2013年5月29日水曜日

5/24 銀の演奏会


うっかり投稿を前後させてしまいました。こちらの方が先だった。

僕は自分でもやきもきするぐらい「日にち」に弱くて、あれは何年の何月だったとよく覚えている人がいますが、すごいなあと思います。


ノレンニュー・デ・オッシとのツアー、ファイナルは我らがUHUにて。

自分の企画に、彼らを招くことができてとてもうれしかったです。


今回の出演者は、

■石田チビオヤジさん

淡々と曲を歌っていても何だかぐいぐいと言葉が心に入ってきます。とても謙虚でやさしい人なので、あまり表には出しませんが、内に秘めた熱い気持ちと、ある意味での大人の魅力をいつも感じさせてくれます。

■ナカムラタツキさん

ずいぶん年下ですが、最近メキメキと追い上げてくる感じです。僕は個人的にカバーしたい曲が沢山あります。いつやってやろうかと、機会をうかがっています。彼の企画「遊びの国」もぜひごひいきに。

■ZILLさん

今回はZILLBANDとして、僕とてっちゃん(SAX)の3人で演奏しました。よく跳ねましたね。素晴らしいメロディメーカー。そろそろ新曲を期待しています。

■ノレンニゥー・デ・オッシ

北陸で、夜な夜ないろいろと語り合ったので、彼らの曲がより深く理解できたような気がしました。彼らの詩の中に出てくる情景が、いつも僕の好きな景色と重なります。秋に奈良の曽爾高原に僕は行ってみようと思います。

■丸山研二郎&真田えみ

前回よりもデュオの息は合ってきたかな。でもまだまだ、もうちょっとお互いが気を遣わず自由に演奏できるようにならないといけないと思いました。


とてもいい時間でした。

それぞれが、きちんとトリをとれるような実力を持っていながら、お互いの演奏を引き立てあうことができました。

そういった事は、必ずしも、歌や演奏がうまいという技術だけの成す事ではありません。銀の演奏会ではそんな心意気を持ったミュージシャンの仲間を、どんどん紹介していきたいと思います。


次回は、6月28日。

出演は、

■おざわりお
■クロキユウタ
■凪
■橙(from金沢)
■丸山研二郎&真田えみ

というメンバーでお送りします。

ぜひ遊びに来て下さい。

5/25 舞語り


舞語り公演本番。

ご住職が粛々と般若心教を言上し、その後暗転、暗闇の中から音が始まる。

その静かに弾き始める瞬間といったら最近で一番緊張しました。

本堂左側の障子4枚をはずし、真中の柱を挟んで左が女性、右が男性の空間。境内の庭木の風景を借り、舞台装置にする。

演劇というよりもかなり心象的な雰囲気になり、それが物語の性質とマッチしたように思いました。


公演中、本当に不安でした。

「桜の森の満開の下」の文章をもとに、僕は8割ほどオリジナルの曲を書き下ろし、残りはもともと作ってあったもので合いそうなものをあてましたが、自分の演奏がつたなく、不勉強で、奥野さん、関根さんという役者2人の、饒舌な語りや、伝統的な日本舞踊という事柄を、はげしく邪魔しているのではないだろうか、という気持ちになりました。

ところが終わってみると、大変沢山の方が、自分の反省とは裏腹に「演奏、音楽がよかった。」と褒めてくださいました。


もうひとつ、今回のプロデューサー堀池さんからのリクエストで、僕が学生のころ作って何年も歌っていなかった「あかり」という曲をエンディングに歌ってほしいと熱く頼まれ、それならば、と歌いました。

結果的に、かなり重苦しい物語の男女が最後に、どこか安心できる世界に解き放たれたのではないか、という演出になり、とても評判が良かったようです。

堀池さんの、長い付き合いで、かつての自分の演奏を知ってくれているからこその采配を、とてもうれしく思いました。


素晴らしいスタッフのみなさんが、支えてくれたおかげで、いい公演になったと思います。

東壽院ご住職の、最後のごあいさつがとても素敵で、ほろっと涙がこぼれそうになりました。書いても野暮になりそうなので、来て下さった方のみ共有できる感動、ということで。

