2011年7月28日木曜日

7/27


世界水泳に関する考察。

僕は今までシンクロナイズドスイミングというものの、
価値をあまり分かっていなかったのですが、

ロシアのイシェンコ選手の演技をテレビで見て、
恥ずかしながら初めてシンクロの美しさを認識しました。

特に競技事態には興味があるわけではないのに、
どうも目が釘付けになってしまうのです。

シンクロの美しさというよりは、身体表現の中の、
体の動きそのものの美しさを感じた、というほうが、
あっているかもしれません。

「美」というものは、本当の努力を重ねて培われた、
技術と感性の上に初めて「宿る」ものだと思います。

奇抜な発想を狙った、小手先の演出や、
単なる思いつきの複線で彩られた国の演技には、
どうも感動できませんでした。

かといって、「演出」ということだって、
生半可な知識と、訓練では大成することはできないでしょう。

自分も含めて、音楽表現に置き換えて考えても、
同じことが言えるようです。

アイデアばかりが先に立って、
技術の熟達をおろそかにしてはいけないと思いました。

0 コメント: