2013年1月30日水曜日

銀の演奏会

ライブハウスUHUでは、何度も企画ライブをさせて頂きましたが、ありがたい事に今年からちゃんと月に1回やってみよう、という話になりました。

自分の企画なので、とりあえずタイトルを決めなきゃ、と思い、あれこれと考えた結果、いやコーヒーを飲んでいるときにふと思いついた結果、

「七間町夜の森~銀の演奏会~」

という名前にしました。

コンセプトはいろいろありますが、特に威勢良く表現するほどの事でもないので想像してください。

そのプロローグとして、明日1/31に第一弾を行います。次回以降は2/15、3/29と金曜日の企画になります。

今はUHUのライブ予定との兼ね合いもあり、不定期ですが、第○□曜日となるべく早く決めたいと思います。

今のところの決まっているお知らせです。


七間町夜の森~銀の演奏会~
静岡七間町「LIVEHOUSE UHU」

■1/31(木)
出演 ザ・シンケン、ナカムラタツキ、風太、黒川浩和、丸山研二郎
open 18:00 start 19:00 (プレイベントにつき¥1000)

■2/15(金)
出演 石田チビオヤジ、丸山研二郎 他
open 18:00 start 19:00 前売¥2000 当日¥2300

■3/29(金)
出演 佐々木優樹、丸山研二郎 他
open 18:00 start 19:00 前売¥2000 当日¥2300

http://livehouse-uhu.com/

ぜひ遊びにいらしてください。

2013年1月29日火曜日

1/29 CDと自販機の考察


うちのCDの棚がほぼ満杯になりました。

まだもうちょっと隙間に入るかな。


ブラジルの「Guinga(ギンガ)」、キューバの「Leo Brouwer(レオ・ブローウェル)」というギタリスト・作曲家が最近気になりだしました。

音源がほしいと思って、無論そのへんのCDショップでは売っていないので、アマゾンを検索したら、プレミアが付いてしまって、何と一本5000円、8000円、10000円のオンパレードでありました。

中には103000円(!)というのも。

別にコレクターではないので、そんなにお金出してまで聴きたいと思わねーよ、と思っていると、その隣にさりげなくMP3ダウンロードの文字が…。1曲150円。価値がよくわからなくなりますね。

ミュージシャンとしては手を染めまいと思っていた、楽曲ダウンロードをついにやってしまうべきか否か、真剣に悩んでいる今日この頃であります。


Guinga - Noturno Copacabana

Leo Brouwer - Un dia de noviembre


音楽に限らず、買う人がいなければ無くなってしまうのは仕方がないことですが、無くなるとさびしいもの、ずっと取っておいてほしいものも沢山ありますね。

僕は割と保守的な方なので、物が無くなったり、逆に新しくなってしまったりするとさびしいです。

缶のプルタブが、押しこみ式に変わってしまった時も何となくさびしかった。


最近ふと思い出したのですが、ポップコーンの自販機というのがありましたね。

でっかいアメリカ人のおじさんの形をしていて、「アメリカ生まれのおいしいポップコーンだよ♪」とか言って目をきょろきょろしながら立っている。

お腹のところに操作パネルが付いていて、、たしか味がプレーンと、チリとチーズの3種類で、お金を入れてボタンを押すと、中で作っているところが見えるのでした。

作っている時におじさんの手に持っている模型のポップコーンが空気か何かではぜているように動くのです。

あと、わたがしの自販機というのもありました。

30円ぐらいで、白、黄、赤の3色を選んで自分でわたがしを作る、というものでした。


何だかいつまでもあってほしいと思うけれど、無くなってしまったものです。

あれ、何の話だっけ。

2013年1月26日土曜日

1/26


昼間、風花も舞ったようで、とても寒い一日でした。

今日は、清水にあるヘルパーの派遣事業所「海」さんの、新年のお祭りに歌いに行ってきました。

僕が勤めているのは「そら」ですが、「陸」はないですね。

なじみのある他の事業所からも、仲間がやってきたりして、外ではお餅つきをし、ほのぼのとしたいい会になりました。

皆本当に、音楽が好きだなと思います。


この間、ライブのお客さんの年輩の方々が、ここに来るまでは仕事の話をして、最近の若い人は…、などと言っていたけど、こういう音楽のある場所に来ると、そんなことは忘れてしまって、世代も仕事も関係なくなるね、というようなことを言ってくださいました。

