2011年5月25日水曜日

5/24

夕方、ご飯を食べながらTVを見ていると、
「美空ひばり特集」をやっていました。

何気なく見ていましたが、美空ひばりが、
「スター・ダスト」を歌い出すとご飯が食べられなくなり、
「昴」を歌うと、もうなんだか涙が出てき、

「歌はわが命」では、さらになんだか、
わけのわからない気持ちになってしまいました。

僕は毎年のように、事あるごとに、
TVで美空ひばりの特集が組まれることに何の文句もありません。

いつでも最後まで見てしまうし、どんな時でも感動してしまいます。
やはりそのような力のある、魅力のある歌い手だったのだと思います。

僕は幼稚園の時、地元の文化会館で、親に連れられて、
一度だけひばりさんのコンサートを見たことがあります。

小さい頃は何にもわからなかったけど、
一度でもその場所にいられてよかったと、今思います。

あと「古今亭志ん朝」もですね。



さて明日は、ライブです。

清水の港の近くにある、民家を改造した、
あたたかい雰囲気のあるレストランです。

まだ席には若干空きがあります。
よかったら遊びに来てください。

■5/25(水)
静岡市清水区 Cafe&Art 「CLAY FACTRY」
出演 ZilL 丸山研二郎
open 19:00 start 19:30 ¥1500 1ドリンク付き

2011年5月22日日曜日

5/21

昼間、富士宮にて「FLOWTIDE」という、
美しいキーボードトリオの面々とイベントのリハーサルをしました。

抜群の腕を持った、新しい友人たちと、
新しい活動ができることをうれしく思いました。

今日は不思議な霞みがかかって、
煙突から白い煙を吐く、富士の工場群がまるで、
霧や雲を増産する工場のように見えました。


そして、夜は、いつもの場所で、
かねてから一緒に活動をしている、
ミュージシャン「ZILL」のイベントの50回記念でした。

14組のミュージシャン+飛び入りのミュージシャンが延々、
2~3曲ずつ、続けてライブをするという長丁場です。

親友であるジルくんは、本当に正直で、心の熱い男であります。
個人的には以前に、彼に深い恩義を感じるような出来事もあり、
せめてその活動の一助となりたいと思っています。

深い感謝と、常に新しい感覚を持って、
進んでいきたいと思った一日でありました。


出番を待っている間に、心がぐらぐらとするような感情を覚えました。
特にきっかけなく、強い疲労感と、
不安に襲われることが時々あります。

小さな言葉の癒しの力がまた旅行にでも行ったのでしょう。

昼間のスタジオは、山の中にあって、
小鳥がいつもさえずっていました。

今外で、カエルが少しだけ鳴きました。

その音に包まれていると、優しい気持ちになれます。

2011年5月21日土曜日

5/20

すっかり暑くなり、昼間は半そでで過ごしたいぐらいですが、
仕事が終わり、バイクで帰る頃になると、また厚着をしています。

僕は福祉の職場で働いています。
なかなかに、楽しいことばかりではなく、
人間関係の摩擦に触れることもしばしばです。

小さな小さな場所で、伝えきれない思いが、
まるで世界全体を支配しているように感じたりすることもあります。

しかし、道端にポピーの花を見つけた子が、
今までもてあましていた思いをすっかり忘れて、
きっとまた新しい成長を受け入れていくように、

ありふれた生活の中で、何かにたどり着いたように感じることが、
何より嬉しかったりします。

喜びは人を変えてゆく、ということを、
今日は、とある出来事から感じました。

しかし、その陰に新たな寂しさをも同時に発見するのです。

最近またあの、忙しかった日々が戻ってきました。

2011年5月20日金曜日

5/19

今日は朝から晩まで働きづめでありました。

夜は、あるイベントで友人のバンド、
「青田ケンイチ&サイドギャザーズ(ヘンな名前ですね)」
に、ゲスト出演するため、スタジオ練習に参加して来ました。

最近運動不足もあり、若干体力の衰えを感じます。

よく20代にもかかわらず「歳をとった。」という人がいますが、
僕は全然そのように思った事はなかったのです。

しかしそれでも、確実に歳を重ねていると実感すること、
それは、お酒に弱くなったということと、
すこし視力が落ちてきたこと、

もうひとつ、寒さを感じやすくなったことです。
10代や20代前半のころは冬でも「ももひき」をはかなかったし、
3月ぐらいには、半そでに薄手のYシャツ一枚で外に出ていました。

