毎週のように通っていた喫茶店「OAK(オーク)」が、ママさんの体調不良により閉店して数カ月。
そのまま、ママさんは惜しまれながらも逝ってしまったし、何となく灯が消えたような気持になっていました。
お通夜の帰りに、俳優の中山一朗さんと食事をした時、時期としては尚早かもしれないけれど、僕たちは僕たちの想いで、7月に朗読と音楽で追悼公演をやろう、という話になり、
昨日「やわらかな時間Vol.3」と題して、清水の「スノドカフェ」にてそれを開催しました。
OAKとスノドカフェの2か所で行われていた中山さんの朗読会に、いつしか僕もギターを持って参加させていただくようになり、今回でちょうど3回目になります。
1回目が同じくスノド、2回目がOAKにて、でした。
追悼公演とは大っぴらに題していたわけではないので(とはいえ中山さんはフェイスブックではかなり大っぴらにしていましたが)、OAKにゆかりのある人は実際ほとんど来なかったのであります。
でもかえってそれで良かったのかもしれません。
今回の演目は、
■朗読
「蕭々十三年」 作・山本周五郎
音楽 アヴェ・マリア(カッチーニ)
■音楽
秋桜
さよならをするために
別涙
Friend
思い出は美しすぎて
鳥の歌
黒いオルフェ
春
CobaltⅣ
空の灯
見上げてごらん夜の星を
中山さんが、後ろのほうにママさんのための席を作って、花を添えました。
ちょうどその隣の席がうちの妻でしたが、何だかママさんが来ていたような気がするなあ、という事でした。
残された僕たちが、どんな形でその想いをまとめられるか、ということが大切だったのかもしれません。来て下さった皆さん、ママさん、ありがとうございました。
朗読の音楽に「アヴェ・マリア(カッチーニ)」をギターで弾きました。
いろいろな作曲家がアヴェ・マリアを作っていますが、特に心にぐっとくる作品の一つだと思います。
Ave maria ‐ Caccini
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