2013年4月29日月曜日

4/28 物の味


最近うちににやってきた珍しい物。

■種田山頭火句集

実家の知り合いの家が、引っ越しか何かで片づけをしていて、不要だといってうちに渡ってきた物をさらに譲ってもらってきました。

いくつかの句集が綺麗に折本になっていて、とてもいい装丁です。

ゆっくりとめくる時間を作りたいと思います。

父いわく、かなり価値のありそうな物を知らずにずいぶん捨てちゃったらしい、ということ。

自分も結構そういうことをしているかもしれません。物心問わず。


■シミンアルヒ

この間まで仕事でモンゴルに住んでいて、最近帰ってきた義姉がはなむけにもらってきた物で、牛乳を蒸留して作った大変珍しいお酒。

現地でも、お祝いの席でなければ出ないような貴重なお酒で、個人で持ってくる以外に輸出される事は、まずないそうです。

これ、実は「世界三大まずい飲み物」に分類されてしまうこともある程の「馬乳酒(アイラグ)」に匹敵するかそれを凌ぐぐらい、強烈な風味を持っています。

誤解を承知でものすごく失礼な例えをするなら、羊や馬小屋、みたいな匂い。

僕は、あまり他人の食文化に対して、「まずい」とか「臭い」と一言で片付けてしまうのは好きではないので、時々ちょろりと挑戦してみたりするのですが、いや、なかなか、なかなか。

馬乳酒は結構いけたのですが、やはり、現地の空の下で飲むから納得できる、というのは大いにあると思います。


余談ですが、韓国にエイを発酵させた「ホンオフェ」という世界で何番目かに臭いといわれる食品があって、強烈なアンモニア臭がするのですが、これはですね、意外とおいしかった。

ちなみに納豆の臭さは、世界で5番目ぐらいに入るらしいです。

日本人には他の国の食べ物を、臭い、という資格はあまりないようで。


そういった意味では山頭火も結構・・・。

2013年4月28日日曜日

4/26 銀の演奏会

まだまだ夕方になると何となく肌寒い日が続きます。

銀の演奏会は、いつも暖かいライブにしたいと思いながら企画しています。

今回の出演者は、本当にそれぞれ違った方面からの出演で、自分からすると、全員が羨ましくも思える程に、勉強にもなり、何よりも純粋にみんなの演奏を楽しむことができました。

聴いて下さった皆様、ありがとうございました。


■ゼンザエースさん

言わずと知れたUHUオーナー扮する前座のエース。

今回も素晴らしかったですが、別のライブの時、ゼンザエースさんは、1曲しか歌わなかったにもかかわらず歌前の長~いトークで全員の大爆笑を誘い、こんな面白い事ってあるだろうか、と思うや、歌いだすと、その何だか不思議なエネルギーに今度は泣かされてしまいました。

UHUにこの人ありです。


■会津里花さん

今回はカバー曲が中心でした。また里花さんのいいステージを観てしまった、と思いました。

里花さんが学生のころよく歌っていた、というアイルランドの曲「私の愛した街」という歌を僕は初めて聴きましたが、しみじみといい歌で、もうひとつ、彼女の音楽の奥深さを見たような気がしました。


■チバ大三さん

東京からのツアーミュージシャン。「独唱パンク」というものを引っ提げての飛び込みでの参加です。

正直言って、僕はパンクというものに少し偏見がありました。もちろんいいものはいいと思えるけれど、なじめない部分も多かったのです。しかし彼がライブを始めた瞬間、その一挙手一投足に釘づけになってしまいました。

曲や歌詞も素晴らしくて、何というか、男らしい美学、のようなものが伝わってくるように思いました。

同時に、その出演が決まった時に、「パンクかあ…、雰囲気に合うかなあ。」とほんのちょっとでも考えてしまった自分を恥じました。


不思議なことに、彼と話していると、初めてあった気がしなくて、人柄も含めて大好きになってしまったことも付け加えたいと思います。


■佐々木優樹さん&石川裕子さん

ジャズギタリスト、無意識にも一目置いてしまう人。ギター演奏に関しては彼は本当に達人だと思います。

今回はいつも共演している、ヴィブラフォンの石川さんとデュオで演奏してくれました。独特のインプロヴィゼーションは、音の波間を漂っているような、浮かんだ気泡がはじけつづけているような、印象の世界のように僕は感じました。

