2013年8月15日木曜日

8/15 暑い一日

先日昼間、ちょっとした文房具が切れたので、角のお店までそれを買いにてくてく歩きました。

Tシャツを肩までまくると、攻め込むような日差しが意外にも気持ち良い。


終戦から68年。

最近はちょっと暑くなっているけれどその日差しや、近所の大きなクスの木や、山の木の葉のざわざわした森も、ずっと変わらずにそこにあるのでしょう。

その日が、うす曇りでじめじめしたか、刺すように照っていたかは知りませんが、人々の思いはその空気とともにそこにあり続けるのだと思いました。


あと30~40年で戦争を経験した人は日本から完全にいなくなってしまいます。

僕は遅い子供だったので父母は戦争経験者です。僕はその2世。そういう意味でいえば、僕と同世代の人はほとんど3世。


「戦争は絶対にしない。」

と皆、呪文のように口々に言うけれど、だんだんと皆の気持ちの根幹が変わってきている。

戦争を体験した人が完全にいなくなって、さらにその子供たちもいなくなった時、その言葉をまだ皆が皆、心に守っているという保証はどこにもない。

今、憲法改正や国防軍の話、安保の話など、いろいろと議論がなされているが、どんな方法をとるにしろ、大事なのはひとりひとりの心の中に、平和への道がちゃんと描かれているかという事ではないだろうか。

現状がどんなに大変で隣人が憎たらしくっても、いつか理解し合って皆が平和に暮らしていくぞ、という気持ちそのものがなければ、どんな軍隊も、憲法も、道具もツイッターも災いしか生まないのだと思います。

TVではしきりに平和に関する討論がなされていて勉強になりましたが、僕の気持ちなんていうものは、よほど知識のある人の前では、簡単に跳ねのけられてしまうような小さな気持ちなんだろうな。

そんな事を、無責任に考えながらぽつぽつとカゲロウの中を歩きました。


今日の一曲

Fela Kuti - Shuffering and Shmiling
http://www.youtube.com/watch?v=Y--5IlljO78

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