2010年10月31日日曜日

10/31

今日は午前中、法事があったのでお参りに行くと、
僕がもう赤ちゃんの時からお世話になっているご夫婦が見えており、
もうご高齢のため大変そうでしたので、帰りに清水までお送りしました。

清水でコーヒーをごちそうになり、
しばらく、仕事のこと、旅行のこと、親戚のことなど、お互いの話をしました。

赤ちゃんのころからの付き合いではあっても、話せば知らないことがたくさん出てくるものです。
よく会いはするのですが、久しぶりにいろいろな話ができて大変うれしい時間でした。


そのあと、県立大学の学生である友人の誘いで、大学祭に顔を出しました。

彼のサークルの展示は、「ハンセン病」について取り上げており、
差別や、裁判、隔離のため人知れず存在していた療養所などについての記事を読み、
新しい知識を得ました。

僕は学生の時、ひとえにチャランポランだったので、いろいろ考えさせられましたよ(^^;)


実はちょうど、昼間、
「若い人のファッションはわからない。若い人の知識は自分たちとは違う。」
というような、お話にふれ、少しさびしい気持ちになっていましたので、

自分のような若者と話を共有してくれるお年寄りの存在。
知識を探求し、それを伝えようとしている学生さんの存在。

に、何か深い感慨を得たのです。

表面的な形や、即物的な知識ではなく、
より人間的な「形」、人間的な「知識」を相手の中に発見したいものです。

2010年10月30日土曜日

10/30

自然災害というものは、人間の都合に関係なくやってくるものですが。
何も、演奏の日の、演奏の間に来なくてもいいじゃないか。

と思うのです。

やはり、日頃から、雨だの風だのテーマにしてばっかり曲を作っているので、
雨風に好かれるのでしょうか?

毎日のように演奏していると、必ずいろいろな日があるわけですけど。
10/30
丸山研二郎&荒井豊
@フォークテラス海風
19:30~ ¥1000(飲食別)
http://umikaze.michikusa.jp/index.html


今夜は、ギタリスト「荒井豊」さんとのギターデュオの初ライブです。
ずっと楽しみに、練習してきました。
今までライブではできなかった曲たちを演奏します。

うーむ、ぎりぎりそれるかそれないか。

ご予約の皆さま、気をつけていらしてください。

10/29は誕生日でした。

今日は、UHUで演奏でしたが、
みんな祝ってくれて嬉しかったです。

最高にあたたかい人たちだな、と思いました。

共演は、
1 レジスタ  素直な歌がとても素敵でした。
2 NolenNiu-de-Ossi  独特なパフォーマンスはすばらしいです
3 丸山&荒井豊  初めてのステージでしたが、うまくいったか!?
4 青田ケンイチ&サイドギャザーズ  いわずもがな。


今日のステージを感じて、思ったことですが、
どんな詩もメロディーも、リズムも、そのまま持っては帰れないものです。

音楽にはある領域があり、その中に入っていくと、
もう、ひとつひとつには分解して考えられなくなります。
詩が良かったとか、メロディーが良かったとか、どういう意味があるとか、
そういうことではなく、全体ひとつになります。

そうなるともう、リズムも、メロディーも言葉も、意味も必要なくなっていく。
となると、ステージとか、レコードとかそういうことも必要なくなっていくのが、
本来の音楽のあり方だと信じます。

自分には、それはまだ出来ませんが。

音楽にはすでに平和とか、祈りとか、愛情とか、そういうものが本来的に備わっています。
どのような意味的内容も、その曲をただ単に個性化するものでしかありません。

ステージの上だけではない、そもそも自分が生きて、人と触れ合ってゆくこと、
それが音楽の作用そのものであります。

方法や、手段ではなく、目的そのものだと思います。

なんだかややこしくなって来たので寝ますZz

おやすみなさい。
今日は本当にありがとうございました。
みんなに感謝します。

2010年10月29日金曜日

10/29

今夜はUHUにてライブです。

ギターの荒井さんにゲスト参加していただいて、
今後の動向を図りたいと思います。

10/29(金)
ライブハウスUHU
19:00~ ¥2500


昨日は「マキタさんとミッちゃんとこ」で演奏でしたが、
平日、雨、など諸々の悪条件により、お客さんは2人…。

しかも偶然、昼間に用事で会った、僕の知人とそのお友達でありました。
昼間、その人に会わなければ、お客さんは「0」だったのか(^^;)

