京都に住んでいた祖母が、今朝方亡くなりました。
105歳でしたので大往生です。
明治38年生まれ。
計算すると「日露戦争」のころから生きていたことになり、
本当にいろいろな時代を生き抜いてきたのだと感服します。
おばあちゃんは昔ながらの京都の「町屋」に住んでいました。
僕はその家が好きでしたが今はもう建て替えてしまいました。
遊びに行くと作ってくれる「ホットミルク」がとてもおいしかった。
なぜかうちに帰って同じように作っても、決して同じ味にならず、
母親にだだをこねた記憶があります。
それから「たまごみそ」といって、京の白味噌を卵の黄身と、
お砂糖で煮た甘いお味噌がおばあちゃんの味でした。
一緒に近所の商店街のおもちゃ屋さんに行ったり、
「御所」を一周したりした懐かしい思い出がよみがえります。
僕の高い鼻と筋張った大きな手はおばあちゃん譲りであります。
それにかけがえのない優しい気持ちをもらったような気がします。
おばあちゃんがいなくなるのはさみしいけれど。
そういえば、戌年の僕は卯年の人と相性がいいからといって、
おばあちゃんは幼い僕にうさぎのぬいぐるみをくれました。
今や僕もちょうど結婚を控え、偶然にも卯年のパートナーを、
おばあちゃんに紹介できたことに何より安心感を抱いています。
明日より通夜・告別式のため京都に2日間行ってきます。
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