今は、結構厚着しています。

あと、常に「明日」のことを考えながら行動している…、
といいながら、深夜にブログを更新したりもしているのです。

燃えよ若人胸を張れ♪

2011年5月17日火曜日

5/16

雲がだんだん厚くなって、星の見えない夜です。

今日は、忙しい一日でした。

朝、ヘルパーの仕事に行き、スタジオ練習に行き、
帰って、フライヤーづくりなどをしたのち、打ち合わせに行き、

そのあと、もうひとつヘルパーの仕事をし、
仲間の企画している震災チャリティーイベントの企画会議に顔を出し、
さっき帰ってきました。


帰りにコンビニに寄って、バイクのエンジンを切ったとき、
あたりの静けさに、少しの郷愁を覚えました。

子供のころ、夜中にバイクの音などが聞こえると、
とても小さかった自分の世界の外で、
自分が完全に布団に入って外に出る由もない時間に、
なにやら動いている存在があるということが不思議でした。

道路わきや庭の隅などの、マツバギクの花は、
夜には、そっと花弁を閉じて眠っています。

きっといたる所に、
自分の知らない慎ましやかな活動があるのでしょう。

2011年5月14日土曜日

5/12.13

東京渋谷区にて、2件ライブをしてきました。
今回は静岡のシンガーソングライター「ZILL」と一緒です。

ライブが終わってそのまま帰路につきましたが、
事故渋滞のため1時間ほどロスして、
自宅についたのは朝4時ごろでした。


ZILL君の演奏は、全国ツアーや、
地震の災害ボランティアなどの経験のあと、
にわかに言葉に力がこもったように感じ、

今回、彼の演奏を聴いて目頭が熱くなりました。

ミュージシャンに必要なのは、心だ、ソウルだ、魂だ、
などといろいろな言い方がされますが、

今自分の中に存在している音や言葉を、
「何のために」演奏するのか、やはり表面的な意味だけでは、
伝わるものではないんだなとあらためて感じます。

今日は暖かくさわやかな日です。
また新しい演奏が待っています。


5/18(水)
LIVEHOUSE 「UHU
No Beer No Life! Vol.3
出演 珍萬座、剛 大介、丸山研二郎、山下哲施 

オープン18:00 スタート19:00 
チケット ¥1500(ドリンク別)

2011年5月11日水曜日

5/11

東日本大震災から、今日で2か月が経ちました。

地方の人間にとっては、
段々と記憶から薄れていくことかもしれません。

しかし、自分が具体的にできることは少ないにしても、
深い祈りを持ちながら、毎日働いていきたいと思っています。

もちろんそれは、2か月前に起こった地震に関してだけではなく、
世界でも、日常の風景の中でも、日々恐ろしい出来事によって、
幸福や、安心が失われてゆく場面が、いくつもあるであろうことを、

常に心のどこかにとどめて、
感じ続けていかなくてはならないと思うからです。



明日から2日間、東京に行ってきます。
渋谷、幡ヶ谷にて演奏です。


□5/12(木)

東京渋谷 アコースティックライブ&バースペース「SONGLINES」
出演 ZilL 丸山研二郎 他
開場18:30/ 開演19:00
前売2000円 / 当日2300円 ドリンク代500円別途


□5/13(金)
東京幡ヶ谷 Acoustic Live BAR「36°5」
出演/ナカムラ・Dr.NOBU・ZilL・丸山研二郎 ほか
OPEN 18:00 START 19:00(仮) ¥2000(1ドリンク付き)

2011年5月8日日曜日

5/7

祖母の納骨のため、再び京都へ行ってきました。
亡くなったのは祖父の27回忌を終えた翌日だそうです。

祖母は、「おじいちゃんの27回忌まで頑張るかなあ。」
と、最後に会った時、言っていましたので、
ああ、やっぱり自分で思ったその通りにしたのかも知れないと、
不思議な気持ちになりました。

京都は夏日で、礼服を着ていると汗がにじむような日和でした。

大きな銀杏の木が、木の葉を青々と茂らせて、
じっとお墓の横に立っていました。

僕はおばあちゃんが、晴れてまたおじいちゃんと、
一緒になることができ、安心していると信じています。


お葬式ほどではないにしろ、
また何人かの親戚が集まって楽しく食事をしました。

1日、前のりで着いていた母はすっかり京都弁に戻っており、
前日は、夜が白むまで話づめだったそうです。

(僕は子供のころから、普段は上手な標準語を話す母の、
帰省した時にだけ解放される京都弁が好きでした。)