音楽家の実力にかかわらず(これは言い訳かな…)、
長くやっているとそんな日が時々あるものです。

ほとんど宣伝もしないのに満員御礼で、来る人を断らなきゃいけなかったり。
一生懸命宣伝しても、結局暇になってしまったり。

しかしどんな状況であれ、音を聴きに来てくれるということに感謝したいものです。

2010年10月28日木曜日

10/28

うーむ、今日も雨であります。

その上なんとも寒々しい朝です。
茶畑の扇風機もさびしそうにときどき回っては止まり、
回っては止まりしています。

今夜は「マキタさんとミッちゃんとこ」で演奏なのですが、
最近毎回雨で、お客さんが来ません。
平日の夜でしかも雨、というのはなかなか皆さんも飲みに出られませんね。。

10/28(木)
マキタさんとミッちゃんとこ
20:00~ 3ステージ ¥1000


昨日は、ギターの荒井さんと練習をし、新しい試みに希望をえました。
明日、調整も兼ねて、僕の個人のステージにゲスト出演をお願いしました。

10/29(金)
ライブハウスUHU
19:00~ ¥2000
出演 1、レジスタ 2、NolenNiu-de-Ossi 3、丸山研二郎 4、青田ケンイチ

ギターデュオ非常に楽しいです。。

2010年10月27日水曜日

「NeZUMI」「OAK」2

26日

東京から電車にがたごと揺られ、帰ってきて、
ほとんど直接、静岡のカフェ「OAK」へ行きました。
俳優の「中山一朗」さんの朗読会で、
初の試みであります、ギターでの共演を果たしました。

もちろん、OA(オープニングアクト)ですが(^^)
いい雰囲気を作ることができ、面白いコラボレーションになったと思います。

中山さんの朗読会はいつも新しい発見をもって、
自分に迫ってきますので、毎年必ず参加しています。

その場所に自分が出演できたことは、大変光栄です。わーい。
 




しかし、今回の移動で思ったことがあります。
今回はガットギターとフォークギター、2本をもって移動したのですが、
電車に乗るとき、かさばるので必然的に1本はひざに抱え、1本は網棚、ということになります。

うっかりウトウトしたりすると、誰かがもってったりしないかと不安です。
ひと駅ごとにハッと起きては網棚を見て…。

ギターは人間と同じ、1人だ!
と主張して、横に座らせるという手もありますがね(笑)

「NeZUMI」「OAK」

25日

東京は渋谷ライブハウス「NeZUMI」で演奏をしました。

対バンは東京の「RSBB」というユニットでした。
RSBBはボーカル、ギターの二人組ですが、
ボーカルの「キングジロー」さんは、静岡でも共通の知り合いが何人かいて、
たちまち仲良くなれましたので、うれしい出会いでした。

静岡でも有名な「bogalusa」のベースの方も来ていて、
遠い地でもなんだか不思議な気持ちになりました。

こちらの方はお客さん一人しか呼べなんだです。申し訳なし。

しかしひさしぶりに会った友達と再会を喜び、遅くまで飲みながら、
お互いの生き方について、幸せについて、いろいろ話し合いました。
彼は、大学時代ではそこまで親しいとはいえない仲間でしたが、
不思議と今になり、ぐっと親しくなった友人であります。

別れ際、彼の歩いて渋谷駅の雑踏に消えていく姿を見て、なぜか涙が出ました。

大切な友人です。

2010年10月25日月曜日

茶々

東京は狛江市のカフェ「茶々」での演奏を終えました。

15人強の席数でしたが、満員御礼で、
久しぶりに、お客さんみんなが真剣に聴いてくれている!
という手ごたえを感じることができたライブでした。

僕はお店にずいぶん早く着いてしまったので、
「楽器だけおかせてもらってどこかへ時間つぶしにいこう。」
などと考えていたのですが、あまりの居心地の良さに、
結局開演までいてしまいました(^^)