今後、シリーズ化したいというプロデューサーの意向ですので、お楽しみに。

皆さま、ありがとうございました。

2013年5月24日金曜日

5/23 ライブのお知らせ

夕月が、薄桃色の雲に浮いていました。ふと一瞬だけ見る景色にも癒されます。

慌ただしく北陸から帰宅し、まだしばらくライブが沢山ありますが、新しいパワーを貰って来たような気がして、いい調子です。

今後のライブスケジュールです。



■5月24日(金)      
静岡七間町「LIVEHOUSE UHU」
七間町夜の森 銀の演奏会
open 18:00  start 19:00 前売¥2000 当日¥2300

出演 石田チビオヤジ、ナカムラタツキ、ZilL(ジル)、NolenNiu-de-Ossi (ノレンニゥー・デ・オッシ)、丸山研二郎&真田恵美

UHU
http://livehouse-uhu.com/


■5月25日(土)要予約
公演「舞語り」
出演 奥野晃士、関根淳子、丸山研二郎
19:00~ 前売 ¥1800 当日 ¥2000

場所:東壽院
静岡市清水区但沼町873 TEL 054-393-2229

主催 トラディショナル・サウンド
後援 SPAC-静岡県舞台芸術センター

問い合わせ・ご予約
トラディショナル・サウンド(堀池)
TEL 090-3458-4497 biwabon@hotmail.com

詳しくは↓
http://ameblo.jp/biyabonkozou/entry-11506119079.html


■5月26日(日)      
東京狛江市「cafe茶々」
出演 丸山研二郎
open 17:30  start 18:00
¥1500(飲食別)

茶々
http://cafe-sasa.com/

年に数回ライブをさせていただいている、東京でのお気に入りのカフェ。
暖かくゆっくりできる場所です。
今回は、完全にソロで演奏します。


■5月28日(火)      
東京阿佐ヶ谷「Acoustic Live Bar harness」
出演 近藤智洋、丸山研二郎
open 18:30  start 19:30
前売 ¥3000 当日¥3500

ご予約は…、近藤智洋HPにて↓
http://kondotomohiro.com/live-schedule/schedule-2013-05/

harness↓
http://livebarharness.web.fc2.com/k/indx.html




どれも自分としては甲乙つけがたく、楽しみにしているライブです。それぞれまったく違った雰囲気、演奏内容になると思います。

どうぞお楽しみに、ぜひ遊びにいらしてください。

2013年5月23日木曜日

5/22 北陸ツアー その2


■観光

2日目、夕焼けのオーナーのっぽさんが金沢市内観光に連れて行ってくれました。

前田家の氏寺「妙立寺」、通称「忍者寺」というところに行きました。

これはお殿様がいる時に、どんな敵がやってきても逃げ切ることができるように、迷路のような通路、落とし穴、などあらゆる錯覚や仕掛けが施されたからくり寺です。

案内の、勝手に他の部屋に入ったり、ガイドの指示なく行動しないでください、帰ってこられなくなりますので、というアナウンスには笑いましたが、実際に見てみると、あながち大げさではなさそうです。

一説では、地下通路が金沢城まで続いているとか。

ガイドのお姉さんの説明、導き方が丁寧でユーモアもあり、とても上手だったので、最後にお客さん一同から拍手が。僕達も一応人前に立って何かをしている立場なので、何か一つの芸当を見たような気がして、感心しました。


帰りには、富山県は高岡市にある「瑞龍寺」というお寺によりました。

これも前田家。加賀百万石といいますが、前田家というのはやはりすごい大名だったようです。

これはとても、凛として荘厳な場所でした。特別な法要と重なったようで、神楽の奉納があり、僕たちは入れませんでしたが、神さびたような笛と太鼓の音が不思議に響いていました。