基本的に無口な彼が、時々ちょっと口にする音楽に対する思いは、聞いていて共感できる部分が多いのです。今度ゆっくり音楽の話をしたいなと思います。



というわけで、自分の演奏には自然と気合が入ってしまいました。

もちろん自分で自分を形容することはできません。がむしゃらですからね。とにかく来てくれた皆さんにとっていい時間であるように、と思うだけであります。


次回も、もう出演者が決まっています。

またぜひ遊びに来て下さい。

2013年4月26日金曜日

4/25 多雨


雨の中の小さな世界。

歩道の隅にかたまった苔などが、ものすごく綺麗な形をしている時があります。

僕達の音楽もそのようなものであるかもしれません。


さて明日は、銀の演奏会です。

雨はやはり銀であります。



■4/26(金)
静岡七間町「LIVEHOUSE UHU」
七間町夜の森 銀の演奏会
出演 チバ大三、佐々木優樹、丸山研二郎 他
open 18:00  start 19:00 前売¥2000 当日¥2300

http://livehouse-uhu.com/

2013年4月24日水曜日

4/24 ライブのお知らせ

今日は雨模様。

いつの間にかツツジや野茨がいっぱいに咲いていて雨に打たれています。

あっという間に4月も後半になったので、季節が行くのは早いなあと改めて感じました。

毎年思うことですね。

自分のブログを読み返してみると、よくもまあ毎日のようにいろんなところを、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしているもんだと思います。今年の初めに考えた、きちんと計画性のある活動をする、というのは相変わらずできているのかできていないのかわかりません。

ある人にそんな話をしたら、「若いうちは、そんなこと言ってちゃだめだよー。」と一喝をもらいました。確かにそっちのほうが正しいような気がします。自分の勝手な気持ちで仕事を選り好みするより、自然にまかせていたほうが綺麗に無駄が削げるのかも。

それに、ありがたいことにどんどん新しい演奏のお話が舞い込んでくるし、曲を作るほうの気持ちも持続しています。

何かと活力が湧いているので、昼間の仕事とのバランスも、前ほど力まなくても取れるようになってきました。


今週は、毎回楽しみにしているUHUの定例ライブがあります。

ゲストも、初めて出会う方と、前から注目していたギタリスト、と期待が膨らみます。

その前日には、いつものマキタさんトコでも演奏をします。こちらも最近はこないだもサトシンのライブにお誘いいただいたように、関係が濃密になってきて、充実しています。

ぜひ遊びに来てください。


■4/25(木)
静岡伝馬町「マキタさんとミッちゃんトコ」
出演 丸山研二郎
20:00~ 21:00~ 22:00~ ¥1000

http://rock-cafe.biz/


■4/26(金)
静岡七間町「LIVEHOUSE UHU」
七間町夜の森 銀の演奏会
出演 ゼンザエース、会津里花、チバ大三、佐々木優樹、丸山研二郎
open 18:00 start 19:00 前売¥2000 当日¥2300

http://livehouse-uhu.com/

2013年4月23日火曜日

4/23 ダンスアウトリーチ その2


デイサービス「久能の里」にてのダンスワークショップ。

僕が参加するようになって2回目です。

詳細は前にも書きましたが、お年寄りにも、何かをイメージし、構築し、表現し、発表し、評価され評価する、そんな過程を通じて無理のない範囲で、何かを得たり、または見る者に対してもっと何かよい印象を与えたりする機会を持ってほしい。

どんな年齢になっても、どんな環境にいても、それはあらゆる形で可能だと思います。

そんなことが、この活動の大きなテーマの一つだと感じます。


今回は、先生が「バラ」の花を持ってきて、それを皆さんに持ってもらい、その雰囲気、香り、形等からイメージしたものを体で表現する、という方法でワークショップを行いました。

