最近は「ご当地ソング」というような言葉が流行って、
観光課が、有名な音楽家に頼んで、
土地の名物や風物詩などを盛り込んだ歌を、
作ってもらったりといろいろな活動があるようですが、
静岡にもこんな草の根的な活動があっても、
いいもんだなあと思います。
今朝は、北街道の唄プロジェクトの一環で、
北街道沿いのフリーマーケットに出店し、
朝も早よから、ストリートライブをしながらCDを行商しました。
町内会長さんのご厚意で、ラジオ等を除いてほとんど初めて、
一般の世界にお披露目した割には、数時間で、
10数本のCDを全く知らない方々が買ってくださいました。
フォークや歌謡曲を歌っていると、
以外にたくさんの人が立ち止まってくれ、
興味を持ってくれるものです。
夜は夜で、今度は、足久保の、
「十五夜月(まんげつ)」さんというギャラリーにて、
北街道の唄プロジェクト「森下よしひさ応援ライブ」と題して、
コンサートをやりました。
こちらのギャラリーは、一見するとまったく普通の家。
中に入っても、普通の家、
という面白いスペースで、そこには初対面にもかかわらず、
気のおけない素敵な方々が集まっていました。
歌声にクラシックに、オリジナルを少々。
荒井さん、まゆちゃん、とのトリオが、
より深まったような感じがして、
久々に満足感のある演奏会になりました。
アフタートークにも花が咲いて、
何だか笑いが絶えない一日でした。
まあ、月並みですが、今日一日いろいろやってみて、
華やかな舞台や、派手な音響もいいけれど、
近しいお客さんと差向いになって、
手に届く限りのまごころを伝えようと努力することが、
とっても大切なんだなと改めて感じました。
お客さんの人数や、収益や、人に名を知られることが、
音楽の結果では、必ずしもありません。
「森下よしひさ」という人間が、ここにあって、
歌をうたっていたということの結果を、
この活動の原動力や、あたたかい人々の輪の中に、
発見し、新たに学ばさせていただいているこの頃です。
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