なぜか、モンゴルで訪ねたエルデニゾーというお寺を思い出しました。


■自分の演奏

演奏中、ふと新しい気持ちになりました。特に最後の日のライブでは、その場で曲の間奏を改造したりして、それがうまくいったように思います。

今までよりも、音を押しだす力が付いてきて、長い演奏に耐えられるようになった分、自分の曲や、レパートリーに対して、もう一度考え直したい気持ちも強くなってきました。

最後の日、僕の演奏に反応してくれたのか、デ・オッシのふたりも何か強いメッセージをステージ上からくれたような気がして、ちょっとほろっとしてしまった。

一見不思議だけれど、とても緻密なアレンジを施したり、繊細な言葉を使ったりするデ・オッシの音楽に、いろいろな面で教えられることが多かった3日間でした。



それに石川県には、自分の音楽を気に入って、待っていてくれる人がいるんだなあ、と改めて実感しました。

いつまでも繋がっていたい場所の一つです。


尻つぼみになりましたが、そうだな…、今までのツアーに比べて、共演のミュージシャンとの関係にしても、お客さんとの関係にしても、何かより強く「あつい」気持ちになった今回の演奏旅行でした。

改めて、ライブに来て下さった方、関わってくださった皆様、ありがとうございました。

2013年5月22日水曜日

5/21 北陸ツアー その1


ずっと楽しみにしていた、NolenNiu-de-Ossi(ノレンニゥー・デ・オッシ)とのツアー。今回は、「溜まりBAR夕焼け(白山市)」「もっきりや(金沢)」「村門lazyloft(富山市)」という3か所でライブをしました。


いつも美川というインターチェンジを下りて、田んぼの中を走っていくと、ふーっと心が軽くなっていくような気がするのですが、今回はあまりそういう感じがしませんでした。

きっと何か義務感のようなものに縛られていたのかもしれません。

石川県に着いて早々に、いつも必ずよらせてもらう喫茶店「珈琲のばん」に顔を出すと、マスターがいつもの笑顔で迎えてくれました。

それでやっと、ほっと安心しました。


■デ・オッシのライブ

デ・オッシの演奏は相変わらず不思議なエネルギーに満ちています。

最初は何だか変わった曲だな~という印象が強かったのですが(人のこと言えないか)、何度も聴くうちに詩の言葉の向こう側にある景色や、楽器の音色の暖かさに、どんどん引き込まれていきます。

今回、三味線、ギターの寧さんとは、夜な夜な音楽のことや、旅行のこと、詩のことについてゆっくり話す機会に恵まれました。

ただ単に、共感できた、という言葉で片付けるにはもったいないほどの、大切な会話でした。


しかしあまりに面白い人たちなので、僕はてっきりその正体は狐か狸か何かで、夜になったらドロンと正体を現したらどうしよう、と思っていたのですが、どうやら普通の人間だったようです。

おっと、なんて言って尻尾がばさっと出てきたりして。


■ルーツ探し

白山市(旧松任市)はデ・オッシの寧さんの在所があったらしく、彼がごく幼いころには時々来ていた、ということ。

町名も分かりませんでしたが、夕焼けのオーナーのっぽさんにそんな話をすると、名字からたちどころに場所を言い当ててくれました。

関係の希薄な僕たち街の人間にとっては、忘れてしまった能力です。

その情報と、やっさんのかすかな記憶をたどって、そのお在所に辿りつくとすでに家屋はなくなっていて、敷地は小さな林になっていました。

その周りを囲むような小川にはずいぶん早い水がさらさらと流れていて、近所にはうっそうとした鎮守の森があって、六角堂が立っており、まさにそこが彼の音楽のルーツのように感じました。



文章だけでは伝えきれないですが、そんな素敵な邂逅に立ち会えたことも、音楽の結んだ縁がいたずらしているのでしょう。

いつもとても、ありがたく思うのであります。


つづく

2013年5月20日月曜日

5/20 無事帰宅

帰ってきました。

ノレンニゥー・デ・オッシとのツアー、本当に楽しかった。


いろいろ心に残る出来事がありました。石川、富山の皆さん、本当にありがとうございました。

またゆっくりとレポートを書かせてもらおうと思います。

今日は寝かせていただきます…Zzz

2013年5月16日木曜日

5/16 北陸ツアー

久しぶりの遠出。

明日から北陸へと演奏に行ってきます。

あの田園風景をまた車でゆっくり走りたいです。


今回は奈良の「NolenNiu-de-Ossi(ノレンニゥー・デ・オッシ)」と一緒に回ることになりました。

不思議な二人組で、日本の、神社とか、因習とか、サーカス(ゆやーんゆよーんのほうねって余計わからないか)とか、狐、とかそんなイメージもあり、ジプシー音楽のような感じもするオリジナル、それがとてもいい曲なのです。