そういった大きな意味での社交のためにも、音楽は大切だと思います。

でもある部分で、音楽はジャンルごとに局地化してしまって、普遍的なものを目指そうとしない人が多いのも事実です。

TVで流れている曲たちは、まるでただ売れ筋を探るように、ある特定の年齢層や状況の人にしかわからないような言葉や、内容のものが蔓延していて、かえってその局地間の溝を深めたりしているように感じます。


方法論は別として、そんなことは叶わないかもしれないけれど、どんな世代、どんな思想の人とでも、仲良くつながっていける、という何かを目指すのが、とりあえず基本的な考え方なのじゃないかなと、強く思うこの頃なのであります。

2013年1月25日金曜日

1/24 宇宙と部屋

珍しく夜中にふと目が覚めて、その後眠れなくなってしまいました。

まだ暗い空は、どこまでも広い宇宙のように感じます。


宇宙船の外に出て、ふと静かに綱が外れた瞬間の気持ちのようなものが、ずっと想像されました。


一人暮らしをしていたころはよく夜中に目が覚めて、その途方もない感じが好きとも嫌いともとれ、その瞬間に思い馳すべきことが、自分の考えの大きな一部になっていましたが、最近では久しぶりでありました。

仮に技術が進歩したとしても、月や火星に僕は行かないだろう。

同じように前に暮らしていた小さなアパートの一室なども、存在はしていても、自分が決して訪れることのない、宇宙の惑星のように遠くへ離れてしまったのだな、と思います。

それはきっと小さな、怖れ、であるような気がしました。


最近、「マキタさんとミッちゃんトコ」でのライブがいい感じであります。

昨日は、何組かのグループのはじめてのお客さんが見えましたが、みなさん悉く僕の演奏を気に入って、褒めてくださいました。

このところは、アレンジをこねくり回すのが楽しいです。

少しずつ今までの曲も、ギターの手を変えたりして遊んでいます。


どうせステージをするなら楽しんでやらなくちゃな。いろいろあるけれど、生活の中でやはり一番楽しい場所の一つなのですね。

2013年1月22日火曜日

1/22 鳥くん


いつのまにか僕の車のミラーにぶら下がっている鳥くんです。

何でもどこかの田舎のおじさんが作っていて、これを持っているといいことがあるというので局地的に流行っているものだとか。

車で走っていると左右に揺れて、一生懸命飛んでいるように見えるのでかわいらしいです。

僕は、占いとか、幸運のグッズなどは全く信じませんが、持っていると前向きになれるものは、周りの情報から与えられるよりも、自分の感覚で見つけたほうがいいようです。


ライブのお知らせです。

今年最初のマキタさんトコ、と、今年最初のUHUです。だんだん演奏にもエンジンがかかってきました。がんばるぞー。

ぜひ遊びにいらしてください。

■1/24(木)

静岡伝馬町「ロック喫茶マキタさんとミッちゃんトコ」
出演 丸山研二郎
20:00~ 21:00~ 22:00~ ¥1000

http://rock-cafe.biz/

■1/31(木)
静岡七間町「LIVEHOUSE UHU」
出演 ザ・シンケン、ナカムラタツキ、風太、丸山研二郎 他
open  18:00  start  19:00 ¥1000

http://livehouse-uhu.com/

2013年1月21日月曜日

1/20 僖響とのライブ


久しぶりに静岡で僕の尊敬する和楽器バンドの一つ「僖響」と一緒に演奏をしました。

太鼓打ちのメンバーが1人増え、3人になった彼等は、演奏、レパートリーもパワーアップしていましたが、その荷物もパワーアップしていました。

その荷物たるや、大太鼓1、締め太鼓4、平太鼓2、各太鼓台、三味線2、篠笛、銅鑼、銅鑼スタンド、マイク、マイクスタンド、スピーカー、モニタースピーカー、ミキサー卓、ほかコードや、小物、いす、などなど…。

