2013年4月14日日曜日

4/13、14 お花見ダンス

桜はとうに散ってしまいましたが、昨日今日と、市民文化会館の主催するダンスワークショップ、今度は子供版に参加しました。

自然に落ちているもの(葉っぱや枝、時にはごみくずなど)からイメージした言葉や、感覚をモチーフに親子でダンスを創作するワークショップで、僕は子供たちや親御さんと相談しながら即興で音楽を作ってそれに合わせました。


子供たちは最初は、わかんない…、と恥ずかしがったりしていました。

でもそのうちだんだんと伸びやかに動くようになって、最後には一端の表現者に見えるような子もいました。

発表会は、駿府公園の芝生にて。

参加者はそんなに多くありませんでしたが、ほのぼのとしたいい企画だなあと思いました。


それを芸術的に表現するかしないかは別として、自然や街の音に耳を傾けたり、時には道端の小さな何かを見つめてみたり、大きな風などと一体になろうとしてみたり、そんなような気持ちはとても大切なのではないかと思います。

僕は、先生が、必ずしも「踊る」ということは、ダンスの形をして非日常的に体を動かすだけではなくて、何かまわりで起こっていることに、どういう風に反応して、どういう風に今度はまわりに対して行為していくか、ということと繋がっているんだ、と子供たちに教えようとしているのかな、と思ってハッとしました。

発表会の間、何台か救急車が遠くを通り過ぎて行きました。僕たちが芝生で楽しんでいる間に、その音の下では、苦しくて悲しくて泣いている人がいるかもしれません。

これは僕の例えですが、常に大きな全体を踊るのが、いい踊り手ではないかと思うのです。

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