静岡の市美術館で、
「棟方志功展」を見ました。
以前にも見た、「二菩薩釈迦十大弟子」や、
「女人観世音菩薩」などにまた会えました。
きっといろいろなところを巡回しているのでしょうが、
邂逅を喜ぶ気持ちが、
何か作品に人格のようなものを思い起こさせます。
同じ作品を何度も見るということも新しい発見があるものです。
今回はかなり巨大な板画作品が多く、
あんまり素晴らしくて頭がくらくらしましたが、
雪深い東北の景色が板画の白黒の強いコントラストとなって、
あらわれているのかも知れない、という解説の言葉に共感しました。
その他も、裏彩色という手法で色のつけられた旅絵巻の板画や、
手書きの富士山などに深い感動を覚えました。
薔薇見れば薔薇のゑまひ
牡丹に逢はゞ牡丹の威(ゐ)
あやめの色のやさしきに優しく
女人(にょにん)われこそ観世音ぼさつ
柳絮直(りうじょなほ)ければ即ち直く
松厳(いつ)くしければわれも厳(いつ)くし
杉いさぎよきに、はた、いさぎよく
女人われこそ観世音ぼさつ
そよ風にそよとし吹かれ
時に、はた、こゝろ浮雲
足裏(あなうら)の土踏むちから
女人われこそ観世音ぼさつ
人のかなしみ時には担ひ
よろこびを人に送りて
みづからをむなしくはする
女人われこそ観世音ぼさつ
ぼさつ、ぼさつ、観世音
千変万化
円融無碍(ゑんゆうむげ)もて世を救ふ
女人われこそ実(げ)に観世音
「棟方志功展」を見ました。
以前にも見た、「二菩薩釈迦十大弟子」や、
「女人観世音菩薩」などにまた会えました。
きっといろいろなところを巡回しているのでしょうが、
邂逅を喜ぶ気持ちが、
何か作品に人格のようなものを思い起こさせます。
同じ作品を何度も見るということも新しい発見があるものです。
今回はかなり巨大な板画作品が多く、
あんまり素晴らしくて頭がくらくらしましたが、
雪深い東北の景色が板画の白黒の強いコントラストとなって、
あらわれているのかも知れない、という解説の言葉に共感しました。
その他も、裏彩色という手法で色のつけられた旅絵巻の板画や、
手書きの富士山などに深い感動を覚えました。
薔薇見れば薔薇のゑまひ
牡丹に逢はゞ牡丹の威(ゐ)
あやめの色のやさしきに優しく
女人(にょにん)われこそ観世音ぼさつ
柳絮直(りうじょなほ)ければ即ち直く
松厳(いつ)くしければわれも厳(いつ)くし
杉いさぎよきに、はた、いさぎよく
女人われこそ観世音ぼさつ
そよ風にそよとし吹かれ
時に、はた、こゝろ浮雲
足裏(あなうら)の土踏むちから
女人われこそ観世音ぼさつ
人のかなしみ時には担ひ
よろこびを人に送りて
みづからをむなしくはする
女人われこそ観世音ぼさつ
ぼさつ、ぼさつ、観世音
千変万化
円融無碍(ゑんゆうむげ)もて世を救ふ
女人われこそ実(げ)に観世音
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