ステージというのは不思議なもので、その場所に立つとなぜか毎回同じ気持ちになります。このお店のステージはこんな気持ち、こちらはこんな気持ち、というのが場所によって違うのです。
ある程度、自分の精神と向き合わなければいけない場所だからこそ、そういう風に、急に過去に立ちかえらされたり、ぐっとその場所の持っている雰囲気に縛りつけられたりもするのです。
不思議なことに、好きなお店だからやりやすい、というわけでもなく、逆にお店の雰囲気は自分とは合わないかなあ、というところで妙に気軽ないいステージができたりもします。
もでらあとは、大好きなお店ですが、ステージとしては、いつも自分に新しい課題を投げかけてくれる、そんな場所です。
それぞれのソロを多めに、いつもとは少し違った静かな雰囲気で、ライブは進んで行きました。
この3人のバンドには中核がありません。もちろんバンド名もないのです。それぞれが別々の場所で演奏の仕事をとってきたりするのですが、そういったお得意先との関係によってリーダーが代わったりもします。
なのでレパートリーも毎回、少し雰囲気を変えます。
今日はまゆちゃんがリーダーでした。まゆちゃんがリーダーの時は、ソロ演奏が多くなります。
最近は大分演奏の中で、少し新しい方向に自分を持っていこうという余裕が出てきました。
しかしその度に自分の未熟さに気付かされます。
というよりそういう事には、とうに気付いているのですが、普段は何とか自分のいいところを見つけて、落ち込まないようにしようというそんな風なことなのです。
まあ、それは音楽に限った事ではありませんが。
これからも自分の内面と向き合いつつ、いい演奏を目指していこうと…、むむ、今日はおかたい文章ですな。
終わって外に出ると、もうだんだんと深い秋です。ふと今まで暑さによって解放できなかった気持ちに気付いたりもします。
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