2013年6月3日月曜日

6/2 調べを御覧じろ

このところ志ん朝ばかり聴いている。

とにかく古今亭志ん朝が好きで好きでたまらないのです。

とにかく聴くものはずーっと、志ん朝なのです。


芸に必要なすべての瞬間が含まれているような気がする。

違う、という人もいるかもしれないが、日本の話芸の最後の名人であるように思います。

ただ面白い、笑える、という人は他にも沢山いますが。

この間、高速道路を走りながら、志ん朝の「大工調べ」を聴いていたら、棟梁が因業大家に啖呵をきるところのあまりのすごさに涙がでてしまい、その後の与太郎がその啖呵を舌っ足らずにまねするところで、笑いをこらえ切れなくなり、泣くやら笑うやら、わけがわからなくなって嗚咽してしまった。

命にかかわるので高速道路で聴いてはいけない、と思いました。


ところが上には上がいるもので、歴代の名人にはもうとにかく落語そのもの、というようなすごい人たちがいたのです。

やっぱり初代円朝という人を聴いてみたかった。


古今亭志ん朝 大工調べ
http://www.youtube.com/watch?v=92lXQTR_xsA

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