2012年10月16日火曜日

10/15

仕事を終えて、夜、近所の某公園のベンチで、オカリナ吹き長谷川さんと練習をしました。

いろんなところを蚊に刺されましたが、とてもいい練習でした。


合間に、もともとギタリストでもあり、サックスでもビ・バップ、モード・ジャズなどを吹いていたという長谷川さんは、いろいろとジャズの理論、方法論を教えてくれました。

というよりも、どうやって感覚的な発想から、「自分なりの」理論を導き出すかということ、といったほうが正確かもしれません。

難しい技術の必要な音楽の世界では、多くの人が、大切な感性よりも先に理屈にとらわれて、パズルのように音の組み立て方の様式を提示するだけになってしまいます。

僕たち弾き語りの世界では、逆に発散するばかりで、練習や勉強をしない人が多いような気がします。

僕はどちらもへたくそですが、自分に足りないものが今までよりもよく見えました。

結局のところ自由に発想すればいいんだ、ということなのですが、それが無知な自由ではいけないのです。

何だか具体性を欠く話です。つまりそれが自分の欠点ですね。


秋の薄くて高い雲が、暗くなっても夜空にぼんやりと張り付いて、ところどころ星々をすかしていました。その下をたくさんの鳥の群れが渡って行きました。

一年のうちで、いちばん空がきれいな季節です。ところがよく考えると一年中、今がいちばんきれいだと思っているのです。

まあ、良いも悪いもそんなことかもしれません。

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