それに今回は、僕のギター2本と、ギターアンプ1が加わり、30分強の演奏のために、てんやわんやの大移動でありました。


いつも思いますが、こういったコラボレーションはとても難しい。

演奏する側の創作の満足感が、必ずしもお客さんに伝わらない場合も多いです。

三味線や太鼓の持つ純粋な楽器の特性、それだけを考えれば、ある楽曲に洋楽的な、リズムや和音の要素を付け加えていけば、それなりに形になります。

でも、和楽器だけでなく昔から培われてきた民族楽器には、もっと深い、歴史や人々の思いが込められています。表面的な、音の組合せだけを考えていたのでは、その人々の思いを破壊してしまいかねないのではないかと、いつも考えさせられます。

それでも、新しい形を探っていかなくては、それも形式だけのみっともない伝統になってしまうかもしれません。


大太鼓の音が、どしどしと響いて、ぐっと胸やお腹の奥のほうを気持ちよくしてくれました。

僕もいつかは、ああやって「静」と「動」だけで何かを伝えられるようになりたいな、と思いました。それは一つ、音楽の目指すシンプルな形なのではないかと思います。


今後は、久々に僖響+まるけんの活動がまた活性化するかも知れません。

2013年1月18日金曜日

1/18

バイクでの帰り道、山際の近道は凍るように冷たく、そこを抜けると、傾いた陽に目を射られました。

けやきの枯れ並木が折り重なって黒抜きになっていました。

森影の坂道を下って、また夕陽の見えるところに出ると、ほんの数十秒の間にもう日は山の向こうに沈んでしまって、オレンジと紫が交互にハレーションするような光の筋だけを、峰々に走らせていました。


まったく話は関係ありませんが、BGMというものがありますね。

ミュージシャンとしては、いろいろな所でかかっているBGMがつい耳に入ってきてしまいます。

大衆居酒屋では最近、ジャズ、特にビ・バップなどをかける所が増えました。流行り歌ではうるさいし、演歌や邦楽ではちょっと対象が限定されてしまいます。批判する人もいますが僕は好きです。

逆にラーメン屋では、よくヒットチャートがかかっています。かえって気取らないざっくばらんな雰囲気になっていいと思います。

同じ流行り歌でも、100円ショップのBGMはどうも嫌いです。その音量とあいまって、量産された心のこもっていないもの、というようなイメージを抱かされるような感じがします。

歯医者さんや、あと銀行のATMコーナーなどにオルゴールの音を使ったBGMがかかっていますね。あれは意外と何だか妙に心が落ち着くので好きです。


友人の結婚パーティで、なぜか「異邦人」がかかっていました。これはロックアレンジのカバーで、それを演奏しているミュージシャンが好きだったのかも知れないですが、「あなたにとって私、ただの通りすがり…」でいいのかなあ、と思いました。


大体コンビニやスーパーでそれ用に作られたBGMは、部分的には「お、今のは良いフレーズだったな」ということも時々ありますが、音楽全体としては何だか頂けないものが多いです。

ところが、今日コンビニでトイレに入って、ふと気付いたら、サイモン&ガーファンクルの「フランクロイドに捧げる歌」のカバー曲が流れていました。メロディはガットギターでとっていて、意外な選曲に感心しました。

