2012年11月30日金曜日

11/29


もういつの間にか、11月も終わりです。

近所のイチョウの木も、もうだんだんと枯れ葉になり始めているものと、まだ少し青さが残っているものとまだらです。


今日はローストビーフのお店「DON幸庵」にて「えんじろう&長谷川孝二 オカリナ2マンライブ」が行われ、僕はオカリナ吹き長谷川さんのバンドで参加しました。

えんじろうさんは目の不自由な方で、おそらくそういう感覚でしか捉えられない世界を、非常にきれいに表現する人です。

ピュア、とか純粋、というような言葉がまさに浮かんでくるような、そんな音楽の世界です。

対して長谷川さんは、もともとジャズのミュージシャンで、オカリナもストリートに立って吹いているので、より即興的というか、感傷的というか、えんじろうさんとはまた違った力強い魅力を持っています。

2つのまったくタイプの違うオカリナをみっちり堪能できる、いい時間になったのではないかと思います。


自分としても、今までとはちょっと違ったスキルを求められる機会になり、いい勉強になっています。

最近特に、もっと自分らしい音を出せるようになるために、足りない部分がよく見えるようになってきました。

月並みな言い方ですが、いろいろな新しい出会いの中で、気付かされるものが沢山あります。

例えば音楽について、アンサンブルやステージのやり方で、こういう音の出し方が苦手だったな、こういうことをもっと覚えるべきだな、などと思うことがあると、それは意外と、日常生活の中でも自分に欠けている部分だったりするのです。

2012年11月27日火曜日

11/27

オカリナ、一五一会、ギターのユニットで、初めて人前で演奏しました。

まだ感覚をつかみきれない所も多いですが、ある部分ではいいところまで行けたような気がします。

あさって29日、久しぶりにお会いするオカリナ奏者「えんじろう」さんと、我らが長谷川さんとの2マンライブの伴奏をさせていただきます。

まだ飛び込みでも大丈夫だと思いますので、よかったら遊びにいらしてください。


■11/29(木)
静岡浅間通り 『DON幸庵』
「えんじろう、長谷川孝二、オカリナ2マンライブ」
出演 えんじろう / 長谷川孝二、会津里花&丸山研二郎
open 19:00  start 19:30
¥1000(飲食別、要1ドリンクオーダー)

http://donkoan.com/

11/26

土砂降りの中、車を運転して実家から戻ってきました。

寺という家柄もあって年に3回大きな法要があり、それにはよほどのことがない限り必ず帰るようにしています。

まあそんな時は、実家であるにも関わらず、沢山の檀家さんのお参詣の場になるので、自分も忙しくあまりゆっくりできません。


ちょうどその行事の日に、檀家さんの中で、家族を含め自分もとても親しく大切だった人の訃報を聞きました。

長く患っておられたので、意外な知らせではなかったのですが、やはりさびしく思います。

お坊さんである自分の父が珍しく涙しました。

お坊さんたるもの、この人の時は悲しいけれど、この人の時はそうでもない、という印象を周りに与えることは良くないことでしょう。でも、特別に無意識にも人間らしくなってしまうほどに、いろいろな心があったのだと思います。


実家のお風呂はおんぼろお風呂なのですが、僕が子供のころに、タイルが汚いので母親と一緒にペンキを塗ったら、それが下地と合わずにまだらにはがれてしまった跡や、遊びで張ったテントウムシのシールが、そのまま残っています。

