運転中。
一時停止のところで、横断歩道を乳母車で子連れのお母さんが渡ろうとしていたので、待っていると、後ろの車に大きな音でクラクションを鳴らされました。
このやろ~、と思いましたが、何だか悲しくなりました。
ただ単に洞察力のない人だと信じたいものです。
確か幼稚園のころ、父の外出中、母と2人でどこかに出かける用事があり、玄関で準備をしていると、今はもう大分少なくなりましたが、見知らぬホームレスのおじさんがコンコンとやって来て、何か食事を恵んでください、と言いました。
すぐに出かけなければならなかったので、そのことを母親が伝え、こんな物ですみませんがバナナでよかったら食べてください、と言ってそれを渡すと、
おそらくもっといい物を貰えると期待していたのか、おじさんはそのバナナを、ぽーんと脇に投げ捨ててそのまま出て行ってしまいました。
バナナは大きなツツジの植え込みに落ちました。
その飛んだバナナのきれいな放物線が、鮮やかに脳裏に焼き付いていて、なぜかそれを思い出しました。
その時に妙にほのやかな悲しさを覚えて、今だにそれは心に残っています。
一時停止のところで、横断歩道を乳母車で子連れのお母さんが渡ろうとしていたので、待っていると、後ろの車に大きな音でクラクションを鳴らされました。
このやろ~、と思いましたが、何だか悲しくなりました。
ただ単に洞察力のない人だと信じたいものです。
確か幼稚園のころ、父の外出中、母と2人でどこかに出かける用事があり、玄関で準備をしていると、今はもう大分少なくなりましたが、見知らぬホームレスのおじさんがコンコンとやって来て、何か食事を恵んでください、と言いました。
すぐに出かけなければならなかったので、そのことを母親が伝え、こんな物ですみませんがバナナでよかったら食べてください、と言ってそれを渡すと、
おそらくもっといい物を貰えると期待していたのか、おじさんはそのバナナを、ぽーんと脇に投げ捨ててそのまま出て行ってしまいました。
バナナは大きなツツジの植え込みに落ちました。
その飛んだバナナのきれいな放物線が、鮮やかに脳裏に焼き付いていて、なぜかそれを思い出しました。
その時に妙にほのやかな悲しさを覚えて、今だにそれは心に残っています。
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