行ってみると本当にどこまでも続く草原と山、遊牧民のテント(ゲル)、家畜の群れ、鮮やかな空なのでありました。
僕たちの行ったところは序の口。南にはゴビ砂漠、北にはタイガ、西には遥かなアルタイ山脈もそびえている自然景観の宝庫であります。
1、首都ウランバートル
国としての知名度は高いが、全人口は何と約270万人。そのうち半分近くが首都ウランバートルに住んでいます。(インド人は12億人、それはどうでもいいか。)
急激な都市化によって貧富の差が激しく、治安は非常に悪い。
近代的なデパート(ルイ・ヴィトンなども入っている)と、共産主義時代の建物が共存する不思議な街並み。インフラは非常に行きとどいていないので、道路はガタガタ、路肩は掘り返されたまま。お家のお湯はすぐに止まるのでありました。
最初は、街の人がとても冷たいような感じがしました。しかし慣れるにつれ、モンゴルの人の独特のあたたかさに触れることになります。
車のマナーは世界一悪いが、愛すべき街ウランバートル。
2、ザハ(市場)に行く
街の人が買い物に行く場所は、スーパーマーケット、デパート、そして沢山の小売店、的屋の並ぶ場所、「ザハ」であります。
とにかくスリや泥棒が多いので、気をつけろ気をつけろということばかりを言われました。
中でも一番大きな「ナラントール・ザハ」は食料品、衣料品、日用品、電気製品、家具、から遊牧民のテント「ゲル」まで、ここに行ってなかったらあきらめろ、とモンゴル人が言うほどの巨大なザハ。
とにかく僕たちの知識で思いつくものは、何でもあるのではないだろうか、と思うほどです。
僕たちは、JICAの隊員さんたちと一緒に、アルハンガイという県にキャンプに行くための買い出しをしました。
食堂でゴリアシ(定食)を食べ、お酒や、食料を買いました。
東南アジアのカオスな感じとは違って、散らかってはいるのだが、どこか整然とした感じ、割と物価に忠実なこともその一つ。お店の人たちは、ない商品は他の店のをすすめたりと、どこか柔らかなものを感じさせました。
人口の少ない国だからこそか、モンゴル人同士の無意識の連帯感のようなものを、旅行中じわじわと感じさせられることになるのでありました。
しかしタクシーは、最近は正規タクシーも増えたものの、ほとんどが自家用車で勝手にやっている「白タク」であり、よくぼったくってくるということであります。なので、ぱっと見では、どの車がタクシーかわからないのでした。
日本でも昔はいたらしいですが、今でもそうだったら面白いなあと思いました。危ないかな?
つづく
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