2014年2月22日土曜日

2/21 尊大な羞恥心


夜、外に出てふと街灯に照らされた桜の木をみると、もう固い蕾が付いていました。

陳腐な表現ですが、華やかな時に向かって僕たちの知らない間に育てているのでしょう。


ミュージシャン「ナカムラタツキ」くんが、ラジオ「K-mix」のオーディションの決勝にのこり、その紹介のラジオ番組で流す音源を録りたいというので、協力しました。

「虎叫ぶ」という曲。

中島敦の小説「山月記」が下地になっているとても面白い歌です。

楽曲としてはそれだけでも嬉しすぎる内容なのですが…、一日練習し、仮で録ったデモをわたすと、それを聴いて彼は寝る間も惜しんで曲の解釈について考えてきたらしく、たった数日で格段によいアレンジに仕上がりました。

僕はエレキギターでリードを弾きました。

オーディションもいいけれど、タツキくんの音楽には、彼にしか出来ない活躍の場がきっとあるような気がしました。


どこかで誰かが言ったようなメッセージが繰り返される流行り歌だけじゃなくて、もっと深くて面白いものが沢山ある音楽業界であってほしいと思います。

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