夾竹桃の花が盛りを過ぎてくると、もう本格的に夏も終わりだという気になります。
自分を慕ってくれる沢山の仲間がいるというのはとても幸せなこと。
職場の仲間たちと、一泊の研修旅行に行きました。
浜松のいくつかの他の福祉施設、作業所を見学し、奥浜名湖のホテルに宿泊。帰りはうなぎパイ工場を見学して、同じく障がいを持った人の作業所である、お好み焼きやさん(めずらしい)に行きました。
ずっと福祉に携わっていると、とんでもなく非常識な事がごく当たり前だったりして、何だか一体どういう人、事が普通なのかわからなくなってきます。
逆に、困ったことに、一般に普通だといわれている人や、事が、何だかわけのわからないものに感じたりして、疑り深くなったりします。
だからこそ、例えば巷に垂れ流されているような、狭い常識にとらわれて偏見に縛られず、自分が深くなっていくような感じがします。またそれすらも小さな自分なのですが。
作業所のトイレにこんなディスプレイがありました。これは会長さんの趣味でしょうか(笑)
平板な革新と、立体的な懐古。
虚偽と実存、偏見と容認、疑うことと信じること。まあ理屈ではなく感覚的なことなのですが、人と本当の意味でつながっていくということは、誰であっても難しいものだと思います。
だからこそ優しく信じたいということもあります。あれ、陳腐な表現だなあ。
夜中には、皆とお酒を飲みながら話をして、それぞれの普段聞けない思いや、新しい姿を垣間見ることができました。
とても素敵な時間を過ごすことができました。
2 コメント:
研修旅行、お疲れ様でした。
一言で言わせて頂けるなら、
「うらやましい!」な、です。
こちらの地元の作業所などは、
まだまだ活動的ではなく、
一泊研修など、夢のまた夢…。
静岡は、その点、何歩も進んでいるなと
感じるのです。
同時日記で、元ちゃんの感想を読ませて頂くと、より一層、人と人との出会い、つながりが、大切であることを感じます。
パラリンピックを見ながら、感動し、
私にも、何かできること、あるのでは?
と、虫の音を聞きながら、静かな秋の夜に、
思いをはせております。
河村さん。
例えば大阪などはそれよりも何倍も進んでいるそうなのです。
ヨーロッパなどはもっともっと。
でも、いろいろな地域性があって、どういうことが「進んでいる」ということなのかわかりづらいですよね。
障害者と、なんとかの人、ではなくて、お互いが一人間として垣根なく付き合えるようになったら一番いいと思うのですが。
またげんちゃんと富山に行ける日を楽しみにしています。
まるけん
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