僕は、実験的に自作のハープを持って行って、それに合わせてみました。

一瞬。

バラの花を持って体を動かす、ある一部のお年寄りが、とても美しく見えました。

ご本人が意識するかしないか、またはそれがどのように良いのか、ということはまだ分かりませんが、確実にそこに何かの表現が存在していたと思います。


終わった後、施設の方と、こちら側のスタッフと、それぞれ意見交換をしました。

福祉施設の方がどのように利用者さん達を考えているか、ワークショップスタッフの創作的な行為に対する思い、それぞれジャンルは違えど、お年寄りの皆さんに対して、同じような真心を持っているようです。

しかし時には、福祉や医療的な観点から、希望を抑制しなくてはならない時もあります。

僕は、半分は福祉職員の立場、半分は創作的な人間としての立場を持っているので、とても興味深くその議論を聴くことができました。


また来月を楽しみにします。

2013年4月22日月曜日

4/22 吉日


今日はすっかり晴れ、良い日。

大切な仲間のピアニストまゆちゃんが、結婚式を挙げました。


まゆちゃんは、僕が静岡に来て最初に出会ったミュージシャンの1人で、まるで姉のような存在です。

彼女の一家は、昔からどうも他人のような気がしません。

お相手は、ライブのお客さんでもあり、いろいろな活動でもご一緒しているとても素敵な男性。

ふたりが付き合い始めたと聞いた時は、実は何だか意外な感じがしましたが、今日式を挙げている姿を後ろから見ていると、とてもお似合いで、あたたかい気持ちになりました。

僕も負けないようにがんばろう。

前向きな気持ちを貰ってきました。

2013年4月21日日曜日

4/21 厚意

運転中。

一時停止のところで、横断歩道を乳母車で子連れのお母さんが渡ろうとしていたので、待っていると、後ろの車に大きな音でクラクションを鳴らされました。

このやろ~、と思いましたが、何だか悲しくなりました。

ただ単に洞察力のない人だと信じたいものです。


確か幼稚園のころ、父の外出中、母と2人でどこかに出かける用事があり、玄関で準備をしていると、今はもう大分少なくなりましたが、見知らぬホームレスのおじさんがコンコンとやって来て、何か食事を恵んでください、と言いました。

すぐに出かけなければならなかったので、そのことを母親が伝え、こんな物ですみませんがバナナでよかったら食べてください、と言ってそれを渡すと、

おそらくもっといい物を貰えると期待していたのか、おじさんはそのバナナを、ぽーんと脇に投げ捨ててそのまま出て行ってしまいました。

バナナは大きなツツジの植え込みに落ちました。


その飛んだバナナのきれいな放物線が、鮮やかに脳裏に焼き付いていて、なぜかそれを思い出しました。

その時に妙にほのやかな悲しさを覚えて、今だにそれは心に残っています。

2013年4月20日土曜日

4/20 Wordの失態

仕事中パソコンで…、

「車いす」と打とうとしたら、「増える売僧」と出てきました。

売僧は(まいす)と読み、聖職につきながら物を売ったりする生臭坊主のことをいうのだそうです。う~む、ミュージシャンでも奇麗事ばかり並べ立てるやつが増えているような気がする。


「在宅介護」と打とうとしたら「財テク化以後」と出てきました。

そんな時代もあったようです、僕は景気のいい時代に生きた事はなかったなあ。


「ベッドサイド」と書こうとしたら「バッドサイド」に。

過ぎたるは何とやら、やはり物事には必ずいい面と悪い面があって…、我慢できない人はそちらに落ちるようで。


パソコンというものは、時々面白いことを言います。

半分は僕の打ち間違いか…。

4/19 舞踊とギター


昨日の夜は遅く、今朝は早かったけれど、なぜか今日は妙に体調がよかったのです。

頭もすっきりしていて、体も軽かった。

大体、朝は職場に行くとじっとりと体がだるくて、今日こそは体調が悪いと言って早退しよう、と毎回のように思うのです。(ほんとに帰ったことはありませんが。)

