月一で行っているデイサービスのダンスワークショップ。
すでにダンスという単体のアートの枠を超えて、不思議にも面白い活動になっています。
今日は、ある小学校から招いた子供たちがお年寄りと交流するという企画で、子供たちがお年寄りに手のマッサージをし、しりとりをして遊び、創作ダンスを披露し、最後にみんなで「ふるさと」の曲に合わせたダンスを踊る、という内容でした。
子供たちと触れ合っている皆さんの笑顔は忘れられない輝きを持っていました。
普段は、しかめっ面をして参加しない方も子供の手を取りたそうにしているのが印象的でした。中には、涙を流して喜ばれる方もいます。
僕も伴奏をしながらジーンと涙が出てしまいましたが、それを子供たちに言うと、「うそついちゃいけないよ。」と言われてしまいました。僕も子供のころそうであったように、こんなひげ面のあんちゃんが歌いながら泣いていたなんて、きっと想像できなかったでしょう。
思い返してみると、その空間には僕たちの仲間や施設の職員さんも含めて、1ケタから10代~90代まですべての世代の人が集まっていたことになります。
今、そのようにあらゆる世代の人が同時に何かを共有する、場所、事はどんどん少なくなっています。
奇しくも今日は、広島原爆の日でありました。
TVでは、原爆のこと、それを受けての原発問題のこと、沖縄の基地問題のこと、アフリカの貧困問題のこと、ニューヨークで下着姿の人たちが何人集まれるかというギネスに挑戦した、というようなことをやっていました。
確かに世界にはいろいろな人がいます。
どんな意見を持つ人であっても、仲良く認め合って暮らしていける世の中が、いつかやってきたらいいなと思います。
前回、お年寄りが書いた絵をプリントしたTシャツが完成し、皆さんに配りました。僕も1着いただきました。
大切にします。
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