夜お風呂に入ってそれらを眺めていたら、そんな当時からのいろいろな記憶がよみがえってきました。


僕は、ごく普通の家庭で育った人に比べれば、本当に沢山の信仰心の厚い人に囲まれて成長してきました。そして人の生き死にについて考える機会がいっぱいに有ります。


もちろんそれは、良し悪しですが、そんな沢山の恩に報いることができるだけの人間に僕はなれているだろうか、と改めて自分の日ごろの行いを、とても恥ずかしく思いました。

2012年11月24日土曜日

11/22-24

ちょっと気持ちが忙しく、なかなかブログを更新できずにいました。

マキタさんのトコで演奏をし、静岡のイベント「ストリートフェスティバル」に出演しました。
来てくださった皆様、ありがとうございました。


と、これから法事で、実家に帰らなくてはなりません。

なかなかゆっくり記事を書いている時間が有りませんが、帰ってきたらいろいろ書きますので、しょうしょうお待ちあれ~。

2012年11月22日木曜日

11/21

最近ライブ情報の更新がちょっと滞りがちになってしまっています。

申し訳なし。


今朝、何かの動物が曳くソリに乗って、旅をする夢を見ました。

さらさらと透明な水の流れる川の浅瀬にたどり着くと、遠くに林に囲まれた巨大な風車が見えました。きっとどこかには本当にそんな景色があるだろうと思います。

なので朝、バイクで走っている時、並木のけやきが、枯れ葉をはらはらと散らしているのを見て、何だかふわりと浮いたような気持になりました。


明日は、いつものように「マキタさんとミッちゃんトコ」で演奏をします。

最近はオリジナルもみっちり演奏しています。お時間がありましたら、遊びに来てください。



■11/22(木)
静岡伝馬町 『マキタさんとミッちゃんトコ』
出演 丸山研二郎
20:00~、21:00~、22:00~ ¥1000

http://rock-cafe.biz/

2012年11月21日水曜日

11/20

モチの木に赤い実がつきました。

そろそろ本格的に冬がやってきそうです。


また新しい曲がひとつ形になりましたが、身内に聴かせたところ、詞をもう少し考えたほうがいいという事になって、練り直しています。

言葉がわかりやす過ぎる、ということです。

中国の何とかという詩人は、近所のおばあさんに詩を聴かせて、わからないと改めたといいますが、僕もわかりにくいと言われることは多々あっても、わかりやすいので変えたほうがいい、と言われる事は滅多にありません。

かえって、簡単に意味がわかってしまうと、短絡的に聞こえることもあるのでしょう。

音楽の中でも、形にとらわれないで、いろいろ実験してみたほうがおもしろいかも知れませんね。


今日は知り合いの誘いで、とあるお店のジャズセッションに顔を出してきました。

初めてのお店なので、僕はギターを持っていきませんでしたが、上手な人から、さほどでない人まで切磋琢磨している感じで、とてもいい刺激になりました。

僕は、ビ・バップやモダンジャズのプレイヤーになりたいわけではまったくないけれど、いろいろな音楽の感覚を具体的に身に付けたいなあと思っています。


少しずつ自分の言葉や、作る音の中に生きてくると思うからです。

2012年11月19日月曜日

11/17-19


今回も東京は「稲生座」と「茶々」に演奏をしてきました。

稲生座に招いてくださったユニット「HALUKA」さん、茶々のみなさん、ありがとうございました。

HALUKAさんのライブも、茶々で共演させていただいた、俳優「中山一朗」さんの朗読も素晴らしかったです。

終わってから、中山さんや茶々のマスターといろいろな話をしました。いつも必ず話題になるのが、人の縁というのは不思議だなあということ。

いい関係を築くということは、必ずしも、触れ合った時間に比例するものではありません。

遠くに住んでいるのに、行ってちょっと話をしただけで、一瞬にして大切な場所になってしまうこともあります。自分にとってのそんな場所が、ひょっとしたら、もっともっとたくさん有るのかもしれないと思います。


東京から帰ってきて、今日はピアノのまゆちゃんがよく演奏に行っているという福祉施設で、ライブをやらせていただきました。

素敵なおじいさん、おばあさんが僕たちの演奏を楽しんでくださいました。

今日の演目は…、

北街道の唄
青い山脈
私の青空
川の流れのように(荒井さんソロ)
ありがとう(まゆちゃんソロ、オリジナル)
夜霧よ今夜もありがとう(丸山ソロ)
知床旅情
ふるさと
サンフランシスコのチャイナタウン

みなさんの反応を見ると、とてもいい仕事ができたのではないかと思います。

今日の日記は報告だけになってしまいました。さすがにちょっと疲れがたまっています。ゆっくり休みたいけどそうもいきません。

がんばるぞ~。

2012年11月15日木曜日

東京でのライブのお知らせ

昨日あたりから急に寒くなりました。

つい数日前、海で泳いできたとは思えません。

明後日から2日間、東京のいつものお店でライブがあります。
東京方面の方どちらもお気軽においでください。

よろしくお願いします。



□11/17(土)
東京高円寺 『稲生座』
出演 丸山研二郎&荒井豊、HALUKA
Open:19:30/Live time:20:00~22:00/Bar time:22:00~2:00
Live chage:\1500

