2011年1月22日土曜日

1/21

常日頃、舞台に立っていて、
ふと自分の中の新しい感覚に気づくときがあります。

昨日今日と2日間演奏をする中で、舞台に上がる前、
ほとんど「緊張」をしていない自分に気が付きました。

そうは見えないとよく言われますが、恥ずかしい話、
僕は昔から結構「アガる」性質だったので、精神の緊張から、
体がこわばったりして、うまく演奏ができないことが時々ありました。
(もちろんライブハウスでの鑑賞に耐えうるレベルの話として。)

しかしなぜだか急にこの2日間、普通に家で弾いているときのような、
リラックスした感情で演奏することができるようになりました。

「自分は全く緊張しない。」という人に出会ったりしますが、
緊張という言葉を使えば、少しぐらい緊張しないと、責任感を失ったり、
無意識にお客さんに失礼をしたりする場合があるように思います。

限界点を高めに設定すれば、精神の安定につながるかと思い、
最近は、自分が今までやってきたレパートリーより、
少し難しめの曲を敢えてやるようにして、

舞台上での、全体的な技術の底上げを意識的に図っていましたので、
そのような試みが功を奏したとも言えなくはないのですが、

ごく親しい人に感想を聞けば、
ちょっと弾き方が変わったかなあという程度だということ、
結局独りよがりの「成長」になってはいけないと、
気を引き締めていく次第であります。

0 コメント: