今年も、寸又峡演奏会が終了しました。
もうこのホテル「翠紅苑」さんとお付き合いを初めて、8年目になります。
こういった余興演奏で、こんなに長く続けることができる場所は他にはめったにないと思います。ありがたいことです。
静岡から車で山道を2時間も走ると、どんどん秋が深くなって、その雰囲気だけが濃縮されていく感じがして、ある種つながりのない別の時空に来たような気がする時もあります。
いろいろな場合はありますが、そんなところでゆっくりしようという方がお客さんでいらっしゃるので、僕たち演者も、お客さんも、一つのきちんとした目的を持って、その空間を一緒に作り上げることができる、いい音楽ライブに大体いつもなるのです。
今回は、
1、津軽あいや節
2、津軽よされ節
3、Over the Rainbow
4、主よ、人の望みの喜びよ
5、尺八独奏
6、見上げてごらん夜の星を
7、私の青空
8、津軽じょんから節
アンコール、島唄
という演目でした。
お客さんも、こんな山奥でこのようないいコンサートが聴けるとは思わなかった、などと言ってくださいました。もちろん、僕たちとしては反省点は多々あります。来年はもっといいライブができるように、1年間精進します。
ライブをして、お膳をいただき、温泉に入る。
お風呂で、八大師匠と喧々諤々、民謡の話をし、23:30ごろ帰路に尽きます。今回は山道で、鹿2頭と、タヌキ4匹を見ました。タヌキがかわいかった。
峠の休憩所で一服すると、師匠がおもむろに、積んできた天体望遠鏡を設置しだして、星の観察をはじめました。
東の空に、木星が輝いていて、それを望遠鏡でとらえると、4つの衛星がきれいに見えました。深夜の演奏の疲れに、素敵な贈り物でした。
師匠は、なんとかそれを携帯のカメラにおさめようと悪戦苦闘していましたが、結局うまくいかなかったようです。
自分の目で観るのが一番いいですね。
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