いいお店には、いい人たちが集まっています。

お客さんも皆、気のおけない人たちで、
お互いの話を楽しみ、いい時間を作ることができました。

ありがとうございました。













マスターはじめ、お客さんの何人かは、古民家を保存する、「民家園」という所で、
朝、かまどでご飯を炊いて食べるというイベントなどを企画しているそうです。

ひょっとしたらそんな場所で、朝の演奏会も実現するかも知れません。

演奏によってそんな新しいつながりや、新しい友人ができてゆくことが、
ミュージシャンにとって一番の喜びであります。

素敵な場所を紹介してくれた、ミュージシャン「塩倉亮治」くんに感謝します。

2010年10月23日土曜日

10/24.25

明日から東京へ演奏しに行ってきます。
いいスケジュールです。
小田急線で行けるので運賃も安い(^^)


□10月24日(日)solo
東京 狛江 カフェ「茶々」
19:00~ 2ステージ ¥2000
http://www.cafe-sasa.com/top_sasa.php


□10月25日(月)solo
東京 渋谷 ライブハウス「NeZUMI」
出演 キングジロー 丸山研二郎 
18:00open 18:30start
¥2000ドリンク付き
http://www.nezumi.in/index.html


これからいろいろな所へ、出かけてゆくことになりそうですが、
どうせやるなら、何か面白いつながりを作りたいですね。

ライブハウスの普通のブッキングライブなんてのは、
毎日のように何組も来ては演奏し、終わったら帰ってしまう。
なかなかさびしいものです。

ミュージシャンにとっては、
それはそれで旅情の一つなのかもしれませんが。

10/23

昨日は、「近藤智洋」ライブ。
無事に終了しました。

近藤さんはほんとに素敵なステージをしてくれましたよ。

僕も、もうひとりの共演「青ケン」も、
いいステージができ、楽しい夜となりました。

いいミュージシャンは音がいいです。

どんなにいい曲を作っても、
意味のある言葉を使っても、
ひとつひとつの音が良くなければ心に残らない。

そんな風に思いました。

月暈

今夜は、月がきれいです。
周りに大きな笠ができており幻想的な月です。

初めて、月暈(つきがさ)という存在を意識したのは大学の時でした。
夜中に月を見ると、おおきな輪っかが掛っていました。

学校は少し高台にあったので、夜景の中からやってくる車の低く鳴る音が強く印象され、
隔絶された月の存在感にしばし見入りました。

誰にも知られずに美しいものがそこに存在しているということ。

自分と対象とが、「存在」という現象の中で結ばれている。
そこにゴーという街の音が聴こえるので、より何か深く、
自分という摂理、月という摂理を考え始めるのです。

これは現実と、ある神秘的なものとの境界で鳴る音です。

音楽というものが、ある摂理と、他とを結ぶ架け橋になりはしないかと、
淡い期待を抱きます。

すばらしい巨木などを見た時にも似たような感情を覚えるのですが、
これは何と説明したらよいのか…。

僕たちはいろいろの感情に支配されますが、
ただ「存在する」ということへの、大きなあこがれかもしれません。

よくわからなくなってきました…(^^)