考えてみると、昨日のライブは全体にとてもいい雰囲気でした。

自分も個人的にかなり納得のいく演奏が出来たし、他の出演者の演奏も何だか皆ほとばしっているように感じました。

きっといいエネルギーを分けてもらって来たんだと思います。



5月に公演予定の「舞語り」の稽古が始まりました。

音楽が、語りや舞に寄り添う部分と、遊離する部分。

どんな風に演出をするか、その場で相談しながらの手探りの練習でしたが、今回の作品のテーマの一つである男女の愛の価値観についても語り合うと、作品が少しずつ形を見せ始め、面白い舞台になりそうな予感がしました。


共演の関根さんは、演出においてまずは、自分だったらどんなものが観たいのか、ということを大事にしたい、と話してくれました。

音楽においても、まず自分が気持ちいいと思える音、を目指すことが最低限必要な道筋だと思います。

その道がそれると、どうしてもうわべだけの、どこか矛盾したものが出来上がってしまいます。

その上、いい加減な生活をして自分をおとしめたり、つまらないことを教わりすぎたりすると、その「何が気持ちいいのか」の判断基準が根幹から揺らいでしまうのです。

どんなものを作る時でも、葛藤することです。

自分にそれが正しく判断出来ているかどうかは、永遠に分からないような気がします。

2013年4月17日水曜日

4/17 ある日

最近はちょっと理屈っぽい記事が多かったので、何か楽しい事を書きたいな、と思っていましたが、何だか地震は多発しているし、職場でも面倒なことが多かったので、心がぐらぐらとしています。

近所にいた青い鳥が毎朝鳴いていて、それがつがいであることに気がつきました。

メスのほうは少しくすんだ色をしています。

お茶の新芽が大分伸びてきました。

はなみずきが満開になった。

毎日はそんな事です。


今日の一曲。

次はこの曲をカバーしてみようかと思います。

Leo Brouwer(レオ・ブローウェル) -Un Dia de Noviembre(11月のある日)
http://www.youtube.com/watch?v=L8cBiAVMfjI

4/16 理念

福祉のほうの職場で、施設を移転するという話が持ち上がり、これを機に改めてもともとの理念について考え直そう、という話をしています。

そのコンセプトは「共に生き、はたらく街へ」というのですが、なかなか分かりやすくきれいな言葉だと思います。


同じようにミュージシャンにとっても、どんな音楽をやりたいのか、という根本的な思いを改めて考えることは大事だと思います。

なので、僕もプロフィールの言葉などを改めて考え直してみることにしました。

ところがよく考えてみると、自分も含めて、「こうあるべき。」と自分で考えた理屈に囚われて自由な発想が出来なくなっていることのほうが身近では多いような気がしてきました。


演奏した録音などをごくたまに聴きかえしてみると、自分が、こうしたい、と思ってやった演奏より、何か他のジャンルや活動に参加したもののほうが、自由にのびのびとプレイしていたりすることがあります。

理念を守りながら、柔軟に演奏できたらいいな、と思います。


今日の1曲。最近よく聴いているもの。

John Abercrombie Quartet - Alchemy

2013年4月16日火曜日

4/15 cobalt1

今ちょこちょこと録っているソロアルバムに、1曲だけキーボードを入れたいと思い、ピアノのまゆちゃんにお願いをして、録音してもらいました。

難解な楽譜を渡して、急に演奏してもらったにもかかわらず素晴らしい音を入れてくれました。


今半分ほど録り終えましたが、正直言って変わった音楽になっています。

自分の演奏技術は、聴けば聴くほど稚拙ですが、ある面で心の中のある部分に迫れているような気もします。

ある~ある~、ばっかりでわかりませんね。


今回完成したのはCobaltという曲。

あともうちょっとです。

2013年4月14日日曜日

4/13、14 お花見ダンス

桜はとうに散ってしまいましたが、昨日今日と、市民文化会館の主催するダンスワークショップ、今度は子供版に参加しました。

自然に落ちているもの(葉っぱや枝、時にはごみくずなど)からイメージした言葉や、感覚をモチーフに親子でダンスを創作するワークショップで、僕は子供たちや親御さんと相談しながら即興で音楽を作ってそれに合わせました。


