2013年7月16日火曜日

7/16 ダンスワークショップ

今日は昼間でも30℃を超えることがなく過ごしやすい日でした。


デイサービス「久能の里」にてのダンスワークショップ。

大分、皆様もなじんできたようで、覚えていて下さる方も何人かいらっしゃいます。

今日のワークショップは、唱歌「ふるさと」を聴きながら、それについて思い浮かんだ絵を描く、というところから始まり、最後には歌にふりをつけて踊りました。

僕が、ふるさとを歌うと、何も言わずとも大合唱が始まってしまいました。

中には泣きながら歌っている人もいます。

僕たちが同じような老人の歳になったころ、こんなにも愛される歌が残っているでしょうか。改めて一部の、唱歌といわれる曲の持つ途方もない力を、強く感じさせられました。


ある利用者さんが、紙に手紙を書きだしました。

「久能小学区にある小川は、昔はきれいな川で皆使っていたが、(一時期汚くなって)また小川がきれいになってきて嬉しい。」

というような内容でした。

涙ながらに、今は字も書けなくなってしまったけれど、誰かに清書してもらってみんなに読んでほしい、というような事を言いながら、置いてあったクレヨンを使って、つたない手で一生懸命書いてくださいました。

「ふるさと」という歌が、直接その方にそうさせたかどうかはわかりませんが、僕も話を聴いていて胸に熱いものがこみ上げました。


静かな自然がなくなっていくこと、素敵な歌がなくなっていくこと、人の心が軽々しくなっていくこと、もっともっと真剣に考えなくてはならないことが、沢山あるようです。

2 コメント:

河村ふみこ さんのコメント...

とても心に残る日記だったので、
勝手にに、フェイスブックにて、
シェアさせて頂きました。

感動したことを、誰にでも、
いちいち伝えなくてもいいやん、って
いう方なんですが、
真面目な内容で、大事なことは、
伝えた方が良いと思って。

温かい気持ちの輪が広がっていくのは、
良いことではないかと。。。

まるけんさん、とても心温まる体験をされましたね。
私も、その場にいたら、泣きながら、
ふるさと、歌っていますね、きっと。

ふるさと、って、ほんとに日本人にとっては、みんなの心の歌なんでしょうね。

まるけん さんのコメント...

河村さん。

ありがとうございます。

「ふるさと」を国家にしよう、なんて意見もあるぐらいですね。

一説によると賛美歌のメロディをモチーフに、当時は珍しかった3拍子で作られたそうです。

軍国主義に向かっていく時代に対して、西洋も東洋もふるさとを思う気持ちは一緒なんだというメッセージが込められているとか。

名曲誕生秘話にはよく、尾びれ背びれがつくので、本当かどうかわかりませんが。


すばらしい歌には変わりありませんね。