2013年9月6日金曜日

9/6 休み明けて

指先から離れていった音はいったいどこに行ってしまうのだろう、と考えることがあります。

音は何度か、部屋やホールの壁にぶつかって跳ねかえったのちに聴こえなくなってしまいます。

死んでしまうのでしょうか。


波長が平衡になって空気とまじりあってしまったあと、音の個性そのものはどこか違う次元に行って、何か違う形になって集合しているかもしれません。

そんなことを考えると、僕は必ずしも、今、目の前にいる人だけによく聴こえる音を出すのではなくて、音がどこか違う世界に行ってしまっても、気持ちよく、いい仲間と付き合えるように、きれいな形で生んでやりたいと思ってしまうのです。


ところが、今まで出してきた必ずしもきれいでない、へたくそな音も、きっとみんなの仲間に入れてもらって、仲良くやっているだろうと信じることもできます。

とても厳しい視点で磨き研いで、結果平等だったというのがいいなと思ったりするのです。

しかし自分で言っておいて耳が痛いのです。


先日の、公演を機に何か感覚が変わったような気がします。

よりしっかりと自分の中の課題に対して向かっていく意識が生まれました。

2 コメント:

YAMA さんのコメント...

いいわぁ~

まるけん さんのコメント...

YAMAさん。

コメントありがとうございます。
失礼ですが、どちらのYAMAさんでしょうか(^^;)