別に伏線をはったわけでもなく、すっかり忘れながら、
昨日「志ん生」のことをブログに書いたのですが…。
ちょうどその夜、清水区のカフェ「スノードール」にて、
落語の会があって僕も聴きに行くことになっていました。
上方の、月亭八天さんによる独演会です。
それが最初に偶然、
「替り目」という噺から始まったのでとても嬉しかったのです。
この噺、僕が子供のころ、
父親と一緒に一番よく聴いた話だったからです。
酒飲みの旦那さんが、酔っ払って帰ってきて、
女房にさんざん悪態をつき、お酒を用意させたり、
おでんを買いにやらせたりするのだが、
女房が買い物にでたすきに、
「口ではこんなことを言ってるけれども、
俺はお前なしではやっていけねえ。
いつも心の中ではこうやって手を合わせてるんだ。」
と独り言を言っていると、
「あ!なんだお前まだ行かねえのか!」 と落ちがつく。
(本当はまだ続きがあるらしいが、大体ここで終わり。)
という噺。
いろいろ思い出してちょっとジーンときました。
思い出しって、奥さんとの話じゃないですよ。
僕はおでんは、自分で買いに行かされる(笑)
おあとがよろしいようで。
志ん生の落語のテープ。
実家の押し入れの奥にきっとまだあるんだろうなあ。
帰ったら掘り出してみることにします。
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