2010年10月22日金曜日

10/22

今夜は、UHUにて「近藤智洋」さんのOAを務めます。

近藤さんは、バンドで、ソロでFUJIROCKなどにも出演されている、
素敵なソングライター、ミュージシャンです。

僕とは、ジャンルこそ違いますが下北沢での2マンライブを企画してくださったり、
プロアマのわけ隔てもなく人間的にも、気さくな方です。


出演 近藤智洋 青田ケンイチ 丸山研二郎
18:00開場 19:00開演
前売り¥2500 当日¥3000


最近、だいぶん寒くなりました。
イチョウも少しずつ色づいてきました。

学校の子供の声なども、すこし夏のころとは違って聞こえます。
深い秋というのもまた風情があるものです。

2010年10月21日木曜日

10/21

昨日は夕方、俳優である「中山一郎」さんの朗読会に行きました。

演目は、
「蕭々十三年」  山本周五郎
「列女切腹」   池波正太郎

今回のテーマは「覚悟」ということでした。
素晴らしい小説と朗読に、男女の信念のありかたを教えられたような感じがします。

中山さんとは、数年のおつきあいになりますが、
以前には僕のギターの伴奏で中山さんが歌う、というコンサートも開きました。

来る10/26(火)には静岡のカフェ「OAK」にて、
中山さんの朗読と、僕のギター演奏との共演を企画しています。

26日には、時代劇にくわえ、広島の原爆の話をかける予定になっているそうです。
それにあわせて自分の演目も、いろいろと考えているところです。

どんなことになりますやら、これから打ち合わせに行ってきます。

2010年10月19日火曜日

10/18

午前中、石川県野々市町のFMエヌ・ワンに出演し、夕方には、FM石川に出演しました。
勉強になりましたし、楽しいトークをしてきましたよ。
 
その合間に、いつものように石川の心の居所「珈琲のばん」へゆくと、
マスターが、焙煎の作業に立ち会わせてくれました。

レトロな焙煎機がゴーゴー働いていて、
作業の理由や季節ごとの違いなど、
いろいろ説明をしてくださりながら、
てきぱきと工程をこなすマスターの
手際のよさに、じみじみと憧れました。

マスターは、マスターの師匠から、
「生豆」のことを「きまめ」ではなく、
「なままめ」と読むのだと教わったそうです。
お師匠いわく「きまめ」と言うやつは
みんな素人なのだとか(笑)


職人ならではの言葉に対する情緒を感じました。

学生さんから近所のおじさんおばさんまで、幅広い世代の人が、
気さくなマスターやお店の雰囲気をしたってやってきます。

なるほど自分も、そんなみんなの居場所になれる街角のお店のような音楽家でありたい。
と、深く心に思ったわけであります。

一日何人ダウンロードしたかとか、
何千人に名前を知られているとか、
そういうことが音楽家の価値ではないですよね。

マスター、勝手にブログに書いてごめんなさい。。

2010年10月17日日曜日

寸又峡温泉 演奏会の報告

今まで、写真等を載せそびれていたので、詳しいレポートを兼ねて、公開します。

「翠紅苑」は大正ロマンを感じさせる、レトロなデザインのホテルです。

























雰囲気を崩さぬため音響は最小限にしています。師匠の三味線、尺八は生音。
ギターと歌、MCなど音負けする部分だけ、音響を使います。

演目は、津軽民謡、童謡、唱歌、歌謡曲等

お客様は、中高年層の旅行客に加え、温泉の近所にお住まいの方も見えます。
旅行客は関東からのお客様が多いようです。
演奏は、終始ゆっくりと暖かい雰囲気の中、行うことが出来、笑いを誘ったりもしています。
時には涙を流しながら聴いてくださる方もいます。
深く詮索は出来ませんが、三味線の音色や、唱歌などへの思い入れがそうさせるようです。

日常から離れ、静かな温泉街などの空気にふれると、ふと様々な回想にひたったり、
特別なペーソスにとらわれることがあります。
そのような感情が音楽によって、増幅されるのでしょう。
聴いてくださる皆さんにとって旅行とあわせて、よき思い出になるよう祈るばかりです。
  
時々、歌を通じて会場が一体になっていることを感じます。
お互いを気遣いながら、最大限にその雰囲気を楽しむことが出来ればいうことはありません。 

お送りするミュージシャンの側にもその意識が必要です。
そして表現のエッセンスは、このような舞台にこそ発見できると気づかされたのであります。

そしてご褒美には温泉とご馳走がまっていまーす。

おわり

と思いきや、帰り道に立派な角のはえた牡鹿に遭遇しました。
こちらの車を怖がる風も無く、
ゆうゆうと林の中に消えていきました。
うつくしい生き物です。

多謝

CDが出来上がりました。
大変長らくお待たせいたしましたが、
販売開始となります。

事務所のほうでは、
アマゾンや、某ショップなどに並べられるようにしていく予定です。
いつになるやらわかりませんが(^^)