子供たちは最初は、わかんない…、と恥ずかしがったりしていました。

でもそのうちだんだんと伸びやかに動くようになって、最後には一端の表現者に見えるような子もいました。

発表会は、駿府公園の芝生にて。

参加者はそんなに多くありませんでしたが、ほのぼのとしたいい企画だなあと思いました。


それを芸術的に表現するかしないかは別として、自然や街の音に耳を傾けたり、時には道端の小さな何かを見つめてみたり、大きな風などと一体になろうとしてみたり、そんなような気持ちはとても大切なのではないかと思います。

僕は、先生が、必ずしも「踊る」ということは、ダンスの形をして非日常的に体を動かすだけではなくて、何かまわりで起こっていることに、どういう風に反応して、どういう風に今度はまわりに対して行為していくか、ということと繋がっているんだ、と子供たちに教えようとしているのかな、と思ってハッとしました。

発表会の間、何台か救急車が遠くを通り過ぎて行きました。僕たちが芝生で楽しんでいる間に、その音の下では、苦しくて悲しくて泣いている人がいるかもしれません。

これは僕の例えですが、常に大きな全体を踊るのが、いい踊り手ではないかと思うのです。

2013年4月13日土曜日

4/13 青い鳥


ライブに行く前、家でギターの練習をしていると、急にベランダにとてもきれいにさえずる鳥がやってきて鳴き始めました。

朝方よく鳴いていて、夢うつつに、何てきれいな声なんだろう、と思っていたのと同じ声でありました。

そっとうかがってみると、大きさはムクドリぐらい、お腹は赤茶色で、それ以外の全身が瑠璃色のきれいな鳥で、ちょんちょんとベランダを横飛びしながら、うちの植物を覗き込んでいる姿が、あんまり可愛いので、しばらく馬鹿みたいににやにやしながら眺めてしまいました。

調べてみると、「イソヒヨドリ」という鳥だそうです。

ヒヨドリと名がついていますが、実際は違う種類で、ツグミの仲間だとか(ぼ、僕はツグミを食べたことがあります、ゴメンネ…)。


僕は無条件で鳥が好きです。

セロ弾きのゴーシュの中に、セロ弾きがカッコーに音楽を教わるシーンがありますが、「何だか聞けば聞くほどカッコーのほうが本当のドレミファにはまっているような気がするのでした。」という言葉があって、僕もどうもそんな気がしています。


よく、夏の朝に林の中でヤマバトが「ぽーぽぽっぽぽう」と鳴いていますが、うちの父親はどうもそれが「週休二日制(しゅーきゅふつかせい)」に聞こえるらしいです。

これは余談でした、スミマセン。

4/12 伊太利亭~CAPU~やまぼうし


妙に長い3日間でした。遅ればせながらライブレポートを。


■伊太利亭

この日の里花さんは、本当に素晴らしかった。

何だか言葉が、すっと心に届いてくる感じでした。最近の里花さんはバンド「凪」の曲をカバーしたりしていて、それも素晴らしい。

里花さんは、繊細で振れ幅の大きい人ですが、僕は割とビッグヒットにあたる確率が高いです。これはうれしい限りです。


■CAPU

その凪の石田さん、しほちゃん、そして里花さんと、僕との4人の編成でCAPUに出演しました。

仕事から帰ってライブに行く前、その編成でやる予定だった凪の曲を、歌詞カードにしてコードを書いておこうと思い歌詞を書き移していると、しみじみとした言葉の良さに、じーんと目頭が熱くなってしまって、泣きながら書いてしまいました。

どうも最近涙もろくていけません。

今回は、久しぶりに「ノーザン☆スター」さんとの共演。

詳しくは書かないけれど、彼女の身の上には最近大変なことがあったようで、それでも力強くそれでいてやさしい歌声を聴いていると、ステージの最中、僕はずっと涙が止まらなかった。