東京都杉並区 高円寺北2-38-16 サニーマンション2F
03-3336-4480

http://www2.odn.ne.jp/raychel/menu.html


□11/18(日)
東京狛江市 『茶々』
「やわらかな時間」
出演 中山一朗、丸山研二郎&荒井豊

1部 朗読~特攻隊員の手紙~
2部 DUO LIVE 
open 17:00  start 18:00 ¥2000(飲食別)

http://cafe-sasa.com/



明日はUHUでのイベント「ジルクラブ」。

なんと60回を記念しての企画です。僕もジルバンドで参加します。

よかったら遊びに来てください。

2012年11月14日水曜日

11/9~11/12 その2


3、ダイビングをする

生まれて初めて、スキューバダイビングをしました。インストラクターの方が丁寧に教えてくれたのでばっちり潜れました。

残波岬というところの近くに「青の洞窟」というものがあって、本物は言わずと知れたイタリアに有るのですが、両方とも行ったことのある人は断然沖縄のほうがきれいと言うそうです。

海に魅せられる人は沢山います。

あてのない空を漂っているような、この世ではないどこかにいるような、不思議な感覚にとらわれ、夢のような体験をしました。


僕たちの知らないところで、沢山の魚や貝や、珊瑚が暮らしていました。またそこにはそこのルールがあって、その世界に彼らの生活があるのです。

どんなに透き通っていても、少しだけ見えた深みの底はずっと青くなって何も見えません。そこはもう僕たちの体では行けない世界なのです。

僕は何かに中てられて酔ってしまい、上がってしばらくは気分が悪かったです。

インストラクターさんによると、最終コースは「ジンベエザメと一緒に泳ぐ」ということです。そこまで挑戦してみたいものです。


4、ライブ

やっとライブ…。遊んでばかりでごめんなさい。希望ヶ丘公園というところの特設ステージが僕の出演場所。ゆったりとしたマルシェが出て、お客さんものんびり座って聴いてくれました。

新しい曲を演奏すると、聴いてくれていた女性が涙を流しているのが目に入って、僕もうっかり貰い泣きしそうになってしまいました。これも島のいい雰囲気の力でしょう。何だか申し訳ない気がします。

のんべえのおじさんが「スカボロ・フェアー」をやってくれというので、リクエストに応えて一曲やりました。おじさんはオリジナルも大変気に入ってくれて、終わった後しばらく一緒に泡盛を飲みながら話をしました。

おじさんは船乗りさんで生まれてこのかた、島を出たことがないそうです。


一部のスタッフや、出演者の方ともとても仲良くなって、また必ず沖縄に演奏にくることを約束しました。


僕たちの知っている情報はほんの一部、沖縄はまだまだ沢山の問題を抱えているといいます。

でも触れ合った人は、島の人、移住してきた人に関わらず、明るくてとても話しやすい人が多かったような気がします。そして皆、目がきらきらと輝いていました。

僕も、自然とにこにこしながら皆と話すことができましたが、目の前にいる人が持っている大切なものが僕には足りないような気がして、少し恥ずかしくなりました。

僕はどうして、何かから自由になれないのかな。


正直まだ、向こうに居たいです。

きっとまた行ってしまうでしょう。大切な場所がひとつ増えました。

島の自然や風土がいつまでも守られることを願います。

11/9~11/12


4日間の、沖縄ツアーはライブ自体は1本だったのですが、他の日は何をしていたのかというと、ずっと遊んでいました。ごめんなさい。

まずは、素敵な機会を与えてくださった、イベント「アサイラム」の皆さん、聴いてくださったお客さんに感謝します。


1、国際通り周辺

前日までの仕事の疲れや、イライラが抜けず固い気持ちで空港に降り立ちましたが、モノレールを降りて通りを歩いていると、自然と体の余分な力が抜けていく感じがしました。

なぜかは分からないけど、それがまず一つ沖縄の魅力かもしれません。


繁華街には、迷路のような商店街があって、沢山の土産物屋や飲み屋が並んでいて、奥に行けばいくほど、観光ではなく地元向けのお店が多くなります。

僕は断然奥のほうが好き。ここで「沈没」してもいい、と思いました。

安宿には実際沈没している人が沢山います。


2、農連市場に行く

先述の、僕が大学生の時に行ったおかゆ屋さんですが、話を聞くとそれは商店街の一番奥の奥、農連市場という所にあったのだと分かりました。

そこは、地元の商店の人たちが仕入れに来る市場で、夜中過ぎから始まり、朝方には終わってしまうという一番ディープなスポットです。夏に行ったモンゴルのザハ(市場)を思い出しました。

