2012年11月14日水曜日

11/9~11/12 その2


3、ダイビングをする

生まれて初めて、スキューバダイビングをしました。インストラクターの方が丁寧に教えてくれたのでばっちり潜れました。

残波岬というところの近くに「青の洞窟」というものがあって、本物は言わずと知れたイタリアに有るのですが、両方とも行ったことのある人は断然沖縄のほうがきれいと言うそうです。

海に魅せられる人は沢山います。

あてのない空を漂っているような、この世ではないどこかにいるような、不思議な感覚にとらわれ、夢のような体験をしました。


僕たちの知らないところで、沢山の魚や貝や、珊瑚が暮らしていました。またそこにはそこのルールがあって、その世界に彼らの生活があるのです。

どんなに透き通っていても、少しだけ見えた深みの底はずっと青くなって何も見えません。そこはもう僕たちの体では行けない世界なのです。

僕は何かに中てられて酔ってしまい、上がってしばらくは気分が悪かったです。

インストラクターさんによると、最終コースは「ジンベエザメと一緒に泳ぐ」ということです。そこまで挑戦してみたいものです。


4、ライブ

やっとライブ…。遊んでばかりでごめんなさい。希望ヶ丘公園というところの特設ステージが僕の出演場所。ゆったりとしたマルシェが出て、お客さんものんびり座って聴いてくれました。

新しい曲を演奏すると、聴いてくれていた女性が涙を流しているのが目に入って、僕もうっかり貰い泣きしそうになってしまいました。これも島のいい雰囲気の力でしょう。何だか申し訳ない気がします。

のんべえのおじさんが「スカボロ・フェアー」をやってくれというので、リクエストに応えて一曲やりました。おじさんはオリジナルも大変気に入ってくれて、終わった後しばらく一緒に泡盛を飲みながら話をしました。

おじさんは船乗りさんで生まれてこのかた、島を出たことがないそうです。


一部のスタッフや、出演者の方ともとても仲良くなって、また必ず沖縄に演奏にくることを約束しました。


僕たちの知っている情報はほんの一部、沖縄はまだまだ沢山の問題を抱えているといいます。

でも触れ合った人は、島の人、移住してきた人に関わらず、明るくてとても話しやすい人が多かったような気がします。そして皆、目がきらきらと輝いていました。

僕も、自然とにこにこしながら皆と話すことができましたが、目の前にいる人が持っている大切なものが僕には足りないような気がして、少し恥ずかしくなりました。

僕はどうして、何かから自由になれないのかな。


正直まだ、向こうに居たいです。

きっとまた行ってしまうでしょう。大切な場所がひとつ増えました。

島の自然や風土がいつまでも守られることを願います。

4 コメント:

じょーじ さんのコメント...

素晴しい経験をされましたね。
これからの音楽活動の糧になったことと思います。

まるけん さんのコメント...

じょーじさん。

とても大切な経験になりました。

どうして皆が沖縄に魅せられるのか、
少し分かったような気がします。

河村ふみこ さんのコメント...

文章を読ませて頂いて、私も心に響くものがありました。

なんとなく、シンクロ?と思われることが、
二つありました。

一つは、マルケンさんのCDが、家に届きました。今、聴きながら、書いております。
安らぎます。

もう一つは、実は昨日、金沢のライブハウスにて、沖縄出身の唄者、上間綾乃さんのライブを夫と、一緒に聴いてきました。
沖縄民謡と、三線、そして、沖縄の文化について、方言で、優しく話される内容を聴いて、失くしてはいけない地域の、地方の文化、そういうものの、大切さを、強く感じたのです。

沖縄は、本土に住む者にとって、忘れかけた何かを、思い出させてくれる包容力のある場所なのかもしれませんね。

私も、行ってみたくなりました。

マルケンさん、よかったですね^^♪

まるけん さんのコメント...

河村さん。

CD買ってくださったんですね。ありがとうございます(^^)/

沖縄の唄者。
沖縄の方言って、どこかふわっとしてていいですね。

お年寄りがうちなーぐちで話しているのを聴きましたが、完全に外国語です。


忘れかけた何か。具体的には分かりませんが、人の温かさの中にそのかけらを見たような気がしました。