公演「舞語り」の会場である寺院「東壽院」さんに伺って練習をしました。
夜だったので見えませんでしたが、小堀遠州作の庭園があるそうです。
演出の確認のために本堂の雨戸を開け放っていると、初夏の少し潤いのある夜風が入ってきて、とても気持ちのいい時間でした。
本堂を横長に使い、ご本尊を横に見ながら舞台を設置する予定です。
今回読む、坂口安吾「桜の森の満開の下」は、日本の古い時代の話でありますが、江戸の頃より以前という事がわかる文章があるだけで、詳しい時代は読者の想像に任せられています。
音楽の話をすれば、日本の伝統的な楽器や、音楽形態ではないほうが、返って歴史をひっくるめて幅広いイメージを、聴く人に持ってもらえるような気がしました。
それだけに難しい作業だと思うのです。
結局、ソロで演奏する時でも、その音の向こうにどんな広がりがあるか、ということが自分の中で大切なことだった、と改めて気付かされます。
曲のタイトルに沿うことだけでいいわけではなかったのです。
こういう音がいいかなあ、とも思います。
John Dowland-Lachrimae Pavan, and galliard
http://www.youtube.com/watch?v=SEMS3vwxWtc
Leo Brouwer Sonata. I-mov (Fandangos y Boleros)
http://www.youtube.com/watch?v=2e1eQPeMLR8
最近好きなのを並べてるだけか。
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