1曲一緒にやろうよ、と言って音源を送ってくれたので、何だろうと思って聴いてみると、「ビア樽ポルカ」でした。

ますます不思議な人たちであります。


Beer Barrel Polka
http://www.youtube.com/watch?v=iIo-l_TnT7A



以下日程です。



□5月17日(金)
石川県白山市「溜まりBAR夕焼け」
出演 NolenNiu-de-Ossi、丸山研二郎 他
open 19:00  start 19:30 ¥2000

夕焼け
http://noppo.cu-tablet.com/


□5月18日(土)
石川県金沢市「もっきりや」
出演 NolenNiu-de-Ossi、丸山研二郎
19:00~ ¥2500(飲食別)

もっきりや
http://www.spacelan.ne.jp/~mokkiriya/


□5月19日(日)
富山市「村門lazyloft」
出演 NolenNiu-de-Ossi、丸山研二郎 他
open 19:30 start 20:00 ¥1500(1ドリンク付)

lazyloft
http://murakado.jp/
富山県富山市上本町6-1 3F
TEL 076-421-7751

2013年5月15日水曜日

5/14 SCDP


「静岡コミュニティダンスプロジェクト」略して「SCDP」というものに参加することになりました。

これは、市民ダンサーという人たちが集って、どんな人でも皆で踊る楽しさ、創造の喜びを共有しましょう、という活動なのだそうです。

もちろんプロの振付師や、美術さんが入って、大きな公演にしようということで、90人ぐらいのダンサーが参加し、8/31、9/1と2日間市民文化会館・中ホールでの上演になります。


僕は、幾つかのグループの演目の音楽にギターで参加することになりました。

ダンスをする方はどうかはわかりませんが、生の演奏で踊っていただけるのはとても楽しいものです。

どんなふうになるのか楽しみです。

また詳しく決まりましたら報告させていただきます。

2013年5月14日火曜日

5/13 最奥


公演「舞語り」の会場である寺院「東壽院」さんに伺って練習をしました。

夜だったので見えませんでしたが、小堀遠州作の庭園があるそうです。

演出の確認のために本堂の雨戸を開け放っていると、初夏の少し潤いのある夜風が入ってきて、とても気持ちのいい時間でした。

本堂を横長に使い、ご本尊を横に見ながら舞台を設置する予定です。


今回読む、坂口安吾「桜の森の満開の下」は、日本の古い時代の話でありますが、江戸の頃より以前という事がわかる文章があるだけで、詳しい時代は読者の想像に任せられています。

音楽の話をすれば、日本の伝統的な楽器や、音楽形態ではないほうが、返って歴史をひっくるめて幅広いイメージを、聴く人に持ってもらえるような気がしました。

それだけに難しい作業だと思うのです。


結局、ソロで演奏する時でも、その音の向こうにどんな広がりがあるか、ということが自分の中で大切なことだった、と改めて気付かされます。

曲のタイトルに沿うことだけでいいわけではなかったのです。


こういう音がいいかなあ、とも思います。

John Dowland-Lachrimae Pavan, and galliard
http://www.youtube.com/watch?v=SEMS3vwxWtc

Leo Brouwer Sonata. I-mov (Fandangos y Boleros)
http://www.youtube.com/watch?v=2e1eQPeMLR8


最近好きなのを並べてるだけか。

2013年5月12日日曜日

5/11 垣根

最近仕事で、お散歩に付き合うことが多いのです。

ある人は鳥が好きで、いつも鳥の話をします。

歩いていると、近所の水辺に、チドリのような鳥がいました。

オスがメスに求愛しようとして、姿勢を低く羽を持ち上げて、ジリジリ、と近寄っては逃げられ、また近寄っては逃げられ、あんまり一生懸命やっているので、頑張れ!と思ってしまいました。

