には、兄も友達と連れ立って遊びに来てくれました。

業界は広いようで狭いので、いまさら誰と誰が知り合いだったといっても驚いたりしないのですが、自分の身内がそういう話に入ってくるとさすがに不思議です。


今回の2つのライブ、ヤマトさんは、音響や構成が思ったように行かなかったそうで、また次に期待をしたいというようなことを言っていましたが、僕は自分のステージでは、わりと冒険もできて、ふっと自分の感覚が開けたような気がした、いいライブでした。


道中、新鮮な景色が自分の中に入ってきたような感じがして、新しい曲を作ったり、新しいやり方を試してみたくなりました。

この小さな演奏旅行で、なぜか不思議と自分の心がかちっと決まったような気がします。

もうナーバスな気持ちになることはないと思いました。

でもしばらくすればまた崩れてしまうことかもしれませんね。

2012年10月5日金曜日

10/5

昨夜は晴れていましたが、東の空に雷光が瞬いているのが見えました。

偶然用事で、東京に住む義姉と電話していたら、東京は土砂降りだということ。その雨の雲の一部が見えているのかなあと思うと少し不思議な気持ちになりました。


今から埼玉県に行ってきます。2年ぶりの埼玉です。東京以外の県にツアーに行くのも実は久しぶりです。


ゆっくり車を走らせて、途中で珈琲を買って、それからお土産を買って…、景色を見て。

練習しなさい。


それで行ってきます。

告知文は昨日の投稿をご覧ください。

2012年10月4日木曜日

埼玉での2本のライブのお知らせ

この3~4日、口内炎ができて、それが痛いのです。

食事、飲み物、歯みがきなど、「口」関係の動作がことごとく楽しくありません。

特に腹立たしいことには、何日もじりじりと同じように痛みが治まらないと思っていると、ある瞬間に突然ぱたっと治るのです。

ずいぶん痛めつけたからこのくらいで勘弁しといてやるぜ、とでも言いたげなのです。


大体時間的に考えると、明日、治る予定です。


できものがプチっとできて、何だか痛くてつらいなあと思っていると、いつの間にか無くなって今度は拍子がとれなくなり、そうするうちにまたどこかが擦り切れて痛んだりする。

そんな風に繰り返していきます。

時々、激しく息抜きを求めたり、親しい家族にわがままをしてしまったりしますが、まだ自分のことをわかって、話を聞いてくれる人が傍にいるということは幸せなことだなと思います。

ふとした拍子に、何かを乗り越えようと少しだけ勇気を出すことも…、あれ、何か違う話になってきました。

ちゃんと自分の心を揺らしてバランスをとるために時にはそういう痛い思いも必要なのかもしれません。


さて明日から埼玉に遠征です。

何だか変な前置きから始まりましたが、ライブの内容とは一切関係ありませんのであしからず。

お近くの方もそうでない方も、ぜひ息抜きにお立ち寄りください。



■10/5(金)
埼玉・西川口『如何屋(どうや)』
埼玉県川口市並木3-5-17

出演 ヤマザキヤマト(歌と民族打楽器)、丸山研二郎
21:00~ ¥1000 + オーダー
お問合わせ:如何屋  048-251-0009

http://kba21.groupies.jp/~dowya/index.html


■10/6(土)
埼玉・狭山市『Fellow's』
狭山市祇園4-47

出演 ヤマザキヤマト(歌と民族打楽器)、丸山研二郎
open 18:30 start 19:30
投げ銭ライブ(要2ドリンクオーダー)
お問合わせ:Fellow's 04-2957-5460

http://park.geocities.jp/rockinfellows/

10/3

もうすっかりセミも鳴かなくなってしまったし、「暑い」と思うこと自体も少なくなって、秋の夜長、という言葉が似合うようになりました。

夕焼けどきに用事で歩いていたら、広場で子供が遊んでいて、丸いサッカーボールがてんてんと芝生の上を転がって行きました。

涼しい、独特な秋のにおいのする風がわっとふき、何となくそんな光景に、今年の夏のあとかたも、はがれ飛んだような気がしました。


でも、ふとした拍子に、聴き残したハワイアンのメロディなどが浮かんだりすると、少し切なくなったりします。

Peter Moon ‐ My Sweet Sweetie
http://www.youtube.com/watch?v=JtgdM8zsI88&feature=relmfu


