2011年3月31日木曜日

3/31

今年度も今日で終わりです。

木蓮も散り、路端には水仙の花などが咲いています。
原っぱには、ホトケノザがたくさん咲き乱れていました。

うちのサボテンたちも、
暖かな季候のもと少しずつ大きくなっていくでしょう。

今日はハンマーダルシマー奏者、荒井さんと練習をしました。
ギターとダルシマーのデュオの試みは初めてですが、
ガットギターの音ときれいに融け合い、
不思議なハーモニーを作ることができそうです。

新年度は10日がライブ初めになります。

4/10(日)
社会福祉法人 重症心身障害児・者施設 つばさ静岡
つばさ静岡ホール
入場無料 14:00~15:15
出演 丸山研二郎&荒井豊(ハンマー・ダルシマー)

基本的には施設利用者さんと、
職員さんなどが対象のコンサートですが、
もちろん一般の方も入場無料にてお越しいただけます。

今回は重度の障害をもった方々を相手に演奏をします。
僕たちの演奏が少しでもみんなの楽しみになるかどうか、
心配ですが、一生懸命いい演奏をしたいと思います。

2011年3月30日水曜日

3/29

HP内に「原発に関する考察」という記事をUPしました。

僕は今まで何にも知らなかったですし、
実際のところ、興味すら失っていたことかもしれません。

賛成・反対は個々の意見なので、
強制されるべきことではありませんが、
なかなかに深刻な問題なので勉強したいと思い、
色々な記事などをかじり読み、視聴した一部であります。

やはり無関心であることが一番いけないように思った結果です。
これからも少しずつ勉強したいと思います。

2011年3月28日月曜日

3/27

久々に、短期のアルバイトをしました。

自分でも何を思ったか、ガテン系引越し屋の、
アルバイトをしたので今日は体が筋肉痛です。

今は引っ越しシーズンなので、
社員さんも毎日朝7時から、夜12時ごろまで、
休みなく駆り出されているそうです。

僕は、自分の引っ越しを業者に頼んだことがなかったので、
いろいろ勉強になりました。

まあなかなか、どちらのせいとも言い切れませんが、
ちょっと打ち合わせと食い違うと言ってえらく怒っている奥様がおり、
社員さんがひどく注意されていたので、大変だなあと思っていると、
家には、お父さんに20歳ぐらいの息子が2人もいるではありませんか。

皆家にいて動けるなら自分たちでトラックを借りてやった方が安いし、
そうやって無駄に怒らなくて済むのに…、と考えてしまいました。

お金を出しさえすれば何でも思うとおりやってもらえる、
という考えも、どうだろうと思いました。

自分たちでできることは自分たちでやりましょう。


今日の映像と曲 その4
http://www.youtube.com/watch?v=rNUYUpcOFBU

2011年3月24日木曜日

3/23


京都に住んでいた祖母が、今朝方亡くなりました。
105歳でしたので大往生です。

明治38年生まれ。
計算すると「日露戦争」のころから生きていたことになり、
本当にいろいろな時代を生き抜いてきたのだと感服します。

おばあちゃんは昔ながらの京都の「町屋」に住んでいました。
僕はその家が好きでしたが今はもう建て替えてしまいました。

遊びに行くと作ってくれる「ホットミルク」がとてもおいしかった。
なぜかうちに帰って同じように作っても、決して同じ味にならず、
母親にだだをこねた記憶があります。

それから「たまごみそ」といって、京の白味噌を卵の黄身と、
お砂糖で煮た甘いお味噌がおばあちゃんの味でした。

一緒に近所の商店街のおもちゃ屋さんに行ったり、
「御所」を一周したりした懐かしい思い出がよみがえります。

僕の高い鼻と筋張った大きな手はおばあちゃん譲りであります。
それにかけがえのない優しい気持ちをもらったような気がします。

おばあちゃんがいなくなるのはさみしいけれど。

そういえば、戌年の僕は卯年の人と相性がいいからといって、
おばあちゃんは幼い僕にうさぎのぬいぐるみをくれました。
今や僕もちょうど結婚を控え、偶然にも卯年のパートナーを、
おばあちゃんに紹介できたことに何より安心感を抱いています。

明日より通夜・告別式のため京都に2日間行ってきます。

2011年3月21日月曜日

3/20

菊川氏の喫茶店「香妹(かも)」さんにてライブを行いました。

地震の影響などで、「本当にお客さんが少ないかも。」
といいながら、ほとんど満席のお客さんを集めてくれ、
とても素敵な演奏会になりました。

今日は、静岡市「小梳(おぐし)神社」にて、
フリーマーケットのライブステージに招かれ演奏しました。

まだ相変わらず、街は閑散としていますが、
少しずつ普段通りの活気に戻っていくことでしょう。

それは素晴らしいことです。
しかしただ単にいろいろな事象を忘れてしまうのではなく、
何か自分たちが世の中のためにできることを、
真剣に考えていかなくてはならないと思います。