でも結局、失恋したようです…、なにせチドリ足ですからね。

背の高くて脚の長い、綺麗な鳥は、ケリ、という鳥であることがわかりました。

時々つばめが目の前を勢いよくかすめていきます。

忙しくて忘れていた大事な時間のような気がしました。


数年ぶりに篠笛・津軽三味線奏者、原口朋丈氏と2人でライブをしました。

来て下さった方、ありがとうございました。

和楽器(または民族楽器)と洋楽器の組み合わせは難しく、音色的にも、選曲やその編曲においてもお互いのいいところを消しあってしまうことが多いものです。

でも、今回は、お互いの手をうかがいながら、いいアンサンブルを作ることができた気がして、それは大きな収穫でした。

お互いに前よりも、「引く」演奏ができるようになったね、というのが共通の感想でした。

ちゃんと相手の音を聴いて、こちらの音数を減らしたり、または出るところはしっかり出たり、そういうメリハリのある演奏が、少しずつできるようになってきたようです。

それは、まあどんなバンドでもいえることですね。

自分の力不足を楽器の種類や音楽ジャンルのせいにしてはいけないな、と強く思ったのでありました。

2013年5月9日木曜日

5/9 パスキーニのトッカータ

この曲を練習し始めました。

めちゃくちゃ難しい。

でもすごくかっこいい曲です。

ちょっとレベルの高いものに食い下がっていかないといけませんね。

Leo Brouwer Sonata. III-mov (Toccata de Pasquini)


今日、ふと山の木々をみて、あー、木になりたいなあと思いました。

前に、兄とどこかの鍾乳洞を見に行ったときに、兄がぽろっと、鍾乳洞は、僕らからは止まっているように見えても、地球の時間からするとかなりの速度で動いてるんだろうなあ、と言ったのが印象に残っていて、それから、僕もいろいろなものに対してそんな見方をするようになりました。


生き物は、その生きる長さによって、感じる時間の感覚が違うといいます。

カゲロウの3日間は、僕らの3日間とは違う長さなのです。

木も意外と忙しいのではないかと思います。

2013年5月7日火曜日

5/6 つきよたけ

今度の伊太利亭では、久しぶりに和楽器演奏集団「僖響」の原口朋丈氏とデュオで演奏します。

一時期よくライブハウスや企画ライブに出演したものです。

「つきよたけ」という名前でやっていました。闇に光る怪しいキノコの名前です。久々に復活?ということで。

今日、静岡の山のほうにある、彼らの練習場で稽古をしました。

演目は…、

朧月夜
蘇州夜曲
ソーラン節
Blues(オリジナル)
宵山(オリジナル)

をふたりで演奏し、他はお互いのソロになります。


曲の構成を思い出すのに、何年も前にライブで演奏した時の録音を聴きました。

自分でも意外なフレーズを弾いていたりして面白かったのですが、ずいぶん見栄っ張りな音で、若いねー、などとふたりで盛り上がりました。

曲に対する考え方も少しずつ変わっていきます。


♪鰊(にしん)来たかと かもめに問えば

わたしゃ立つ鳥 波に聞け チョイ♪


僖響の映像はyoutubeにはありませんでしたが、原口氏がかつて所属していた「独楽」というグループの映像がありました。

彼は篠笛(横笛)を吹いていますね。

独楽
http://www.youtube.com/watch?v=JH2KY5Vn3ps

2013年5月6日月曜日

5/5 じゃんけん

ツアーに行くと経費もかかるので、共演の方のCDを買う、ということはしたくてもなかなか出来ないものです。

お互いのものを交換することはたまにありますが。

中には、人の物販コーナーのCDを下敷きにして、お客さんが買った自分のCDにサインをしたりする人もいて、口きいてやんないかんね、と思ったりもするのです。これは余談です。