■やまぼうし

ほぼ1年ぶりのやまぼうしです。

これも久しぶりの、塩倉亮治くんとの共演でした。

3日間のうちで、一番まったりと肩の力を抜いてライブができたような気がします。意外なお客さんも来てくれました。

やまぼうしは僕の静岡での原点です。



ざらざらと書いてしまいました。

ちょっと今日は稚拙な文章ですが、この3日間で思ったより沢山の刺激があって心が一杯になってしまったので、許してください。


明日は、前にも書いた、ダンスワークショップの演奏に行ってきます。

ちょっと特別企画で、今度は子供向けのワークショップをするそうです。明日練習し、あさって発表会、という事だそうです。

ため込んだものを、また放出してきます。

2013年4月10日水曜日

4/9 藤棚

藤の花が満開でいい香りを立てていました。

山では藤は他の木に巻きついて枯らしてしまうので、割と悪役だったりしますね。

音楽家というのも似たようなものです。

時々きれいな音を出したりしますが、まあ大体たいした人間ではありません。


明日からは、連続でライブがあります。伊太利亭~CAPU(カプー)~やまぼうし、という3日間です。

ぜひお時間あれば遊びにいらしてください。詳細は演奏予定をご覧ください。

昼間は録音に精を出します。

2013年4月8日月曜日

4/7 ひなたうた


静岡の街をはなれて車で山道を40分ぐらい行ったところに、日向(ひなた)という町があります。

何年か前に、よくそのうねうねの県道沿いにある温泉に入りに行ったり、滝を見に行ったりしていました。

川がちょうど谷に沿って弧を描いているところの外側に、きれいに並んでいる小ぢんまりとした集落で、こういうところには一体どんな人が住んでいるんだろうなあ、と思っていたら、なんとライブをすることになりました。

呼ばれて初めて知りましたが、音楽仲間のサトシンこと「佐藤慎哉」さんが実はそこの出身で、その町のご当地ソング「ひなたうた」を作ったとか。

そのCD発売記念として、町にある大川小・中学校の体育館を会場にして演奏しました。

お客さんはほとんど地元の方。

小中あわせて20人ぐらいの子供さんが、そのCDには声を吹きこんでいて、ライブの時にも会場に来て一緒に歌っていました。


やまゆりがうたう、ひなたうた♪
ほたるもうたう、ひなたうた♪


何だかゆっくりしていい町です。

サトシンの、一見ワイルドだけどあったかい人柄には、そういう影響があったんだな。

体育館の窓からは青空と白い雲が交互に見えて、明るくなったりほんのりうす暗くなったり、風で木がざわめく音が時折聞こえてきたりと、気持ちのいい会場で、出演のサトシンはじめ、風太さんも、大木さんも、いつもより2割増しぐらいで雰囲気のよい演奏でした。


話をしていると、空いた古民家に住みませんか、という活動をしている人がいるとか、むむ、ちょっと遠すぎるかなあ…。

話だけでも聞いてみようかな。

2013年4月7日日曜日

4/6 僖響 静岡まつり


雨の日はなぜか練習が進みます。


今日は静岡まつりの中日。

和楽器演奏集団「僖響(ききょう)」+研ちゃんのユニットで、イベントの中心「大演舞場」にて演奏をしました。

しかし奇しくも残酷な低気圧の襲来に、会場は写真のような有様でありました。まあ、天候には勝てません。

夜の花火や、ほかメインイベントはほとんど中止だったのです。


それでも舞台には、結構長めに張り出した屋根があったので、ほんのちょっとお客さんが雨をしのげるスペースがあり、待っている方もいらっしゃったので、かなりこじんまりとした感じで、演奏は決行しました。

司会者やスタッフの方も集まってきて、ほぼやけくそという感じでしたが、かえって力が抜けて、みんないい演奏が出来たような気がしました。

異例のアンコールも頂く。


考えてみれば、静岡まつりにかかわるのは初めてでした。

来年は晴天になることを祈ります。


さて明日は、山のほうにある「大川中学校」というところのイベントで演奏をしてきます。

サトシン、風太さん、大木さん、僕、というマキタさんトコで演奏する面子が集まりました。面白いライブになること請け合いです。

ちょっと遠いので、話題だけ。




2013年4月5日金曜日

4/4 ライブのお知らせ


原っぱの、ジ~という虫がもう鳴いています。


11日のライブのために、里花さん、シアンさん、ゲストボーカルしほちゃん、と4人で練習をしました。

僕の曲を2曲、里花さんとしほちゃんが歌ってくれます。

いつもは、少し難しいアレンジでやっているものを、フォークソングっぽいアレンジにして歌いやすくしたところ、とてもいい雰囲気で、かえって歌詞の内容が活きるような気がしました。

