大阪は梅田AKASOにて行われたイベント「ガットギター・ファンタジスタ」。
本当に楽しい夜でした。
来て下さったみなさま、ありがとうございました。
ライブハウスのギター弾き語り系ミュージシャンは、上手下手にかかわらず、大体ほとんどスチール弦のギターを持っています。いわゆるフォークギターというやつですね。
ガットギター(クラシックギター)は少数派であります。
これには、TVやヒットチャートの影響が否めません。みんなが影響を受けてしまうような音楽番組に出ているミュージシャンで、ガットギターを主に使っている人はほとんどいないのです。
僕たちの土壌でガットギターで演奏をしようと思うからには、ある程度マニアックな音楽が好きよ、というような人であるか、よほど音色にこだわっているか、どちらかである場合が多いです。
ガットギター弾きであるというだけでかなり高いハードルをクリアしてるよな、というのは主催の寧さん談であります。
実際に、主催の喜多寧(きた やすし)さんはフラメンコが下地であるし、共演した原田茶飯事さんは話してみると、ブラジルの特にトロピカリズモというジャンルの音楽にかなり影響を受けているそうです。
トロピカリズモは、僕も大好きで…、と言うだけでまあ自分の事は書かなくてもいいでしょう。
僕がステージを終えて戻ってくると茶飯事さんが「すげーミナス・ジェライスだった。」と言ってくれました。僕は彼のステージが終わった後、「超バイーアだった。」と伝えました。
マニアの会話であります。
ガットギターというだけの共通点を持った4人が、それぞれ全く違った世界を演出できた、マニアックながら楽しめるイベントではなかったかと思います。
【出演】
喜多 寧 (NolenNiu-de-Ossi)
原田茶飯事
丸山研二郎
川俣聡人 (dracaena)
とはいえ、音楽の良し悪しはもちろん楽器の種類によるわけではありません。
フォークギターを弾いている素晴らしいミュージシャンを沢山知っているし、つまらないガットギター弾きも沢山知っています。
自分はそのつまらないほうに入らないように練習するしかありませんね。
0 コメント:
コメントを投稿