むしろこちらのほうが上(何が?)ではないかとすら思います。


朝早く起きて行ってみると、せっせと野菜を仕分けて働いているおばちゃんたちにまじって、飲み明かしたラスタマンたちがラジオ体操をしていました。

突然、彼ら(ラスタマン)の一人が僕に話しかけてきて、昨日国際通りを歩いてましたよね?と言いました。まったくすれ違った記憶がなかったので、意外に思いましたが、少し仲良くなって、以後彼らとは、いろいろなところでばったり会って、こんちは~という仲になりました。


おかゆ屋さんは、お店のおばちゃんに聞いてみると、つい最近体を悪くしてやめてしまったとのこと、とても残念でした。

しかしいくつかある別の食堂も、心底あたたかくて、料理のおいしい、素晴らしいお店でした。

おばちゃんたちはホームレスにもご飯を出して、着替えも用意してあげるという話です。那覇にいったら必ず訪ねることをお勧めします。


なんだかまた長くなりそうなので、続きはまた明日…。なかなかライブまでたどり着きません。

2012年11月8日木曜日

ライブのお知らせ

明日から沖縄です。

□11/11(日)
沖縄県那覇市 「ASYLUM(アサイラム)」
ASYLUM OPEN 桜坂"ひとり"劇場編
http://www.sakura-zaka.com/asylum/2013/index.html

沖縄方面のご友人などのいらっしゃる方、ぜひ宣伝していただけたら幸いです。


帰ってきたら、すぐに、伊太利亭のライブが有ります。

今回は、最近めきめきといいステージングをしている、シンガーで友人の「ナカムラタツキ」さんをゲストにお迎えします。

お時間があれば遊びに来てください。


■11/14(水)
静岡紺屋町 『リアルフードレストラン伊太利亭』
出演 ナカムラタツキ、丸山研二郎
19:30~ 2ステージ ¥2500(食事付)
http://www.italytei.jp/



ずっと新しい曲の詞が書けずに悩んでいました、というよりも、そのままいつか出るだろうと思ってほっぽっておいたのです。

今日、昼間の仕事で非常に理不尽で嫌な出来事があり、頭にカーッと血が上ったというか、さーっと興醒めしたというか、とにかくそういういつもと違った感情になった拍子に、ばっと出ました。

日常の仕事よりも音楽を優先することは決してえらいとは思いませんが、最近どうもその忙しさを理由に、自分にとって何よりも大切な活動のことを少しいい加減に考えていたと、はっと思いました。


がんばって新しい曲を練習して、ライブにかけようと思います。

2012年11月7日水曜日

11/7

突然ですが、沖縄に行ってきます。

前にちょこっとだけ書きましたが、「アサイラム」というイベントに出演することになってしまいましたので、11/9~11/12まで那覇市に宿をとっての、小旅行です。

10年ぶりの沖縄。

というとずいぶん年寄りみたいですが、大学の時に行ったきりです。


そういえばその時は向こうで、その前の年、北海道に行った時、知り合いになって連絡先も聞かずに別れた人に道端で偶然ばったり会って、飲み明かした朝、市場の食堂で皆でおかゆを食べたのでした。

そのお粥とゴーヤの漬物が本当においしくて、いい思い出になっています。

そういえばそこで名刺をもらったことを思い出して、昔の名刺入れをあさると、そのお店のおばちゃんの名刺がなんと出て来たではありませんか。

行ってみようと思います。


昔の旅行というと、すでに断片的にしか覚えていなかったりして、何かの風景や状況は浮かんでも、どういう経緯でそこに行ったのか忘れてしまっていたり、あった出来事も思い出せなかったりします。

大学の時、沖縄→奄美大島→加計呂麻島という旅行をしました。

でも一番、記憶のはざまに沈んで、何か大切なことを得た気がするのに、沢山のことを忘れてしまった旅行でした。


嘉手苅林昌・登川誠仁  Okinawan Naakunii


嘉手苅林昌の声が大好きであります。

僕は、そのころ巷でずいぶん流行っていた、沖縄の唄があまり好きではなかったのです。でもこの人の声を聴くと、ぐっと心の深いところに響いて、時には涙が出てきます。

2012年11月6日火曜日

11/5

もし音楽をやっていなかったら、どうだった?と人に聞かれたりします。

自分の場合は、もし音楽がなかったら、相当ひどい事になっていたかもしれないと思う時もありますが、意外とかえって違ったいい楽しみを見つけて、それはそれで良くなっていたかもと思うときもあります。