それを言いたいがために長い文章…。


たかがBGMでも、意外と皆、心の片隅で聴いていて、その場の雰囲気を左右してしまうもの。

選曲の妙、というのも音楽の技術の一つだと思います。

2013年1月17日木曜日

1/17

何気なく動画を検索していて、何だかほのぼのするなあという音楽があったので載せてみます。



一つはモザンビークの人だそうで、もうひとつはよくわかりません。

自分の音源なんかも、遠い国の人から、何だこれ?といって見られているかもしれませんね。


ふと空洞になったように、新しいものを作りたい、という気持ちがなくなりました。

と思ったら、急に基礎練習がしたくなって、コードの音階を勉強しています。

今年は、去年のようにばたばたと次から次へとライブをするのではなく、きちんといろいろな事を順序立てて行きたいと思いました。


今日は本でも読みながら早めに寝ようかな。

2013年1月16日水曜日

1/15 僖響

沢山の雨が落ち切り空気は澄みましたが、今日はとても冷たくなりました。


静岡の和楽器グループ「僖響(ききょう)」と、およそ5年ぶりにまた同じステージに立つことになり、練習しました。

彼らに出会ったのは、僕が学生で20歳ぐらいのころ。

音楽イベントを開催しようと企画していた友達が、偶然、当時は路上で三味線、太鼓などを演奏していた彼らに声をかけたのが始まりで、それから親交がずっと続いています。

数年前にはほとんど毎月毎週のように、各地の営業ライブや、お店などで一緒に演奏をしました。

洋楽器であるギターが三味線や、篠笛、太鼓などと合奏するのは想像以上に難しく、下手をやると非常にダサい音楽になってしまうので、いろいろな音楽的知識や、感性を総動員して工夫した思い出があります。

これも少なからず、自分の音楽の大きな素養になった活動の一つだったと思います。


一時期は、本当に昼夜問わず活動していて、会場のお店が閉店した夜の12時半から打ち合わせをして、3時半ぐらいまで喧々諤々やって、帰ってそのまま出勤したりしていました。

さすがにもうできません。

と言いながらも、さっき練習を終えて現在夜の1:30。

あ、あのころが戻ってきた。


皆それぞれの仕事がもっと忙しくなって、ステージの回数は減りましたが、今は、そしてこれからはもっとお互いにいい音が出せるでしょう。

今回のステージは、とあるパーティの中での演奏なので、外部の人は聴けませんが、また何かでお披露目できたらうれしいなと思いました。

2013年1月15日火曜日

1/14


兄の家に泊めてもらって翌朝起きてみると、なんと東京は大雪。

昨日のあたたかさが夢のように冷え込んで、大粒のぼた雪がそぼそぼと降っています。静岡ではめったに降らない雪にうれしくなって、用もないのにコンビニに買い物に行ってしまったりしました。

演奏以外での東京行きは久しぶりでありました。

何だか短い時間でいろんなことをしたような気がします。


帰りの電車は、僕が乗った便を最後にそのあと止まってしまったようです。

電車の中はしんと静かで、車窓から見える屋根も、木々も、お墓も、河川敷もみな真っ白におおわれていました。

柳の木や、名前は分からないけれど、枝のたわんだ灌木に張り付いた雪がとてもきれいに見えました。


行き帰りの電車で読んでいた、昭和初期の散文の一部です。


「然し今の世の中のことは、これまでの道徳や何かで律するわけにいかない。~中略~ スポーツの流行、ダンスの流行、登山旅行の流行、競馬其他博奕の流行、みんな欲望の発展する現象だ。この現象には現代固有の特徴があります。それは個人めいめいに、他人よりも自分のほうが優れているということを人にも思わせ、また自分でもそう信じたいと思っている…その心持です。」
~中略~
何事をなすにも、訓練が必要である。彼等はわれわれの如く徒歩して通学したものとはちがって、小学校に通う時から雑踏する電車に飛び乗り、雑踏する百貨店や活動小屋の階段を上下して先を争うことに能く馴らされている。自分から子供は何もしてもよい、何をしても咎められる理由はないものと解釈している。こういう子供が成長すれば人より先に学位を得んとし、人より先に職を求めんとし、人より先に富を作ろうとする。この努力が彼らの一生で、其他には何物もない。


