2012年9月22日土曜日

9/22

「最強のふたり」という映画を見ました。

詳しいストーリーは書いても伝わらないので省きますが、中途障害の富豪と、そのホームヘルパーの話です。

障害とは何なのか。本当に偏見や差別をなくすということは、そんなに簡単なことではないようです。

優しさや、いたわりだけが平等なのではない。養護や支援という名に隠された隔離や不条理もたくさんあります。または、不理解や差別のあることほど平等なのかもしれない。

言葉の概念や、制度や世情にとらわれて、本当の人間同士の信頼が失われてしまうことこそが、いわゆる障害者と、そうでない人の軋轢を生んでいるのかもしれません。


前に、公園で座っていたら、ホームレスのおじさんに話しかけられて、君は何の仕事をしているんだ、と聞かれたので、福祉とか介護の仕事をしてますと答えると、あのね、介護なんていうのは、金取ってやるもんじゃないの、うちのおばさんなんかな…云々、と説教をされたことがあります。

いろいろ事情はあるんだろうけど、あなたに言われたくないなあと、どこかで思いましたが、確かに間違ったことは言っていないような気がしました。


信頼のない商売としてのやさしさ。

少し過激な意見ですが、「御利用者様」なんていう言葉は、僕には差別用語にしか聞こえません。

4 コメント:

電動車椅子の元ちゃん さんのコメント...

はじめて、コメントします。
いつも、お世話になります。
僕も、いつか見にいきます。
(とある静岡のホテルのロビーより・・・・・)

まるけん さんのコメント...

元ちゃん。

コメントありがとう。
生意気なことを書いてすんません。


とあるホテルって時之栖だろ(^^)

しんや さんのコメント...

 オレも書く。マルケン、元ちゃん、オレはお前らが大好きだよ。

 嘘も綺麗事も全部ひっくるめて友達は友達さ。また一緒に遊ぼうぜ。

まるけん さんのコメント...

しんやさん。

全部ひっくるめてというのがいいですね。
きれい事だけで飾られたらとてもさびしい。

一緒に遊びましょう。


こんな短歌を見つけました。


むやむやと
口の中にてたふとげの事を呟く
乞食もありき

啄木