しばらくは手売りでやっていますので、
ライブ会場などでお会いしましょう。


光の雨の国

1 光の雨の国
2 こんな景色は
3 カメリアの丘
4 二人生きてくラブソング
5 ひなたの君は
6 Blues
7 いたわりの歌
8 しあわせの歌
9 栴檀の花
10 河の水
11 組曲夢のわ
12 Aquarius

¥2500

2010年10月16日土曜日

10/15 福井

福井市ライブハウス「CHOP」にて演奏を終えました。

小学校時代以来の来福。
 田園風景も駅前も開放的な感じがあり、
共演の方の「生活したり子供を育てたりするにはいい土地だ。」
という言葉に共感を覚えました。

ライブはちょっと押し出しすぎた感じもし、反省もありますが、
初めて言った土地ならそのくらいでも良いでしょう。
ほかの皆さんもそれぞれ素敵な曲を演奏しており、
全体的に楽しい夜になりました。(僕はね。)

まったく縁のない土地で演奏して印象的なことは、
例えば「A」という事柄があるとして、
僕らの地元で「A」について歌っている人やそのような曲があり、
知らない土地、知らない付き合いの中でも「A」ということが、
似たような観点、またはまったく違った観点から歌われている、

ということの不思議さ。または当たり前さ。
異空間での不思議な邂逅が、
何か新しい感情に結びつく、
という少しの期待を覚えました。
一泊し、石川に向かう途中、
「東尋坊」によりました。
第三期新生代のマグマが凝結したという
安山岩の岩場。こわ~いです。。

ところで不思議なことに気づいたのですが、
福井県の信号はみな縦型なのです。
聞けば雪が積もらないような工夫だとか。
知恵ですね。

2010年10月14日木曜日

10/14

今夜、寸又峡楽日をこなし、
明日からは、

15日福井 chop
17日石川 DNArockcafe
18日石川(ラジオ出演) 野々市町FMエヌ・ワン FM石川

と北陸方面に行ってきます。

ほんとうに長らく(お待たせした人は)お待たせしましたが、
19日には出来上がったCDを静岡に持って帰りますので、
またいろいろ告知をさせていただきます。

あたらしい出発にふさわしい秋の日です。
東名集中工事に阻まれながら行ってきます!

2010年10月13日水曜日

10/13

寸又峡中日が終わり、残すところあと1日(10/14)です。

ホテルのお客さんたちは、曲目、演奏、話す事に、
ひとつひとつ好意的に反応してくださり、
演る方としてはこんなにうれしいことはないですね。

これを糧に、来るべきCD完パケツアーへと身をやつしていきたいと思います。


昨日はすこし、帰り道雨に降られました。

やはり雨男を実感しますが。。

奥深い山道に霧がかかると、深い幻想に引きずり込まれ、
異形のものたちが、黒い林のかげに潜んでこちらを伺っているような気がします。

車のヘッドライトがなければ、深い闇の底なのです。

妖怪や、幽霊や、竜や、河童がきっといろいろな話をしているのでしょう。
たいていは明るくなる前に消えてしまうのです。

2010年10月12日火曜日

10/12

今日は、寸又峡「翠紅苑」演奏会2日目です。
演目はかわらず。

ごく親しい方々が見にきてくれるということなので、
少し緊張しますが、がんばってきます。


前回、寸又峡からの帰路、山道で「たぬき」を2匹見ました。
最近行った山梨の、温泉にもたぬきがいました。
そうしたら、こないだうちの前にもたぬきが2匹いるではありませんか。

「こんばんは。」と挨拶したら、
じっとこっちを見てから去っていきました。

ばかされているのだろうかな。

どうりでこのところ、いやな夢をよく見るのです。
親しい人と口論したり、
○太さんが実は殺人犯だったり、
○ルくんがすんごいへたくそなバンドをつくってライブしてたり、
うちのバンド仲間ばかりでないの!?

