2013年10月4日金曜日

10/4 そは真なりや

僕が働いている福祉施設のデイサービスでは、BGMに時々ジャズがかかっています。

この間は、誰の趣味だか知りませんが、リー・モーガンの「サイド・ワインダー」がかかっていました。

ジャズロックというかなりアップなやつです。

ふと気がつくと、あるおばあちゃんがサイド・ワインダーのテーマのメロディを口ずさんでいるではありませんか。

長いこといて、何度も聴いていらっしゃるので覚えてしまったのでしょうが、何というハイカラおばあちゃん、と驚きました。

と、同時に習慣は恐ろしいものだと思いました。

口ずさんでいるという事は、覚えてしまっただけでなく、ある程度「好き」になっているという事ですね。

僕達の好き好みも、少なからずそうやって培われているもの。

子供のころから、つまらないTV番組や、うすっぺらな音楽ばっかり嗜んでいると、自分の価値観まで知らない人に作り上げられてしまいそうです。

ではその「つまらない」という感覚は誰によって作り上げられたのだろうと考えると、ほんとにもう何を頼りに生きていったらいいのかわからなくなってしまうのでありました。

そういう習慣はいい方に持っていきたいですね。

サイド・ワインダーはいいですよ。いいと思います。

ん?

あれ?サイド・ワインダーじゃなくてハービー・ハンコック「ウォーター・メロンマン」だったかな?


Herbie Hancock - Watermelon Man
http://www.youtube.com/watch?v=4z8Rt4nvd-I

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