2011年11月25日金曜日

11/25

夕方の富士山がとてもきれいで、しばし見とれました。

うちからチラッとだけ見える、
南アルプスの某山も、雪をかぶったようです。


今回の録音の中で、勉強になったことは、
「良くも悪くも」、客観的な視点を、
どの程度持ち得るかということでした。

演奏自体に関しても、
ミックスなどの技術的なことに関しても、
こだわり続けた先の音が必ずしも、
他人にも心地よいとは限らないと思います。

結局、突き詰めて何度も録り直したり、
何度も音を作って、試し聴きしてみないと、
それもわからないわけで、改めて自分の練習量、
知識量、経験の不足を感じました。


しかし、ある意味では新鮮に、自分の音や、
それが録音された音源のあり方について、
真剣に向き合うきっかけになりました。

最近の、没個性的な音源のあり方には、
少しだけ不満を感じてもいます。

結局、不特定多数に、「売るため」に、
膨大にメディアにあふれる他の音源よりも音を大きくしたり、
「知られるため」に、ありもしないその人らしさを取ってつけたり、

さびしいなあと思うこともよくあります。

もちろん自分も、その雑多な氷河から溶け出た、
水滴の一粒であります。

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