たぬき君おてやわらかに(笑)

2010年10月11日月曜日

10/11

今日は体育の日です。
全国的に、イベントが行われているそうです。

何とかタワーに階段でのぼったり、
何とかドームで野球教室が行われたりしています。

体育の日だからってわざわざ(笑)
素晴らしいことです。


音楽の世界では、わざわざ音楽しようぜという日はないなあ、
と思っていたら、ありました。

今年はもう過ぎましたが、
毎年10月1日は国際音楽評議会(IMC:ユネスコ傘下の非政府組織)により提唱された、
「国際音楽の日」というのだそうです。

1975年にバイオリニスト「メニューイン」が、
紛争の絶えない国際関係を憂いて、10月1日を「国際音楽の日」にしようと呼びかけ、
その日には各自が敵対する人々をも助け、理解し同情するように努めたり、
憎しみを兄弟のような愛に変えるように努めたいとも述べ、
あらゆる国や地域の人々が様々な音楽的表現でその日を祝うよう訴えたのです。だそうです。
(ヤマハHPより引用)

あくまでキリスト教的ですが、意義あることですね。
日本でもイベントがいろいろ開かれているそうです。
知らなかったなあ。

しかし、こっちは毎日そう思いながら演奏しているのだ(・・)/
ザマミロ。

2010年10月10日日曜日

10/10

赤坂にて、ともだちの結婚式で演奏して来ました。
みなさん喜んでくれたので、いい演奏になったと思います。

初めて会った新婦さんもとても素敵な人で、
それぞれの家庭にいろいろなドラマがあり、
毎度のことながら感涙してしまいました。

大変いい式でした。

言葉の意味や、情報的伝達ではなくて、音に心をこめるということ。
みんなの意識を感じ、そこに求められた(音楽的)行為を選択する。

「祝福する」ということは、ミュージシャンの大切な仕事のひとつだなあと思います。


ところで、
新郎が僕のためにビジネスホテルをとってくれたのですが、普通のシングルルームなのに、
部屋のトイレ、シャワールームがなんとガラス張りで丸見え!?

ひとりで丸見えになって何の意味があるのだろう…。
いや、逆にひとりだから見えてもいいのか…。

そもそも鑑賞者のいないところに見える見えないの、
観念があると頭が混乱しますね。

などと考えながらたのしく一泊しました。

2010年10月8日金曜日

10/8.9

今日はUHUにて、
UHUの店長でありサックス吹きの「てっちゃん」のバックで、
3曲演奏しに行ってきます。

1.チュニジアの夜
2.Quintessence
3.Moom River

てっちゃんは店員ゆえ、1番手19:30~なので、
今日はあっという間に終わりますね。
しかし心をこめて楽しい夜にしたいと思います。


そして明日は、東京で友達の結婚式に出席することになっています。
10:30から赤坂での挙式なので、静岡を6:00に出なければならない…。

なんで午前中の挙式なのだ~(・3・;)/

同席の友達が作る映像とともに、
ギターソロと歌物のラブソングを1曲づつ演奏してきます。

なんと「赤坂サカス」という場所にはじめて行きます。

「こンこが噂にぎいた赤坂だんべや~。」
田舎者丸出しで観光してくるかな。

2010年10月7日木曜日

10/7

どうもこのところ、朝が弱くて困っています。
その分夜も遅いのだから仕方ないですが。

先日、僕は寝言で、
「この音だ!やっと見つけた。」
と言ったらしいです。

しかし格別、何か新しい音を得たような自覚はありません…。


守りながら革新する。

人のためを思えば古きを学ぶ必要があり、傾けば退廃に加担することになる。
新しい生産ばかりに身をゆだねると、生きる意味を失う。

多くの芸術家がその両輪をバランスよく回しきれず、身を持ち崩してきたのは事実です。

僕は、ロマン派も写実主義も、印象派もキュビズムも、フォービズムも、
シュルレアリスムも、最近乱造されている現代アートもあんまり興味がありませんな。

僕は、「萩焼き」が好きです。

げ、墓穴掘った?