日頃、朝5時半に起きて自宅の仕事を切り盛りする母とは違い、
朗らかで、一人の女性に戻ったように見えました。

2011年5月7日土曜日

5/6

「シャクナゲ」の花が「ツツジ」の花と、
よく似ていると思っていたら同じ仲間なのだそうです。

「お茶」と、「椿」も実は親戚だそうです。

人は、あの花はきれいとか、この花は気持ち悪い、
とか、いろいろな感想を持ちたくなります。

しかし植物は、その土地や気候や、状況に合わせて、
自然とそのような形になってきたものです。

例えば何かの機会に、全く知らなかった異土の植物や、
コケや、シダなどの原始的な変わった植物を見ると、
いかに自分たちの美意識が、狭い文化の中で押し込められ、
限定された知識の中で教育されてきたものかがよくわかります。

本当の美とは何でしょう?

深い心の奥底で育っていく無意識があるかと思えば、
また、知的な理想の途中に見つけてゆくものもあるでしょう。

自分もそのような矛盾から離れられない存在でありますが、
ものを愛でることができるということは、かけがえのない、
人の大切な心だと思います。

今日咲いていた、満開のシャクナゲの花と、
心の中に咲いているその同じ花が、
ひとつのものになるという時がくるのでしょうか。

最近少し頭を使いすぎました(笑)

2011年5月5日木曜日

5/5

今日は久しぶりに何にもない1日でした。
朝から晩まで仕事が何にもない。

わーい。

夕方ボーっとしていると、TVで、
昔の文豪が滞在したという場所を紹介していました。

何だか最近ずっと家にへばりついていたので、
どこかへ旅行に行きたくなりました。

「1年に一度は知らない場所へ赴くこと」
とダライ・ラマが言っていたような気がします。
言わなかったかな?

昔行った「アイヌコタン」の静かな秋冷をふと思い出しました。

2011年5月4日水曜日

5/4

朝もやの道をバイクで走ると、
とてもすがすがしい気分になります。

今はフジの花がたくさん咲いて、
お茶の新芽も大分大きくなり、けやきの新緑が、
覆いかぶさるように頭の上を流れてゆきます。

まっすぐな人気のない夜の道でも、
キンと冷えた朝の山道でも、
まったく心をどこかにやってしまって、
とにかくひたすらに、どこまでも走りたいとよく思います。


昔、絵を習っていた時、尊敬する先生に、
「君の絵は、うまいなー、と思う絵だけど、
『ああ、本当にうまいなあ。』と思う絵ではないね。」
と言われたことがあります。

自分は音楽の中でも、何か限定された理想を頭に描き、
それを体現していきたいと思っているわけではありません。
レジスタンスでも芸術家でもありたいわけではないからです。

しかし(だからこそ?)、ステージでなぜか無性に寂しくなって、
どこにもゆけなくなることがしばしばあります。

以前にあるツアーに行った時にも、
自分が何のためにここに来たのかわからなくなり、
目が見えなくなるほど寂しくなったことがありました。

音楽表現の場におかれながらも、
山道のけやきや、海沿いのヒルガオの花に、
何かを問いに行けるでしょうか。

自分がひたすらに走って行きたいと思う道は、
どこにつながっているでしょう。

観念の領域の霊知のまばゆい紺碧の光ですかね。

2011年5月2日月曜日

5/2

カエルが1匹だけさびしそうに鳴いていました。

明日は、久々に朝ゆっくりできます。
カエルの声を聴きながら今日は寝ましょう。


あの笛 きいてりゃ
コロロ コロロ
コロロコロコロ 眠くなる
あれはね あれはね
あれはカエルの 銀の笛
ささ銀の笛


明日あさっては、ライブです。

■5/3(火祝・憲法記念日)

静岡 LIVEHOUSE「UHU」
出演 安藤延晃 丸山研二郎 他
open 18:00 start 19:00 
¥1500 + 1ドリンクオーダー¥500

■5/4(水・祝・みどりの日)
静岡鷹匠 「フォークテラス海風」
19:00~ 2ステージ ¥1000 飲食別

ゆっくりとした時間を過ごしにおいでください。