旅先で僕が唯一、1人だけ自分からCDを買ってしまったミュージシャンがいました。

大阪のあるライブハウスに出演した時。地元で歌っている、という感じの人でしたが、しみじみと、訥々と暖かい言葉を歌う人で、妙にその時感動したのです。

そしてそのCDを結構、車などでよく聴いているのです。

CDを買ったら彼は、じゃあ僕もあなたのを買います、といって僕のも買ってくださいました。

ところが、僕のCDのほうが少し値段が高かったので、かえって損をさせてしまいました。本当に申し訳ない事をしたと思います。

まあ、その時の僕のチャージバックは500円(笑)だったので、あいこですね。


木村保志 - じゃんけん


僕はグーを出すからね、君はパーを出すんだよ♪

慈悲、とか思いやり、とかそんな世界をやさしい言葉で歌われたりすると、どうも弱いのですね。

逆にそれをあざとく商品にしたり、うそぶいたりしている人を見るとどんなに上手でも腹が立ちます。

2013年5月3日金曜日

5/3 ライブのお知らせ

HPの「演奏予定」のページをリニューアルしました。

すこ~しだけ見やすくなったかな。


今月も恒例の伊太利亭ライブがあります。


5月8日(水)
静岡紺屋町「リアルフードレストラン伊太利亭」
リアルフードプロジェクト~音楽を感じよう vol.24~
出演 原口朋丈、丸山研二郎
19:30~ 2ステージ(休憩あり) ¥2500(食事付)


■原口朋丈
和太鼓、篠笛、津軽三味線
1999~2001年、世界的和太鼓集団『鬼太鼓座』にて200回以上の公演を経験し独立。2001年、静岡市を拠点に活動する“和楽器演奏ユニット『僖響』を立ち上げる。
2001~2008年、和楽器演奏集団「独楽」・「ようそろ」などの国内外のツアーに参加。国際交流基金の派遣事業として、2005年、アフリカ~中東ツアー(アルジェリア、エチオピア、サウジアラビア)、2007年、アフリカ~中東ツアー(ケニア・モザンビーク・アラブ首長国連邦)に参加し、各地にて単独コンサート等を成功させる。
http://www.kikyouwa.com/


■伊太利亭
http://real.italytei.jp/


食事付ですが、特にご予約は要りませんので、気軽に遊びにいらしてください。

これからもどんどん楽しい企画にしていきたいと思います。

5/2 祝いと約束

最近の事。

■富士吉原にてイベント「アコバトル」に出演しました。

新しいバンドはリカさん(一五一会、歌)、石田さん(三線)、しほちゃん(歌)、私(ギター、コーラス)の4人で、「レムール」という名前になる…、かもしれません。レムールとは、キツネザルの意だそうです。何だかそういうの多いな。

曲は、それぞれのオリジナルソングを数曲ずつ持ち寄りました。

辛口に自己評価すれば、みんな仲良しだけれども、お互いのメンタル面を統一するのがなかなか難しく、演奏の技術よりも、そちらのほうの練習(?)に重点を置かなくてはならないような気がしました。

時々活動していくと思いますが、いいバンドになりそうな予感がします。



■明治神宮にて

創作の志を同じくする仲間でもある、大切な友人が結婚式を挙げたので、参列しました。

僕は明治神宮というところを初めて訪れました。

神殿の中に入ることも滅多にない機会。竜笛と、何とも乾いたいい音のする琴の演奏に合わせて、巫女さんが舞い、大変厳かな式でした。

式に参列する方々を見て、彼の人望の厚さが伺えました。

僕も大変お世話になった大学の教授や、さらにその恩師、遠くは、韓国やアメリカからも友人が駆けつけて、その祝いのエネルギーといったらものすごかったのです。

いやはや、今回は泣かない、と心に決めたのですが…、またも涙の止まらない式でありました。

ささやかながら、僕も余興演奏をさせて頂きました。



■春のお約束

再三登場しますが、会津里花さんの企画するライブ「春のお約束」が迫っています。5/3、4と2日間です。僕は4日の方にバンド「The Fawn」で出演します。

まだ席はあるようですので、ぜひぜひ遊びに来てください。

詳しくはこちら(会津里花blog) → http://rika151e.ti-da.net/e4503675.html