昭和10年代に、大正時代に育った人間を現代人と称し、こんな批判をなしていました。

その後戦争があり、そして訪れた成長期やバブルも、僕たちにとってはある部分では古き良き時代のように思われ、現実的ではない遠い昔の出来事です。

大正昭和の文豪たちが今の東京を見たらなんと言うだろう。

何気なく東京に来て、その雑踏に身をゆだねる度、まさにその批判の行きつく先、さもしい精神の世界に僕たちは暮らしているような気になります。


東京は大雪で、きれいな白い綿のように、家々がおおわれて最近では珍しい銀世界でした。

それも、電車が西へ向かって、隣の県に入るころには、だんだんとみぞれがちになり、いつか物さびしい氷雨になってしまいました。


僕たちの音楽は何を語っていけるだろうか。

そんなところへも思考は飛躍しました。

1/13 東京



大学の頃からの友人の結婚式の二次会に出席するため東京に行ってきました。

それは後で書くとして、僕は銀座に行きました。

以前に何かで頂いた、三越のお店でオーダーメイドのシャツを作ってくれる、というクーポンがあったのですが、静岡には三越がないので、ちょうどこの機会にそれのある銀座に行ってこようということだったのです。

銀座。

田舎者の僕には、何だか宇宙のような響きです。

やっぱりステッキとか持って行ったほうがいいのかな?

デパートの人が、田舎者だと思って口をきいてくれなかったらどうしよう。

電車の中での僕の読み物は永井荷風「濹東綺譚」でありました。隅田川の東、玉ノ井の陋巷で、主人公である壮年の小説家と、遊女とのひと夏の情を通じて、昭和10年代の東京の歓楽街の風情を見事に描いている名作ですが。

ここに昭和初期の銀座などの描写も出てきて、すっかり僕の頭は、円タクと、アッパッパと、ステッキと、渡し船と、という感じになっていましたので、さすがに最近の近代的で、オープンな銀座に少し面くらいました。

いつの時代の人間だ。

幸いにもオーダーシャツは、何事もなくすんなりと採寸して作ってくれ、お店の人も気さくで普通の人なのでありました。当たり前か。

信号街で隣に並んだお母さんが子供に、「あのアルマーニのビル面白い形だね。」と言っていました。

やはり銀座であります。

きっとその子はアルマーニの靴下などをはいて学校に行くのでしょう。

こっちは、しょっちゅう田んぼに足を突っ込んじゃうから高い靴下なんか買ってくれなかったんだぞ、と勝手に心の中で話しかけてしまうのでした。


ファーストバイトならぬ、セカンドバイトはシャベルで?

結婚式では、久しぶりに懐かしい人に会えました。

大学時代は、中・高などに比べ在学中は特に仲の良かった友人が多かったですが、卒業すると三々五々それぞれの住むべき街へと散ってしまって、意外とそのまま沢山の人に会わなくなってしまいました。

そんな中、彼は在学中はしょっちゅう遊んだというわけではないのに、卒業後かえって話す機会が増え、今でも仲良くしている大切な友人です。

もちろん彼もミュージシャンであり、彼らの作っていた「JET RUG」という伝説のバンドは、学生バンドとしては稀有な高い人気を誇っていました。

彼は、まったく違うジャンルの音楽の世界にも僕を紹介してくれ、交友関係を広げてくれました。

初めて会う他の友人たちも皆、気さくで話しやすく、ご夫婦の人柄を感じさせます。久しぶりにしこたま酔っぱらって、知らない人とふざけあったりして馬鹿になることができました。


