大気が曇ってすこし湿っており、昼間の暑さのわりに、すずやかな夜です。
こおろぎが歌っています。
もう秋になろうとしています。
今日は、「フォークテラス海風」でライブでした。
何かが少しよくなったような、手ごたえを感じました (自己満足でないことを祈ります)。
正直楽しくうれしい演奏だったのです。
実は今日のライブは、ほとんどカバーの演奏でした。
先述のEgberto gismonti の「Palhaço」という曲をはじめてライブにかけました。
僕が前に共演したあるギタリストは、
かつては作ってはいたけれど、今はオリジナルを全くやらないという人でしたが、
人の曲でも、自分の曲のように好きなものを、そのように演奏するんだと言っていました。
なんて素敵なんだろうと感動しました。そして実際彼の演奏はすばらしい。
変な例だけれど、スポーツの試合で、個人の記録よりもチームの勝利が大事。
という言葉をよく聞きますが、人の曲だからとか、自分の曲だからとか、
何の思いを伝えたいとかそういうことを言う前に、ライブ全体を考えて、「今日来てよかったな。」
とお客さんに少しでも思ってもらえるような演奏をするのが、一番大切だなと思いました。
カバーをやるから偉いなんていうつもりはこれっぽっちもないけれど、
僕にとっては自分の思いだけ押しつけるということが最も辛いのです。
もちろん自分の曲の表現、アイデアの探求もしたいですが。
僕はそれだけじゃなくて、技術的に至らなくても、やっぱり音楽ぜんたいを愛している。
と思ったのであります(^^)
だって素敵な曲が世界にはいっぱいあるじゃないですか♪
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