2010年11月27日土曜日

11/26

別に伏線をはったわけでもなく、すっかり忘れながら、
昨日「志ん生」のことをブログに書いたのですが…。

ちょうどその夜、清水区のカフェ「スノードール」にて、
落語の会があって僕も聴きに行くことになっていました。

上方の、月亭八天さんによる独演会です。

それが最初に偶然、
「替り目」という噺から始まったのでとても嬉しかったのです。

この噺、僕が子供のころ、
父親と一緒に一番よく聴いた話だったからです。

 酒飲みの旦那さんが、酔っ払って帰ってきて、
 女房にさんざん悪態をつき、お酒を用意させたり、
 おでんを買いにやらせたりするのだが、
 女房が買い物にでたすきに、

 「口ではこんなことを言ってるけれども、
 俺はお前なしではやっていけねえ。
 いつも心の中ではこうやって手を合わせてるんだ。」
 と独り言を言っていると、

 「あ!なんだお前まだ行かねえのか!」 と落ちがつく。
 (本当はまだ続きがあるらしいが、大体ここで終わり。)

という噺。

いろいろ思い出してちょっとジーンときました。
思い出しって、奥さんとの話じゃないですよ。
僕はおでんは、自分で買いに行かされる(笑)

おあとがよろしいようで。

志ん生の落語のテープ。
実家の押し入れの奥にきっとまだあるんだろうなあ。
帰ったら掘り出してみることにします。

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