そうだったら何をしていたかな。

多分「釣り」をしていましたね。

昔、アマゴ釣りに行った時、遠くでトンビがぴーっと鳴いた声が忘れられないのです。


開高健を読んで、あー将来はアラスカに行くぞ、と思っていました。


今日は(正確には明日)、いつも演奏させていただいている「マキタさんとミッちゃんトコ」が8周年を迎えたので、お祝いに行ってきました。同時にマキタさんご夫妻の結婚記念日だというので、プレゼントを持って行きました。

そこには素敵な先輩や、仲間がいて、いい関係が滲んでいる。


僕はアラスカには行かないだろうけれど、またかけがえのないものを手にしているのだと思いました。

釣りをしていた場合、釣りをしていなかったら多分音楽をやっていたかも、と書いたでしょう。知り合いの山荘が8周年を迎えたので…。



中川イサト その気になれば
http://www.youtube.com/watch?v=OG-W4k5N7jo

2012年11月4日日曜日

11/4


自由に自分の思ったままに曲を作ろうとしています。

そうすると、どれだけ自分に自分の思っている音を表現するだけの技術がないか、痛感します。

でも、少しだけ自分が感じたかったことを、自分で感じたい、とわがままに思ってもいいような気がします。

あさまだき うるむ そらのひを
こどものこころに たまじゃりのすな

作り始めると、はてしない霧が立ち込めるのだけれども、大したものを作っているわけではありません。あくまで自分の中で、起こっていることです。

静かに受け入れなくてはなりません。


Sidsel Endresen & Bugge Wesseltoft - Try
http://www.youtube.com/watch?v=lr_dG0jU6ns&feature=related

2012年11月3日土曜日

11/3

最近、昼間の仕事中、訪問先を回る時は一人なので、車にCDを持ちこんで聴きながら走っています。

最近よく考えるのは、音楽の中の「あたたかさ」とは何だろう、ということ。

電子音=冷たい、生楽器=あたたかい、と思っている人が意外と多いのですが、生楽器でも硬質で冷やかな演奏をする人は沢山います。

音質だけでいえば、ピアノのアタックより、ある種のシンセサイザーの音のほうがソフトに響いたりすることもあります。

例えば、無機質だと思われがちな、コンピューターのプログラミングであっても、機械音であっても、そこに何らかの人間の意図の形が反映されている限り、その人またはその人たちの、考え、価値観、等がなぜか自然に写りこんでしまう。

そんな風な「写りこんでいるもの」に思いを馳せている今日この頃です。


よく自分で楽器を演奏しない人が、僕たちが1本のギターを回して弾いていたりすると、面白そうに、同じ楽器でも弾く人によってまったく音が違うんだね、と話してくれることがあります。

僕たちは、敢えて隣の人と違う音を出そうとしているわけではありません。


大事なのはその意図の方向で、その場にいる人のために、面白くて意味のある話をしようとした時、その人の持つ思いやりや、優しさが、その声や話の組み立て方に、予期せぬあたたかさを付け加えたりするのです。

ただあたたかい話をしよう、という意図ではどうも自分勝手なものになってしまうし、必ずしもその人が自然に出している雰囲気にそぐわない、矛盾したメッセージが伝わってしまう場合もあります。


もちろん話のたとえで、思いやりや、優しさだけが、「いい」音楽を作るのではありません。

今日の話の結論?

自分の好きなようにやればいいってことかなあ…。なんかそれも違うような気がするなあ。


今日の一曲。

INFANT EYES - WAYNE SHORTER

2012年11月1日木曜日

11/1


もう香らなくなったと思っていたら、通り中に金木犀の香りが満ちていました。山や海のある方の空の向こうからだんだんと冬がやってきます。


少しずつ新しいものができてきました。

何とかバンドスコアを作って、ライブで演奏したいと思っていますが、なかなか難しそうです。

なるべく無駄なぜい肉はそぎ落としたい、しかしいろいろなものを盛り込みたくなってしまう。自然な形になるのにやはり時間がかかるのです。


だんだんと風が強くなってきました。

さて今日はこれから練習です。コーヒー買っていこう。