2010年10月6日水曜日

寸又峡温泉ライブ

ホテル「翠紅苑」演奏会。
今年も、第1回目、好評のうち終演いたしました。
12日、14日もこの調子で行きたいと思います。

この演奏会も今年で7年目。

一番最初に参加させてもらった時、まだ僕は学生だったような気が…。
あたたかいお客様に、演奏するこちらのほうがある意味、保養になるような演奏会です。

■ 三味線 3曲(あいや節、じょんから節、秋田荷方節)
■ 尺八とギター 3曲(荒城の月、朧月夜、見上げてごらん夜の星を)
■ ギター 2曲(紅葉、黄昏のビギン)
■ 師匠の美声 1曲(宵待ち草)

というような黄金バランスもできました。

世代の方の中には、いろいろな思い出にうったえるのか、
涙して聴いてくださる方もいます。

自分のような、洋楽のミュージシャンでも、
日本の民謡や、唱歌とつながりつつ、演奏の心によって、
世代を超えて音楽の素晴らしさを伝えることができると信じたいですね。

そして師匠の三味線が毎回すばらしいです。

2010年10月5日火曜日

10/5

さっきから電線にとまった鳩が、
一生懸命首をふって、メスに向かって求愛していましたが、

嫌われたようで羽でバシバシたたかれていました。
かわいそうに…(^^)


今夜は寸又峡温泉、ホテル「翠紅苑」での演奏会です。

おかげさまで毎年恒例になり、
今年は今日10月5日と12日、14日の3日間です。

お風呂上りの宿泊のお客さんを相手に、
津軽三味線、ギターソロ、尺八と弾き語りなどをおりまぜたレパートリーを演奏します。

毎年、温泉郷の素朴な雰囲気に、あたたかなホテルの色調もあいまって、
思い出に残るいいコンサートになっているように思います。

共演は、静岡では屈指の三味線弾き、福居八大師匠。、

静岡から車でおよそ、1時間半から2時間。
僕はドライブ好きなので、いつも行き帰りの運転を楽しみにしていますが…、

山のうねうね道は、結構酔います(^0^;)
安全運転で行きましょう。

10/4

最近感動したことには…、

某ホームセンターに買物にいったところ、
駐車場がえらく混雑していて、車が行列していました。

そしたら、きびきびした交通整理のお兄さんが、
「前へ!前へお進みください!前へ!前へお進みください!」

と何度も何度も叫んでいました。

ああ、後悔しても始まらない。
前を向いて頑張ろうと思いました。

おお、これが言霊というものだろうか。
お兄さん、全然そんな意識はないだろうけどいい気分になりました。
ありがとう。

「ここから出ないでください~。後ろ下がってください~。」
っていう仕事よりずっといいですね(^^;)

2010年10月4日月曜日

秋田民謡

〽ハアー今日は吉日 日柄も良いし
 何かよろずの吉左右祝い

〽ハアー駒にまたがり 田んぼに行けば
 稼ぐおばこが荷方節

〽ハアー歌の節々 所で変わる
 どこも変わらぬ鳥の声


「仙北にかた節」という歌です。

「秋田県大仙市民謡・童謡選」というCD付きの本を八大師匠からお借りしました。













協力/(財)民族芸術研究所
編集・発行/秋田県大仙市教育委員会

という代物で、秋田県の民謡・童謡が歌詞、解説とともに収録されており、
素敵な歌々にしばし聴き入りました。

どうやらこの「民族芸術研究所」というものが、曲者らしいです。
「パソコンで聴く 秋田県の民謡」というもの等を作っています。


うーむ、静岡にはそういう活動はあまりないみたいですね。

前に、民謡クラブみたいな人たちが、静岡の民謡だと言って、
歌っていた曲がとてもいい曲で、感動した覚えがありますが、
不覚にも題名を聞きそびれてしまいました。


〽富士の白雪ゃノーエ 富士の白雪ゃノーエ
 富士のサイサイ白雪ゃ朝日でとける

〽とけて流れてノーエ とけて流れてノーエ
 とけてサイサイ流れて三島にそそぐ

ちなみに「ノーエ節」ではなかったです。

追記
歌の前につく「〽」このマーク、「庵点(いおりてん)」というらしいです。
この世は知らないことばかりです(^^;)

