2011年10月29日土曜日

10/29

恥ずかしながら知らなかったのですが、
宮沢賢治は、ドヴォルザークの新世界交響曲に、
「遠き山に日は落ちて」に先立つこと、20年も前に、
自身の詩をつけていたのだそうです。

TV番組で、歌われていたのを聴いて、
あまりの詩の素晴らしさに茫然となり涙が出ました。
まさに雷に打たれたようなショックです。


春はまだきの朱(あけ)雲を
アルペン農の汗に燃し
縄と菩提樹皮(マダカ)にうちよそひ
風とひかりにちかひせり

四月は風のかぐはしく
雲かげ原を超えくれば
雪融けの草をわたる


繞(めぐ)る八谷に劈靂(へきれき)の
いしぶみしげきおのづから
種山ヶ原に燃ゆる火の
なかばは雲に鎖(とざ)さるゝ

四月は風のかぐはしく
雲かげ原を超えくれば
雪融けの草をわたる

2 コメント:

シンヤ さんのコメント...

 いつか岩手県に演奏旅行に行って、道の駅「種山ヶ原」で「ふきのとう入りソーセージ」を食べよう。

 いつか、きっとな。そして三陸の海にもマルケンの歌を聴かせてくれ。

まるけん さんのコメント...

いつか、必ず行きましょう。
うまそうな「ふきのとう入りソーセージ」を食べに。

三陸鉄道の駅では、何にもなくなってしまったのに、
宮沢賢治の歌碑だけ残ったそうですね。