大切な友人であり、先日、アルバム「ある海のための音楽」を一緒に録音した、和楽器奏者「原口朋丈」氏が結婚パーティを開きました。
彼のユニットである「僖響」と僕と、また別のご縁の和楽器集団「ようそろ」とでお祝いの演奏をしました。
洋楽器は僕だけ。
いい友人たちの集まった、素敵なパーティでした。
彼らとはもう10年ぐらいのお付き合いになります。
居酒屋で一緒にライブをし、ぜんぜん興味がなくて聴いてくれなかったお客さんを最後に振り向かせて、拍手喝さいを浴びた時、楽屋に降りてきてから交わした握手の感触は今でも忘れられません。
僕は原口氏とその仲間との活動の中で、ステージの厳しさ辛さを実感し、それ以上に、お客さんに向き合う喜びや楽しさを知りました。
そんな彼の門出を祝うことが出来てとても嬉しかった。
「ようそろ」の面々が、福島の民謡で、家に大黒柱を打ちこむ時に歌う「相馬土搗(どつき)唄」というのを歌ってくれました。
これは感動ひとしお。
ああ、これが本当の歌だなあ、と思いました。自分も、きちんと家族を支えられるような柱にならなくては。
原口くん、奥さんの智美さん、いつまでもお幸せに!
相馬土搗唄
ここは大事な 大黒柱
頼みますぞえ 皆様に
ここは大事な 大黒柱
小石砕けろと 突いてたもれ
上げろ持ちゃげろ 天竺までも
天の川原の 果てまでも
この家旦那は お名前何と
蔵は九つ 蔵之助
金の柱に 黄金の垂木
屋根は小判の 鱗葺き
さんよ胴突き棒は 上がるようで上がらぬ
米の水でも 飲みてえか
ここは大事な 乾の柱
頼みますぞえ 綱元様よ
エーエンヤーレ
サノヨーイサ ヨンヤラサーノー
エー ヤレコノセー
ヤーハモーエンヤ
コレワサエーエンヤーレ
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