感情論だけではなく、地震について、原子力についてなど、
ちゃんと勉強して、民間からしっかりした問題提起ができないと、
これからはいけないことだなあと感じました。

どんな意見をもっているにしろ、
無関心であるということが一番いけないことのように思うのです。

今日の映像と曲
http://www.youtube.com/watch?v=bvmpGX6bGd8

2011年3月18日金曜日

3/18

桜も早咲きのものはみんな咲いてしまって、
木蓮も満開になっていますが、
春らしからぬ寒い日が続いています。

昨日は、いつものようにフォークテラス海風で演奏でした。
当然のことながら街中が静かになってしまっていて、
何となくさびしい空気が流れています。

贅沢や、ばか騒ぎはもってのほかだとは思います。
でもこんな時だからこそ、ゆっくり心を開放できる時間は、
少しでも必要なことだと、皆の考えは一致しつつあります。

もちろん力強い癒しや安心を与えることなどできないにしても、
いい演奏をしたいと強く心に思うわけであります。


今日の歌と映像その2

2011年3月17日木曜日

3/17

恐ろしい原発をはじめ、被災地で復興のために、
従事されている方々に心から敬意を表します。

政府、その他従事者の言論、思想などに対する批判も、
少なからず聞きますが、今は自分たちにできることを、
少しずつやるべき時だと思います。

しかしこのような事態に、静岡になぜガソリンや小麦製品などの、
物資が少なくなっているのか、理解していない人も一部いるようで、
真剣に怒りを感じることもしばしばであります。

そんな折、映像屋の友達から、
ちょっとした企画を持ちかけられました。

定期的にちょっとした映像と歌を、
彼のツイッター等にUPしていこうということです。

無論、現地の人のためになるなどという、
おこがましいことではありません。

何となく不安な気持ちをぬぐい去れない毎日でありますが、
少しでも気持ちをほぐす機会があれば、という、
自分たちに対するちょっとした動機づけのようなものです。

ご笑覧ください。

今日の歌と映像その1

2011年3月14日月曜日

3/14

震災の犠牲者の方のご冥福、
被災者の方の今後の安全を、
心よりお祈り申し上げます。

僕も、本当に微力ながら、
義援金を送らせていただくことにしました。

離れた我々は被災地のために何ができるのか、
また東海地震が危ぶまれている静岡では、
日頃どのように生き、どのような心を育てておくべきか、
真剣に考えさせられています。

今はしかし、ひとえに被災者の方の悲しみが少しでも早く癒え、
新たな希望を見つけられることを強く祈るほかありません。

2011年3月10日木曜日

3/9

静岡の市美術館で、
「棟方志功展」を見ました。

以前にも見た、「二菩薩釈迦十大弟子」や、
「女人観世音菩薩」などにまた会えました。

きっといろいろなところを巡回しているのでしょうが、
邂逅を喜ぶ気持ちが、
何か作品に人格のようなものを思い起こさせます。
同じ作品を何度も見るということも新しい発見があるものです。

今回はかなり巨大な板画作品が多く、
あんまり素晴らしくて頭がくらくらしましたが、

雪深い東北の景色が板画の白黒の強いコントラストとなって、
あらわれているのかも知れない、という解説の言葉に共感しました。

その他も、裏彩色という手法で色のつけられた旅絵巻の板画や、
手書きの富士山などに深い感動を覚えました。


薔薇見れば薔薇のゑまひ
牡丹に逢はゞ牡丹の威(ゐ)
あやめの色のやさしきに優しく
女人(にょにん)われこそ観世音ぼさつ

柳絮直(りうじょなほ)ければ即ち直く
松厳(いつ)くしければわれも厳(いつ)くし
杉いさぎよきに、はた、いさぎよく
女人われこそ観世音ぼさつ

そよ風にそよとし吹かれ
時に、はた、こゝろ浮雲
足裏(あなうら)の土踏むちから
女人われこそ観世音ぼさつ

人のかなしみ時には担ひ
よろこびを人に送りて
みづからをむなしくはする
女人われこそ観世音ぼさつ

ぼさつ、ぼさつ、観世音
千変万化
円融無碍(ゑんゆうむげ)もて世を救ふ
女人われこそ実(げ)に観世音

2011年3月8日火曜日

3/8

昼間から、
がんばってデモ音源を仕上げてしまおうと思い、
自宅でずっとマイクに向かっていたら、
頭の中が煮詰まってしまいました。

結局たいした進展もなく、夕方所要で出かけると、
猛烈に眠くなって、車の中で15分ほど寝たところ、
にわかに体調が悪くなりました。

妙な不安感に襲われたりして、
やはり、根詰めすぎも良くないなあと思いながら、
ふらふらと晩御飯の買い物のためスーパーへ寄ると、

店員さんが試食コーナーで、うまそうなマグロを、
バターと塩コショウで焼いて出しているではありませんか。

そうだ今夜はマグロにしよう!

