デイサービス「久能の里」にてのダンスワークショップ。
僕が参加するようになって2回目です。
詳細は前にも書きましたが、お年寄りにも、何かをイメージし、構築し、表現し、発表し、評価され評価する、そんな過程を通じて無理のない範囲で、何かを得たり、または見る者に対してもっと何かよい印象を与えたりする機会を持ってほしい。
どんな年齢になっても、どんな環境にいても、それはあらゆる形で可能だと思います。
そんなことが、この活動の大きなテーマの一つだと感じます。
今回は、先生が「バラ」の花を持ってきて、それを皆さんに持ってもらい、その雰囲気、香り、形等からイメージしたものを体で表現する、という方法でワークショップを行いました。
僕は、実験的に自作のハープを持って行って、それに合わせてみました。
一瞬。
バラの花を持って体を動かす、ある一部のお年寄りが、とても美しく見えました。
ご本人が意識するかしないか、またはそれがどのように良いのか、ということはまだ分かりませんが、確実にそこに何かの表現が存在していたと思います。
終わった後、施設の方と、こちら側のスタッフと、それぞれ意見交換をしました。
福祉施設の方がどのように利用者さん達を考えているか、ワークショップスタッフの創作的な行為に対する思い、それぞれジャンルは違えど、お年寄りの皆さんに対して、同じような真心を持っているようです。
しかし時には、福祉や医療的な観点から、希望を抑制しなくてはならない時もあります。
僕は、半分は福祉職員の立場、半分は創作的な人間としての立場を持っているので、とても興味深くその議論を聴くことができました。
また来月を楽しみにします。
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