もういつの間にか、11月も終わりです。
近所のイチョウの木も、もうだんだんと枯れ葉になり始めているものと、まだ少し青さが残っているものとまだらです。
今日はローストビーフのお店「DON幸庵」にて「えんじろう&長谷川孝二 オカリナ2マンライブ」が行われ、僕はオカリナ吹き長谷川さんのバンドで参加しました。
えんじろうさんは目の不自由な方で、おそらくそういう感覚でしか捉えられない世界を、非常にきれいに表現する人です。
ピュア、とか純粋、というような言葉がまさに浮かんでくるような、そんな音楽の世界です。
対して長谷川さんは、もともとジャズのミュージシャンで、オカリナもストリートに立って吹いているので、より即興的というか、感傷的というか、えんじろうさんとはまた違った力強い魅力を持っています。
2つのまったくタイプの違うオカリナをみっちり堪能できる、いい時間になったのではないかと思います。
自分としても、今までとはちょっと違ったスキルを求められる機会になり、いい勉強になっています。
最近特に、もっと自分らしい音を出せるようになるために、足りない部分がよく見えるようになってきました。
月並みな言い方ですが、いろいろな新しい出会いの中で、気付かされるものが沢山あります。
例えば音楽について、アンサンブルやステージのやり方で、こういう音の出し方が苦手だったな、こういうことをもっと覚えるべきだな、などと思うことがあると、それは意外と、日常生活の中でも自分に欠けている部分だったりするのです。