と思ったとたん、心が晴れやかになり、
体調もすっきりと元通りになりました。

まあ大体が現金なもんですが、
ささやかな楽しみが人の気持ちを助けることもあるでしょうね。

マグロとセロリのバター炒め。
醤油をちょっときかせて、コショウをたっぷり。
皆さんもお試しあれ。



店員さんに、「お父さん、おひとついかが?」と言われました。
よくも悪くも感慨深い一言でありました。

2011年3月7日月曜日

3/6

遅咲きのサザンカがもうずいぶん散って、
花びらのたくさん落ちた側溝の脇に、
ちいさなセキレイがちょこんと佇んでいました。

サザンカの桃色と、小鳥の白黒がいい色合いで、

小鳥の、何かを考えているのか日向ぼっこをしているのか、
尻尾を振りながらじっとしている姿が、なんとも愛らしく感じました。

しばらく見ていると、セキレイは川におりて、
時々コンクリートの護岸に足を滑らせたりしながら水を飲み始めました。

対岸のフェンスには雀が5、6羽舞い降りて、
何やら話をしているようでした。
電信ばしらには、カラスが雄々しげにとまっていました。

鳥の言葉がわかったらどんなにいいだろうと思いました。
日曜日の光景であります。

2011年3月5日土曜日

3/5


梅の花が満開になり、
椿の花はもう散り際です。

真冬に比べれば、ずっと気温は上がって来ましたが、
このところ何やら肌寒いですね。
でも「花冷え」というのには少し早いようです。

明日、法事があるので、2日間実家に帰ります。

親戚などが集まって少しにぎやかに、
リフレッシュできることだと思います。

貧乏暇なしで、あくせくツアーに行ったり、
録音をしたり、営業をしたり、精神的に忙しい日が続くと、
どうも考え方も健全ではなくなっていきます。

ただ忙しいからといってお金が儲かるわけではありませんね(笑)
たまには自分を休ませることも必要でしょう。

楽しいドライブに行ってきま~す。

2011年3月3日木曜日

3/3

少し報告が送らばせながら、
ギターが直って帰ってきました。

ほんとにホッとしました。


しかし最近の科学力はすごいですね。

あっという間にどこが割れていたのかわからないほど、
しっかり接着してしまう接着剤が存在するのです。

クラフトマンの方があまった木で実演してくれたのですが、
ちょっと定着剤を塗って、接着剤を流して木を張りつけると、
ものの2、3秒で、もう僕が本気で引っ張っても取れなくなりました。


僕のギターは「TACOMA」というメーカーのものです。

これが実はもうすでに2台目で、
1台目は使っていたらブリッジ(弦止め部分)がはがれてきてしまい、
修理に出したところ、輸送の段階の手違いで、
また別のところが壊れて帰ってきたので、
運送会社に弁償として同じものを貰ったのです。

しかし2台目も、塗装が簡単にはがれてきたり、
ひびがいったり、なかなかもろいところがあり、

同じ状況で使っている他のギターに比べると、
いささか「受難のギター」といった感じです。

でもせっかく自分のところに縁あって来たものです。
ずっと大切に使ってあげたいと強く思っている今日この頃であります。

2011年3月1日火曜日

2/26

渋谷ライブは新しい出会いと発見があり、
楽しい気持ちで終えることができました。

ゴトンゴトンと電車に揺られながら、
静岡へ帰ってきてホッとしました。

僕は田舎者なので大の電車嫌いなのであります。

僕はよく人に「きょろきょろしている」と、
冗談めいて言われることがありますが、

昔から、眼の前に起こっていることなどを、
一つ一つ理解しなくては落ち着かないたちなので、
東京のように人が予想以上に多い所に行くと、
どうも頭がパンクしそうになるのです。

電車に乗っていると、お父さんと娘の親子が隣に座って来ました。

娘さんはずいぶん風邪をひいていたらしいのですが、
マスクもせず、始終ゴホゴホと咳をしていました。

すると向かいに座っていた女性がそれに気づき、
ものすごく嫌そうな顔をしてハンカチで口を押さえはじめ、
子供が咳をするたび顔をしかめていました。

実際子供が咳をしようがしまいが、
沢山の人の吐く息の充満した車内で、
ちょっと口を押さえたところで、どうにも変わりはしないのです。

何とも思いやりのない嫌な行動だなあと思う反面、
何だか特別な事情のある人のような気もし、
お父さんも子供にマスクをさせるとか、配慮の仕方があるなあ、
とも思ってみたりしました。

沢山の人がパーソナルスペースを侵害された状態で、
暮らさなければいけないということは苦労だなあと感じました。


別の電車の中では、乳母車の子が僕を見上げていました。
純真無垢な興味にしばし優しい気持ちになりました。