何だかうれしかった。

ふみのりくん、まやさん、おめでとう!末永くお幸せに。

2013年1月13日日曜日

1/12

ここ数日は、割と空気が透明で、夕陽のころには西の空全体が大きな虹のようでした。

そんな空の色のように刻々と変わってゆく色彩をもった音楽を作りたいと思っています。

最近とても気に入っているEgberto Gismontiのアルバムをまた買いました。ある種自分の作りたかった音楽の世界の先輩のような気がしています。

Egberto Gismonti - Memória e Fado

間奏のところが特に美しい1曲です。


明日は、大学時代の友人の結婚式のため東京に行ってきます。

その場所は目黒ですが、ちょっと個人的な用事で「銀座」に行かなくてはなりません。

一人で銀座に行くのは初めて…。

うーむ、珈琲一杯1000円という噂は本当だろうか。

銀ブラというものに挑戦してきます。一世一代の大冒険であります。

2013年1月10日木曜日

1/9


ライブ初め。

今日は伊太利亭にて、歌うたい「クロキユウタ」さんをお迎えして、ライブを行いました。

やはりミュージシャンにとっては、ライブ活動が始まらないと一年が始まった気がしないものです。

クロキくんは、今日は緊張してしまったので次回はもっと…、というようなことを言っていましたが、すばらしい切れ味の歌に僕はちょっと感動してしまいました。


どうも涙もろくて…。

今日演奏した僕の曲の歌詞の中に、「どこまでゆくだろ この海越えて」というのがあったのですが、そこに差し掛かった時ふと気付くと、一番前のお客さんが、最近知り合いになった若き船乗りさんと、そのパートナーさんではありませんか。

ありゃー、と一瞬にそのほかにもいろいろなことを思う間に、ちょっと歌声がふにゃふにゃとしてしまったのです。

最近は個人的にも、疲れがたまっていて、苦しいな~と思っている時間が多かったので、沢山の感情を自分の中に落とし込みつつ演奏できた、ということで、そういう気持ちの報いにもなった気がしました。


今年はどんな年になるでしょうか。

一年の計は元旦にあり、というようなことを申します。

元旦にはライブはできませんが、いいライブ初めになって内心ホッとしています。

2013年1月8日火曜日

1/7

再三書きましたが、「空の灯」というタイトルで新しい曲集を作りたいと思い立って、なかなか前に進みませんでしたが、やっと曲が出そろいました。

いつも歌っている曲も少しだけ、再録しようかと思っています。

大分アレンジも出来てきたところですが、なるべくシンプルな音作りにしたい、という思いがあります。

シンプル、と口で言うことは簡単でも、これはなかなか難しいことなのですね。どんどん作りこんでゆく努力をしないと、何が無駄で何が必要なのかわかるようになりません。

時々、ベテランが長年の苦労で作り上げた、無駄のない音、というものをただ形だけ真似している人もいますが、これは弾きすぎる、という以上にかっこ悪い気がします。


いやはや、あんまり理屈っぽく言うとハードルが上がってしまいますね。

自分らしくやるのが一番いいのです。その自分らしいというのがまた問題で、ややもすれば…。

理屈っぽいなあ。


音楽のことが進むと何よりも気持ちがすっきりします。昼間の仕事にも身が入ります。

もうちょっと頑張れそうな気がしてきました。

2013年1月7日月曜日

1/6


今年のライブ初めは、1/9。いつもの伊太利亭にていつもの企画をやります。

ゲストは「クロキユウタ」さん。

クロキくんは新年一発目にぶちかましてくれると思います。力強い言葉と、素朴なメロディのオリジナルと、確固たる名曲たちのカバー。

最近の静岡のシンガーソングライターの世界では、この人あり、という感じになってきました。

僕もその世界観に負けないように頑張らないとね。

ぜひぜひ遊びにいらしてください。


■1/9(水)
静岡紺屋町「リアルフードレストラン伊太利亭」
リアルフードプロジェクト~音楽を感じよう~
出演 クロキユウタ、丸山研二郎
19:30~ 休憩あり 2ステージ ¥2500(食事付)



ここ数日、新しい曲を作ったり、去年作った曲のアレンジをこねくり回したりしています。

ちょっといい感じになってきました。

今年は今までとは少し違ったアレンジの物をやっていきたいと画策しているのですが、実現はいつになるやら…。


最近お気に入りの音楽を。

Egberto Gismonti - Memória e Fado
http://www.youtube.com/watch?v=obIHQEtOoQ8

間奏のところがとても美しいです。


それから…、こないだ、ナカムラタツキとやった演奏がUPされていました。
良かったら見てみてください。

次回、3/22にまた一緒に演奏することになりました。


2013年1月5日土曜日

1/4


仕事始めであります。

福祉関係の仕事に就いてしばらく経ちます。もう本当に辛抱たまらないことも多いですが、「やりがい」という言葉で簡単に表現するには、もったいないぐらい得るものも沢山あります。


