そこで1年に1回行われている「森の国オカリナフェスティバル」も、とてもあたたかい人たちが集まっている素晴らしいイベントでした。
数十組のチームが1~2曲ずつどんどん演奏していくという長丁場で、特に順位がつくわけではなく、趣味のレベルの人から、プロ級の人まで、ひたすらに吹き続けていました。
前夜祭から、フェスティバル当日の2日間、いろいろな形態・選曲のオカリナ奏者のチームの演奏にふれましたが、共通して、みんな楽器に対する愛情にあふれていて気持ちの良いミュージシャンが多かったです。
本番前、僕たちは比地の滝というところに行きました。
サザンカの木がところどころ山肌を彩り、大きな糸杉が守るように立っている、やさしい滝です。
オカリナ奏者長谷川さんが、そこでオカリナを取り出しておもむろに「遍路道」という曲を吹き出すと、けたたましく鳥がさえずりました。
彼の曲はこういう場所のためにあるのだろうと思います。
とても楽しい2日間でした。
ステージでも、道中でもいろいろなことを考えましたが、何やら何を書くべきか分からなくなってしまったので、今回の報告はこんなところにしたいと思います。
久々に著しく緊張したステージを終えて外に出ると、大きな虹が。
僕は霧雨の中をしばし呆然としました。
それだけで何か報われたような気がします。
1 コメント:
山茶花ではなく、椿です。
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