2010年10月3日日曜日

電動歯ブラシ

電動歯ブラシをもらいました。
生まれて初めて使います。

あっという間によごれが落ちるので、
恐るべき文明に感心しています。

しかし、使いながら考えたことには、
頭がい骨まで振動してくる感じは、健康にいいのか悪いのか…。
使っていると顔がぶるぶる震えてくるのです(^^;)

頭がい骨を振動させると言えば「ホーミー」ですが、
歯ブラシの振動によって共鳴しやすくなるかも…。
続けてみようかな(笑)


僕は、学生の時ホーミーをずいぶん練習した覚えがあります。

人に見られた時は恥ずかしかった。

モンゴルのホーミーで歌われる楽曲は本当にいい曲が多いです。
僕の持っているCDでは、「ボヤント川~羊のように軽快に歩むジョロー馬」
という曲が好きです。

youtubeで探しましたがありませんでした。
あるわけないか。

2010年10月2日土曜日

10/2

今日はこれから、来る「寸又峡温泉ライブ」の練習をしに、
八大師匠宅に行ってきます。

しかし師匠との演奏は雨が多くて困ります。。
去年は台風を呼びました。

「見上げてごらん夜の星を」をいつも二人で演奏するのですが、
雨の時はMCにいつも悩んでしまいますね。

「六八九トリオ」ならぬ「丸八デュオ」は、
雨を引き連れながら、砂漠の緑化運動にでも参加しますか(^^)

練習の時は降らないんだな、不思議と…。

2010年10月1日金曜日

10/1

今日から、10月です。

いろんなものが値上げ値下げのニュースはさておき。
CDの値段は据え置きのようですが(^^)

10月は約10本のライブを抱えました。
その中には、今年も寸又峡温泉、
ホテル「翠紅苑」のロビーコンサートにおよばれしています。

津軽三味線の福居八大師匠と、僕とで、
夜8:30からお風呂上りのお客さんを相手に演奏します。

毎回、静かでいい雰囲気の中、演奏をすることができるので、
僕らも楽しみにしているのです。

今年は10/5、12、14の予定です。

コンサート自体は無料ですが、
温泉に一泊してゆっくり音楽も楽しんでいただく、
というのもなかなかオツなものですよ(^^)

僕らは、お風呂入ったら帰りますけどね。。

9/30

今日は、1日だけ実家に帰りました。

そして家族でロシア料理を食べに行きました。
創業36年とか…、なかなかいいお店で料理もおいしかった◎

BGMにロシア民謡がかかっており、昭和初期の世代の父としては、
ずいぶん懐かしいらしく、いっしょに口ずさんでいました。

「走れトロイカ」とか「ともしび」とか、われわれの知ってる歌もありました。

大正から昭和にかけて、日本の唱歌は、
ロシア民謡とかスコットランド民謡とか、外国音楽に多大な影響を受けたようです。
なるほど叙情的なメロディは、心を打ちますね。


しかしよく考えてみると大変不思議なことです。

僕らが習う音楽といえば、ヨーロッパの古典、ロマン派。童謡唱歌は、西洋のメロディ。
学校では一生懸命、クラシック音楽の作曲家の名前を覚えた記憶があります。
掃除の時間にはモーツァルトがかかり、スコットランドの民謡を合唱する。

日本が何十代もかかって語りついできた民謡や、和楽器の調べは、
どこへいったんだろうなあ。

僕、「津軽おわら節」が大好きなんですけど、自分では歌えないもの…。
日本の民謡で、裏打ちの手拍子をしてるのを聞いたりするとちょっと悲しくなります。

さびしいかな。