今日は、UHUにてショットガンブルースバンドの一員として、最近俳優としても有名な「竹原ピストル」さんの前座をつとめました。

ステージに上がるには助走が必要です。

幅跳びなどのように、ある程度の距離を飛ぶ覚悟をし、きれいに踏み切って、意味のある場所に着地しなくてはなりません。

竹原さんは、ジャンルだけでは、まったくと言っていいほど自分が普段聴いている音楽とはかけ離れていますが、ステージにいる間、ずっと飛んでいるように感じました。

たくさんの部分で、とても心に響く音、メッセージを与えてくれる人だなと思います。


もちろん人間は飛べません。

本当に飛ぼうとして、無様に着地する、これがミュージシャンの宿命というものかもしれません。

僕などはいつもそうです。

2012年10月2日火曜日

10/2

うちに子猫がやってくる…、はずだったのです。


知り合いから連絡があって、保護された猫の里親を探しているとのこと。

週末までに貰い手がなければ、処分施設に送られてしまうというので、もしほかに貰い手が現れなければ…、という条件でOKしていたのですが。

どうやら他にお里が見つかったようで、なかった話になってしまいました。


きれいな毛並みの黒猫だというので、勝手に「マイルス」という単語が頭に浮かび、家では、マイルスが、マイルスは、とすっかり家に来て名前まで付いたような気分で話していました。

きっといいお家に引き取られていったのでしょう。

黒猫の「マイルス」。

会いもしないのに情が移ってしまいました。

まあ、そういう命のあるものを欲しがったり、やりとりしたりするのはあまりいいことではありませんね。

たぬきでも風呂敷しょって遊びに来ないかなあ。

2012年10月1日月曜日

10/1

朝方ふと目が覚めると、窓越しにとても明るい月が輝いていました。

そういえば中秋の名月というものだったと思って、しばらく起きて眺めました。

台風が大気をきれいに洗ってくれたのでしょうか。


今、シンガーソングライター「ZilL」君が、あるラブソングコンテストに楽曲を応募するというので、その録音を手伝っています。

弾き語りの曲ですが、ドラムの代わりにカホンを入れ、ベース、キーボード、リードギターを入れ、香り付けにミニハープを入れ、多重録音でバンドサウンドにしました。

ほんとのバンドなしで、どれだけ音の厚みと、雰囲気を出すか、ということが悩みどころでしたが、まあ何とか形になったように思います。

毎回、いろいろなことを勉強させてもらいます。


夜は、いつも演奏させていただいている、「マキタさんとミッちゃんトコ」に顔を出しました。第一月曜日は「大木としふみ」さんの日です。

大木さんは、とてもきれいなギターのタッチを持っていて、僕はすっと引き込まれました。最後にマキタさんと二人で演奏した「ホテル・カリフォルニア」が耳に残っています。

実は、ホテル・カリフォルニアの最後のギターソロが大好きなのです。


最近、精神的に忙しくて、なかなか人のライブに行けなかったので、なんだか染み入る感じがしました。出してばっかりだとからからになってしまいますね。

どうやら風邪をひいたようで、今日は体調が悪いです。

これから数日は、大きな行事もなく普通の仕事なので、体もうまいタイミングでやってくれるものです。

週末には、埼玉に行きます。それまでに立て直さないと。


■10/5(金)
埼玉・西川口『如何屋(どうや)』
出演 ヤマザキヤマト(歌と民族打楽器)、丸山研二郎
21:00~ ¥1000 + オーダー

■10/6(土)
埼玉・狭山市『Fellow's』
出演 ヤマザキヤマト(歌と民族打楽器)、丸山研二郎
open 18:30 start 19:30

9/30


やはり人間は台風というものには勝てません。

a-cafeでのライブは一応来てくださる方がいらっしゃると思い決行しましたが、結局、実質お客さんは1人…。

結構な人数のご予約を頂いていたのですが、ちょうど時間的に暴風域にあり、電車なども止まってしまっていたので、軒並みキャンセルになってしまいました。

残念、と思いこそすれ、目の前にいらっしゃる方に最善を尽くすのが僕たちの仕事であります。

お店の方も客席に座っていただいて、ゆったりと演奏しました。


もちろん、そういった天気の日は無理して遊びに出たりしないほうがいいのです。少しでも雨風の被害が少ないことを祈るのみです。


久しぶりにセットリストを書いてみます。

前半
1、Wave
2、Aquarius
3、Palhaco(丸山ソロ)
4、しらさぎの歌
5、アイルランド民謡(荒井さんソロ、タイトル失念、ごめんなさい)
6、北街道の唄

後半
1、昼下がりの山口線
2、ふるさと~峠の我が家(まゆちゃんソロ)
3、主よ、人の望みの喜びよ
4、星空
5、ふきの傘
6、私の青空


最近オリジナル曲「Aquarius」のアンサンブルがまとまってきました。

とてもいい感じだと思います。