これからそういう風にやろうかな。


ここしばらくのライブ告知です。

お気軽に遊びにいらしてください。


■4/10(日)
静岡紺屋町「リアルフードレストラン伊太利亭」
リアルフードプロジェクト~音楽を感じよう~
出演 会津里花、丸山研二郎
19:30~ 休憩あり 2ステージ ¥2500(食事付)

http://real.italytei.jp/


■4/11(木)
静岡「cafe CAPU(カプー)」
Acoustic LIVE @capu
静岡市葵区常磐町3-6-13/054-252-5343

出演 シアン,会津里花&丸山研二郎、ノーザン☆スター
OPEN/19:00 START/20:00
CHARGE/1500円+1オーダー

※要予約
お席に限りがあります!
予約はこちらまで→northrnstar5312@yahoo.co.jp

CAPU
http://cafecapu.com/



■4/12(金)
静岡辰起町「cafe やまぼうし」
出演 塩倉亮治、丸山研二郎
19:30~21:00
¥500(ワンドリンク付)+投げ銭

http://yamaboushi.nobody.jp/

2013年4月3日水曜日

4/2 舞語り


十字路で…、

悪魔に出会ったのはロバート・ジョンソンですが、先日、十字路で何年も会っていなかった音響屋さん兼イベンターの通称びやぼんさんと車ですれ違い、

「あ、そういえばまるけん君がいたじゃないか!」と思い出してくださったというご縁で、「舞語り」と題した公演に音楽で参加させていただくことになりました。

一瞬目があったなあ、気付いたかな?と思っていたらその夜電話をくださいました。

十字路云々はびやぼんさんの話題です。まあ、大体悪魔は僕のほうですね。


彼は日本舞踊と朗読を中心にした舞台を企画していたところで、そういった創作的なコラボレーションに音楽をつけられるというミュージシャンはいないかなあ、とちょうど悩んでいたのだそうです。

舞踊は、静岡の舞台芸術センターSPACの俳優「関根淳子」さん、朗読に同じく俳優の「奥野晃士」さん、そして音楽が僕です。


今日初めて顔合わせをして、いろいろとコンセプトについて話し合いました。

とても印象的だったのは、皆さんがそういった異種の融合に対してとても慎重にのぞんでいらっしゃるということ。

僕も、興味本位でいい加減なコラボレーションをしようとすると、お互いを殺しあったり、純粋な美をそぐことになると思います。

だからこそ、そういった心ある先輩の胸を借りて、大切な勉強をさせていただけるような気がしました。


本番は、今のところ、

5/25(日)19:00~
劇団「関根淳子」公演「舞語り」、坂口安吾「桜の森の満開の下」
会場:東壽院(静岡市清水区但沼873.)
前売¥1500 当日¥1800

お申込み・お問い合わせ
トラディショナル・サウンド(堀池)
090-3458-4497
biwabon@hotmail.com


という情報(仮)になっています。

ぜひ見にいらしてください。

2013年4月2日火曜日

4/1 新しいアルバム


レコーディングを始めました。

思いをかたちに、などと言えば陳腐な表現ですが、心にためこんでいるだけでも役には立たないようです。

white、cobalt、orangeという3つのテーマで組曲(…とよべるのかどうか?)を作ってみました。全部で11~12曲のアルバムになりそうです。

最初はギターソロから始まって、ちょっとだけ重ね録りをしたり、ゲストに演奏してもらったりした曲も登場させて、シンプルでも噛みごたえのある作品に仕上げたいと思います。

3つのテーマと、全体にはちゃんとコンセプトがあります。

それはどんなかって?

内緒です。

もとい、手にとってのお楽しみというところです。