友達で、精神になかなか大変な障害をもった女の子がいます。

彼女が何と、ビッグニュースを持ってきました。ついに彼氏が出来たというのです。

インターネットのコミュニティで知り合ったというので、ご家族ともども内心心配していましたが、会ってみるととても朗らかで、常識人だということ。

人付き合いというものに関して、ひと苦労もふた苦労もある彼女ですが、あれこれ話してくれることを聴いていると、新しい経験に向き合っていく気持ちがとても伝わってきて、僕も胸に熱いものがこみ上げました。


その彼との会話の中で、彼女が一番安心したことは、「私が階段で転んだら、どうする?」という質問に対して、「起き上がれるまで立ち止まって待っててあげる」という言葉だったそうです。

普通の人は、助けてあげる、とか、手伝ってあげる、などと簡単に言ってしまいがちです。または厳しい言葉で叱咤激励する人もいるかもしれません。でもそれは、目の前にいる人をその自立心からすらもひきはがすような言葉になってしまっていないでしょうか。

その彼の一言は、やさしさと、厳しさを同時に併せ持った、とても力強い言葉のように僕は感じました。


もちろん恋は最初の印象ほどスムーズにいくものではありませんね。

でもこんなに、うまくいってほしいなあと思う他人の恋愛を他に知らなかったので、うっかり書いてしまいました。

応援しているよ~。

2013年1月4日金曜日

1/3

新しい年がやってきました。

今年の初夢は…、

「ある喫茶店でライブを企画しているのですが、なかなか仕事が片付かなくて会場に向かえず、サウンドチェックが間に合わないと思って、ヤキモキする」

というものでした。

去年は、一生懸命演奏しているのに誰も聴いてくれない、という夢だったような気がします。


うーむ。

なぜそういう夢ばかり見てしまうのか。


さて、僕は正月三が日は実家に帰っていました。ゆっくりして良かったね、と思うかもしれませんが、そうではないのです。

僕の実家はお寺なので、お正月は新年の行事があって、いわゆる檀家さんが勢ぞろいします。その準備などでとても忙しいのです。

お正月に初詣に行きますね。その詣でられる方だと思ってください。

カウントダウンもいいし、花火大会もいいし、友達とわいわい初日を見に行くのもいいかもしれない。それも素晴らしいけれど、僕はいつも正月を、とても信仰のあつい昔から変わらない皆さんと過ごすことができて、毎年、深い情緒と、恩義を感じることができます。

ごくたま~に、都合で変わりますが、昔から変わらぬ僕のお正月の過ごし方であります。


ちょっとしたお遣いに出た時、偶然、僕の通っていた幼稚園と小学校の前を通ったので、ふと見てみたくなって寄りました。

驚いたことに、小学校は卒業して20年近くたつのに、グラウンドの遊具が、何一つ変わっていなかったのです。新しいものも増えていなければ、一つも減ってもいない。

とてもとても懐かしい気持ちになりました。

幼稚園はさすがに新しい設備などがちょっとだけ増えていましたが、基本的にはほとんど変わっておらず、写真のゾウの滑り台も、僕がいたころのままです。たしか僕の通っていたころ、新しい遊具だよ、といって設置されたように覚えています。

僕は、この滑り台で、誰かに押されて、頭から下に落ちました。

落ちた瞬間のさかさまの景色がいまだに脳裏に焼き付いています。よく首が折れなかったなと今になって感心しました。


よもやま話ですみません。

今年も、ミュージシャンとしては、よりよい音が出せるよう努力していきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって、幸多き年になりますようお祈り申し上げます。